街の名所や収集物を探しながらスウィングしたり、スパイディのスーパーパワーやガジェットを駆使して犯罪と戦ったり、『Marvel’s Spider-Man』は隅々まで楽しさが詰まっている。私がプレーしたスーパーヒーロー・ゲームの中でも最高傑作だと自信をもって断言できる。

良い点:
・文句なくゴージャス
・無駄がなく効果的なストーリーテリング
・とにかく爽快
悪い点:
・阻止すべき犯罪にバリエーションがない
・バカなAI

このゲームのことが頭から離れない。プレーしていない時は、プレーしたくなるのだ。スウィングは素晴らしいし、戦闘は奥が深く多彩、そしてやることが山のようにあるのである。物語は感動的で共感を呼ぶし、ファン・サービスも盛り沢山だ。今年最も美しいゲームの一つであり、これまででプレーしたゲームの中でもトップ・クラスの出来である。

コンセプト: 街の移動、ストーリーテリング、パワーの追求に秀でた、オープンワールドのスーパーヒーロー体験
グラフィック: スパイダーマンのアニメーションは、往々にして声が出てしまうほど素晴らしい。街とキャラクター・モデルも細部に凝っている
サウンド: John Paesanoのサウンドトラックは壮大かつキャッチ―。声優の演技も突出している。Yuri Lowenthalは見事なスパイダーマンを演じきっているし、Laura Baileyも完璧なメリー・ジェーンだ
プレー性: スパイダーマンとして、ほぼ何でもできると思わせてくれる操作性。ウェブ・スウィングは滑らかで、戦闘は手に汗握る
エンターテイメント性: ゲームプレーと同じくらい物語が素晴らしい。どちらも、ハラハラドキドキの興奮を与えてくれる
リプレー性: 高め

『Batman: Arkham Asylum』のように、『Marvel’s Spider-Man』は世界中で最も愛されるスーパーヒーローの一人のハードルを上げている。スパイディの能力を最大限活用できているのだ。Insomniacは、ピーターや脇役陣をスパイディと同じくらい印象的かつ魅力的に描くことに成功している。プレー外から物語の最後の一コマまで常にエキサイティングであり、続編を待つのが拷問になるような真相が明らかになることを考えると、本当に驚きである。

良い点:
・ゴージャスなビジュアル
・素晴らしいゲームプレー
・練られた物語とキャラクターたち
・Marvelやスパイダーマンの歴史がてんこ盛り
・驚き満載
・サイド・クエストやアクティビティが最高に楽しい
悪い点:
・進行を一時的に妨げるバグ

私の期待を凌駕してくれた『Marvel’s Spider-Man』は、豊富なコンテンツ、最高の物語、そしてPS4最高峰のビジュアルを提供してくれる。

『Marvel’s Spider-Man』は、『Batman: Arkham Asylum』以来最高のスーパーヒーロー・ゲームだ。スウィング、戦闘、ニューヨークという街自体が合わさり、エキサイティングで忠実なスパイダーマン体験を生み出している。スパイディのファンなら、この最新デジタル・アドベンチャーをチェックすべきである。

これはスパイダーマン・ゲームの最高傑作であり、『Spider-Man 2』から王座を奪っている。と同時に、PS4独占タイトルとしても、スーパーヒーロー・ゲーム全般としても、最高傑作の一つだろう。

良い点:
・アクションを盛り上げる感情のこもった物語
・移動するのが最高に楽しい爽快なウェブ・スウィング
・バラエティとスキルに報いるダイナミックな戦闘
・素晴らしいボス戦とエキサイティングな物語的見せ場
・洗練された映画的演出
・面白いバラエティを加味する探索部分とセカンダリー・キャラクター
悪い点:
・一本調子で退屈に感じがちな任意のサイド・クエスト
・一部のテイクダウン・アニメーションと軽口台詞が単調になりがち

細かな不満も、人気キャラクターを忠実に再現するというInsomniacの偉業を曇らせることはない。スパイディになり切って能力を駆使するのは爽快だし、スーパーヒーロー物の仰々しさにもかかわらず、主要キャラクターを掘り下げることで感動的な物語を生み出している。オープンワールドのスパイダーマン・ゲームは過去にも存在したが、本作ほど魅惑的で個性に溢れたゲームは存在しなかったし、スパイディ・ユニバースの様々な側面を忠実に描いたゲームも初めてだ。Insomniacは、クレジットが流れた後ですらまだNYの街をスウィングしたくなる、印象に残るスパイダーマン体験を作り出している。

