次から次、新たなニュースが現れる中すでに忘れ去られようとしている出来事の
一つが加山雄三さんのヨットの焼失です。
これは加山さんの営々と紡いで来た夢そのもので、いったい80歳近くになって
その夢が潰えるというのはどういう心持ちであろうかと、無残な思いがいたします。
加山さんが育った湘南の大邸宅に加山さんのお父様に泊めていただいたことがありますが、
父息子ともに大借金を背負った時期があり、加山さんは債権者から肩を足で蹴られたことも
あるそうで、そんな苦難をくぐり抜けた果ての夢がヨットでした。
人生は、時にむごい仕打ちをするものだと思いますが、しかし思えば様々の苦難を超えながらも
78歳でまだお元気、現役で活躍。誰もが得られるというわけでもないスターの座を
手にして、光も多い人生です。
その意味では普通の人の人生の数倍も濃いかもしれません。
お好きな海が消え果てたわけでなし、というのがいかほどの慰めになるとも
思わぬけれど、いずれまた一歩を踏み出していただきたいと思います。
人生100年時代、まだ20年あるかもしれません。
誤変換他 後ほど
加山さんの大ファンとして、小生もいたたまれない気持ちです・・。
加山さん御本人が公的にされておりますので、ご存知の方々も多いかと思いますが、平成の時代になっても、経営に参加されていた新潟のスキー場の破綻から現在も負債を抱えられ、光進丸は債権者の方々が担保として管理されていたのが実情・・。
加山さん曰く「債権者の方々の暖かいご厚意で、売却・解体もされず、大切にしてくださっているんです」
「債権者の方々が僕のファンで、加山さんが自由に使ってください・・の言葉がどれだけ有り難かったか・・」旨、いつも、しみじみ語っておられ、それだけに、加山さんも関係者の方々も
意気消沈なさっておられるでしょう・・。
しかしながら、いつも苦難を乗り越えられてきた加山さんの事ですから、きっと立ち直られる筈!と、ファンの一人として、心から激励を贈らせて頂きたい気持ちです・・。
それにしても、先生が仰る通り、大切にしてきた貴重な宝物や財産・・。
美術品や衣料、装飾品であれ、資料にしても不幸な災難で失うと、喪失感は計り知れないでしょうね・・。
東日本大震災でも、津波の瓦礫の中から発見された、沢山のアルバムや家族写真を回収・修復なさっている現地の方々の様子にも、いたたまれない気持ちでした・・。