来月10-14日に済州で行われる韓国海軍の国際観艦式に、日本の海上自衛隊の艦艇が「旭日昇天旗」を掲げて参加することが分かり、論議を呼んでいる。
旭日昇天旗は第2次世界大戦当時に旧日本軍が使用していたもので、日本帝国主義の象徴とされている。済州の国際観艦式には日本の駆逐艦1隻が旭日昇天旗を掲げて参加する予定だ。
韓国軍の消息筋は6日「1998年と2008年に韓国で開催された国際観艦式にも日本の軍艦が旭日昇天旗を掲げて参加した」として「日本の海上自衛隊はこの旗を使用しており、入港を禁止することはできない」と話した。韓国海軍は国民感情を踏まえると論争は不可避だと認識しながらも、現実的には入港を禁じる法的・制度的装置がなく、頭を悩ませているという。
今回の国際観艦式は、14か国から21隻の軍艦と45か国の代表団が参加することになっており、韓国で開催される国際観艦式としては最大規模になるという。特に米軍からは第7艦隊所属の原子力空母「ロナルド・レーガン」など4隻の艦艇が参加する。ロナルド・レーガンは約80機の各種艦載機を搭載しており、北朝鮮による核・ミサイルの挑発が相次いだ去年、韓半島(朝鮮半島)周辺に配備され、韓米合同軍事演習にも参加した。韓国海軍の関係者は「来月、ロナルド・レーガンが来ても韓米演習を実施する計画はない」と話した。今回の国際観艦式にはロシア、中国、インドなどの海軍の艦艇も参加する。