物語 9.0: 熱心なファンが大いに気に入り、カジュアルなファンも楽しめるスパイディ・ヴァース
プレゼンテーション 10: 文句なくゴージャスで、PS4で最も美しいゲームの一つだ
ゲームプレー 8.0: 革新性はあまりなく、『Batman Arkham』シリーズを彷彿とさせるものの、上手く機能したシステムは最高に楽しめる
サウンド 9.0: 最高の演技、一流の音楽など、全てを内包した体験だ。ノイキャン付きヘッドセットで聴こう

史上最高のスパイダーマン・ゲームであり、PS4最高峰の一つ。万人が楽しめるゲームであり、映画が好きなだけであっても、スパイディのコミックを読み漁る熱心なファンであっても、何かしらは必ず楽しめるはずだ。

良い点:
・目を見張るグラフィック
・スパイダーマン気分を堪能できる
・豊富なバラエティ
・作り込まれたスパイダー世界
・素晴らしい演技
悪い点:
・DLCまで解決しないいくつかのサブ・プロット
・バラエティ不足なステルス
・QTEやオープンワールドのお約束

『Marvel’s Spider-Man』は、究極のスパイダーマン気分を存分に堪能させてくれる。高速で街中をスウィングしたり、ピョンピョン飛び回って空中に投げたりしながら敵と戦ったりなど、ゲームプレーはまるで映画の一場面のようだ。世界観、デザイン、そして短いロード時間や通常のPS4でも安定したフレームレートといった技術面まで、非常に作り込まれている。スパイダーマンが好きなら必携だろう。

良い点:
・最高のスウィング
・超楽しい戦闘
・最高の物語と演出
・ゲームとして凄まじく楽しい
悪い点:
・ステルス・セクション
・テンポを悪くするミニゲーム

『Marvel’s Spider-Man』は、ソニーのファースト・パーティ作品群に加わった新たな傑作だ。PS4所有者は躊躇せず購入すべきである。質の高さは驚異的で、Insomniacは大作を手掛ける手腕の確かさを改めて証明している。細かな不満こそあれ、私は隅々までこのゲームを楽しむことができた。いずれは続編にお目にかかれるかもしれないが、ひとまずは本作だPS2黎明期以来のウェブ・スリンガー最高傑作だろう。

良い点:
・素晴らしいグラフィック
・中毒的な戦闘と街の移動
・引き込まれる会話とストーリーライン
・アップグレード。アンロック、収集物が盛り沢山
・サイド・クエスト、パズル、チャレンジの豊富なバラエティ
悪い点:
・あまり手応えがない

『Marvel’s Spider-Man』は素晴らしいアクション・ゲームでありつつ、ドラマチックな物語主導型アドベンチャーでもあり、Marvelで永遠の人気を誇るウォール・クローラーのファンへのラブレターでもある。Insomniac Games最高傑作の一つでもあるが、2018年のゲームの中では当然のこととして、これまでリリースされたPS4独占タイトルの中でもトップ・クラスに入るのは間違いないだろう。

『Marvel’s Spider-Man』は最高のスーパーヒーロー・ゲームというだけでなく、Insomniacの実力を証明している。このプロジェクトは、彼らがあらゆるユニバースを扱えることを見せ付ける。ピーター・パーカーの敏捷性と優しい心を正確に再現できるなら、もはや何でもできるはずだ。続編への布石が複数あるため、Insomniacには再びチャンスが訪れるだろう。

良い点:
・中毒的なウェブ・スウィング
・魅力的な戦闘
・感動的な物語
悪い点:
・単調なボス戦
・退屈なステルス・ミッション

私は100％を達成してプラチナ・トロフィーを獲得した今でも、街中をスウィングして人を助けるのが止められない。助けを待つ市民、見惚れてしまう名所、スウィングしたくなるコンクリート・ジャングルまで、最後にはNYが自分の物になるのである。スパイダーマン・ゲームの新たな基準であり、Insomniacの次の一手が本当に待ちきれない。

良い点:
・自由自在に動き回れるウェブ・スウィング
・美しいオープンワールド版NY
・好感の持てるキャラクターと最高の演技
悪い点:
・ほぼ『Spider-Man Arkham』
・既視感の強いオープンワールド構造

