県議会が開会 災害への備え強化へ
県議会の9月定例会が6日、開会した。谷本知事は、先週以降、県内で大雨と台風による被害が相次いで発生したこと踏まえ、改めて、災害への備えを充実させる考えを示した。 先週の能登を中心とした大雨では、11の河川で水があふれ、住宅の浸水などの被害が発生。また、4日は台風21号の通過に伴う強風により、県内でもけが人が出るなど、多数の被害が確認されている。6日の県議会で谷本知事は水害の未然防止に向けて川底にたまった土砂の除去や地域住民へのハザードマップの周知など防災対策に力を入れていく考えを示した。一方、この日は北海道で震度7の地震が発生し、甚大な被害が出ている。県内では、11年前の能登半島地震以来、大きな地震は起こっていないが、谷本知事は被害を少なくするため、耐震補強や自主防災組織の体制を強化していくなどの備えが重要だと強調した。
2018.09.06 19:07