明治大学知的財産法政策研究所

Intellectual Property Law and Policy Institute (IPLPI) at Meiji University

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* 既に終了したシンポジウム等については、概要についてはそれぞれの開催年のページを、議事録等の資料についてはArchiveのページをご覧ください。

2018年11月28日

明治大学知的財産法政策研究所(IPLPI)シンポジウム

「サイトブロッキングを巡る立法上の諸課題」
EUの動向と日本法への示唆

科学研究費補助金 基盤研究A 平成27~31年度
「知的財産権と憲法的価値」による事業




【開催の趣旨】
 現在、内閣府知財本部を中心に海賊版対策としてサイトブロッキングの法制化が検討されている。サイトブロッキングの必要性・有効性それ自体についても激しい議論が展開されているが、仮にサイトブロッキングを実際に法制化するとしても、ブロッキング請求権の法的性質はいかなるものか、対象となる海賊版サイトをいかに特定するのか、仮処分等の非訟的手続によるブロッキングは許容されるか、不服申立ては誰にどのタイミングで認めるべきかなど、憲法・情報法・知財法・民事訴訟法に跨る複数の法的論点を逐一克服していく必要がある。既にブロッキングを実施しているEU諸国では、これらの論点についての判例・学説上の蓄積があり、その批判的検討も含めて、我が国の法制度のあるべき方向性を考えるうえでも大いに参考になる点がある。
そこで、本シンポジウムでは、昨年、Injunction Against Intermediaries (Cambridge University Press, 2017)を上梓された、EUにおけるサイトブロッキングについての新進気鋭の研究者であるTilburg大学のMartin Husovec氏を招聘し、サイトブロッキングの法理論・法実践の現状と諸課題について報告をしてもらい、併せてそれを受けた国内有識者によるパネル討論を実施することで、新たな視点から立法上の諸課題を明らかにしたい。

【日時・場所】
2018年11月28日(水) 13:30から17:30 (開場13:00)
明治大学駿河台キャンパス グローバルフロント1階 グローバルホール(地図)

【主催】
明治大学知的財産法政策研究所(IPLPI)

【定員】
180名 (申し込み方法及び基調講演のライブ配信については下記参照)

【参加費】
無料

【プログラム】
13:30 主催者挨拶:髙倉成男(明治大学専門職大学院法務研究科長)
13:35 問題提起:木下昌彦(神戸大学大学院法学研究科准教授)
13:50 基調講演「サイトブロッキングに関するEUの法理と実務」
        Martin Husovec(Assistant Professor, Tilburg University)
       (60分、逐次通訳時間込み)

14:50 休憩(20分)

15:10 パネル討論「日本法における立法上の諸問題」(2時間15分)
     司会:木下昌彦(前掲)
     パネリスト:
           飯村敏明(ユアサハラ法律特許事務所弁護士)
           上野達弘(早稲田大学法学学術院教授)
           成原 慧(九州大学法学研究院准教授)
           山本和彦(一橋大学大学院法学研究科教授)

     フロアからの質疑と応答
      Husovec氏のコメント

17:25 閉会の挨拶(5分)

【参加申込み】
(1) 9月12日12時以降、こちらからお申込みください。なお、定員に達しましたら、締め切りと
させていただきます。
(2) フソベック氏の基調講演については、ライブ配信の予定です。視聴の方法は、詳細が決まり
次第、こちらのホームページでお知らせいたします。



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