プレーするのがとんでもなく楽しいスーパーヒーロー・アドベンチャー。

Insomniac Gamesは史上最高のスパイダーマン・ゲームと、最高クラスのコミック原作ゲームを作り出した。美しく描写された世界、中毒性のある戦闘システム、賞を受賞するようなレベルではないものの、映画的で引き込まれるシナリオを提供する充実した物語がある。Marvel版マンハッタンをスウィングするのは、美しいライティングと細部へのこだわりのお陰で非常に美麗なだけでなく、リラックスした平穏な体験でもある。残念ながら欠点と無縁ではなく、操作性には多少難があるし、オープンワールド・ゲームに付き物のグラフィックの不具合もある。サイド・クエストも少々物足りない。知名度の低いヴィランの物語を語るのに最適だと思うのだが、キャンペーン中に散りばめられた様々なサイド・クエストの中でも、そういうのは一つしかないのである。なんにせよ、Insomniac Gamesはピーター・パーカーのコミカルな振る舞いを完璧に捉えると同時に、ユニークさで満載の世界を確立している。『Marvel’s Spider-Man』は、これまでで最も作り込まれたスパイダーマン・ゲームである。

スパイダーマンのゲームにはこれまで少なからずプレーヤーを失望させてきた長い歴史があるが、Insomniacはその名に相応しいゲームを完成させている。スパイダーマンを操作することの本質を捉えることに成功しており、驚異的なプレゼンテーションとスパイダーマン・ライセンスを用いたゲームが殆どなし得なかった深みで、コア・アイデアを包み込んでいる。

Insomniac Gamesは、Marvel一番人気のキャラクターを用いて素晴らしい結果を生んでいる。ユニークな脇役陣と美しいニューヨークで独自のスパイダーマンを確立。手堅い戦闘と最高の物語を備えた、文句なく美しいゲームに仕上がっている。なにより、スパイダーマン気分を存分に堪能させてくれるのだ。スパイダーマン・ゲームの歴史は当たり外れがあるが、本作は間違いなく傑作である。

ニューヨークの高層ビル群をスウィングしたり、敵の集団をウェブで捕まえたり、動物をモチーフにしたヴィランたちと戦ったりなど、『Marvel’s Spider-Man』にはスパイダーマン気分を堪能させてくれることを期待していた。Insomniac Gamesが初めてMarvel世界に踏み込んだ本作は、その希望を全て叶えてくれた。だが、ピーター・パーカーになり切るのも同じくらい充実していたのは意外だった。僅かな瞬間だけ没入感を削ぐペース配分のミス、メイン・ストーリーの重みにそぐわない任意ミッションといった欠点を除けば、Insomniacは嬉しい驚きに満ちたスパイダーマン物語だけでなく、ほぼあらゆる面でスパイダーマン気分を堪能できるゲームプレーも提供してくれた。ウォール・クローラーのオープンワールドは、必ずしもメイン・キャンペーンと同等のスリルを提供してくれるわけではないが、本作が築き上げた土台は文句なく素晴らしいものだ。

良い点:
・常に爽快な移動
・素晴らしい物語と演技
・自由度の高い戦闘
悪い点:
・単調なサイド・アクティビティ

オープンワールド・ゲームに付き物の古臭い飾り物は散見されるものの、『Marvel’s Spider-Man』は最高の演技、充実した物語、一流の戦闘、爽快なスウィングでプレーヤーを飽きさせない。

良い点:
・極めて爽快な街中の移動
・スパイディの軽口
・ウェブでのパンチ
・ファン・サービス
悪い点:
・強制的なステルス・セクション
・収集物を集めてもご褒美がない

『Marvel’s Spider-Man』は泥くほど盛り沢山のゲームで、ソニーのファースト・パーティ独占タイトル連勝記録を継続している。コミックのファンはInsomniacが愛を込めて作り上げたスパイディ版マンハッタンを大いに気に入るだろうが、『God of War』級を期待すると少し失望するかもしれない。

それでも、存分に楽しめるゲームだ。深く考えずに済む楽しさであり、ローグ・ギャラリーを倒したり、街を探索したり、高速で収集物を集めるだけでも楽しい夜が過ごせるはずだ。

良い点:
・超が付くほど金がかかっている
・驚異的なオープンワールド・マップ
・底は浅いが楽しいウェブ・スウィングと戦闘
・豊富なアップグレードとサイド・コンテンツ
悪い点:
・過去のスパイダーマンやバットマンのゲームで目にしたことのある要素ばかり
・深みとバラエティに欠けるゲームプレー
・少々退屈になりがちな地に足の付いたストーリーテリング

スパイダーマン・ゲームの最高傑作だが・・・スーパーヒーローのビデオゲームというジャンルを進歩させることに失敗しているので、あくまでかろうじてといったところ。