子ども部屋の見直しのため、子ども部屋に置いていた大型家具を処分しました。
1つの部屋で、中1・小4・小1と年齢の違う3人が効率よく過ごせるようにと、空間を駆使した家具を購入したのも、処分することになった一因かなと。
それぞれ家での過ごし方が違いますし、好みの環境も違うようです。
子ども部屋という概念を外して、まず家での過ごし方やどんな風に過ごしたいのかを考えてみることにしました。
子ども部屋はなくてもいい
家具を処分して窮屈だった子ども部屋は広い空間となりました。
さぁどうしようかなと考えていると、二女が「子ども部屋なくてもいいよ」と言います。なんで?と聞くと「だって前も部屋にはおらんかったし、下でおる方がいいもん」と。
そうなんです。この子ども部屋を実際に使っていたのは長女だけ。二女と三女にとっては私物やおもちゃの物置き部屋と化していました。
そっか~と思い直し、家での過ごし方に沿って部屋のあり方を考えることにしました。
今はどんな風に過ごしているのか
二女と三女の小学生組は15時頃学校から帰ってきて、リビングで宿題をします。宿題が終わったら日によって習いごとに行くか、夕食まで遊びます。
夕食後もリカちゃん、レゴ、王妃さまごっことお風呂の時間まで遊びます。
長女(中1)は部活のため帰宅は18時半です。帰ってすぐに夕食を食べて、そのあとリビングで漫画を読んでいます。週に2日塾に通っていますが、それ以外は20時ごろにお風呂に入って、漫画を読んで寝ます。
こうしてみると、ほとんどリビングで過ごしていますね。
子ども達の教科書や私物は一時的に2階のフリースペースに置いていますが、翌日の準備のときにチラッと行くだけ。ほんとに子ども部屋いらなくね?と思いました。
家でどんな風に過ごしたいのか
そこで、家でどんな風に過ごしたいのかも聞いてみました。
二女は2階に1人で上がるのが怖いので(怖がりなんです)1階のリビングでゴロゴロしたいと言います。でも、自分の机は欲しいと。
三女はリカちゃんごっこを置きっぱなしにしたいと言います。片付けなくていいスペースが欲しいと。
長女は自分の部屋が欲しいと言います。
よく聞いてみると自分の部屋で過ごしたいというよりは、部屋を好きなように飾りつけしたいとのこと。中学1年生、女子、思春期、プライベートな空間がほしいのかなと思いましたが、今のところそこまでではなさそうです。
毎日の過ごし方を観察してみました。リビングで3人一緒にいても、それぞれ別のことをしていたり、長女と二女がUNOをしているとき三女はレゴをしていたりと、ケンカもありますが適度な距離感を保っているようにも見えます。
リビングで過ごす時間に不満があるようには感じませんでした。今のままでもまったく差支えなさそうです。
それに、交換ノートや秘密の手紙もリビングで書いています。交換ノートをダイニングテーブルの上に置いたまま学校へ行ったりしますし、どうも隠しごとができない体質のようで。(3人とも)
私はどんな風に過ごしてほしいのか
私は、子ども達にとって家は安心して過ごせる場所、それだけではなく生きる力を身につける場所にしたいと思っています。
いつかはこの家を出て自立するために。
子ども自身でタネを見つけて選び、実行することができる環境を作るには、子どもの「こう過ごしたい」という気持ちを大切にするべきかなと思いました。
そして「子ども部屋」はなくてもいいやという結論に。でも整理整とんを身につけてほしいので、自分のものを管理するコーナーを作ることにしました。
長女に関しては3畳ほどの夫の書斎を検討しています。
夫の書斎は、この家を建てるときに「一家の大黒柱は小さくてもいいから1人になるスペースが必要」ということを聞いたので、3畳ほどですが個室を作りました。
実際、友人の旦那さまは自分の部屋がないせいか毎日トイレに20分こもるそうです。
でも、夫は家中が‥いえ家全体どころか町内がリラックススペースの如く、どこにいても誰といても息抜き状態なので個室は必要なさそうです。
ただ、夫の書斎には変なおもちゃがたくさん。
長女は怖いから片づけてと言いますが、青春の1ページなんだそうです。
子どもの成長に合わせて臨機応変に
今回、子ども部屋の大型家具を処分することで、子どもが過ごすスペースは子どもの成長に合わせた空間を用意する必要があることを学びました。
子どもの成長は早いので臨機応変に対応できるよう作りこまないことも大切かなと思います。
思い立ったときに移動できるよう重たい家具類は購入しないことにしました。今あるファイルボックスやポリプロピレン引き出しケースなどを組み合わせて、子どものコーナーを作っていくことにします。
そして、夫の書斎を長女の部屋に。
目指すものが明確になったので、あとは形にしていくだけです。