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【艦これ】戦艦の大口径主砲フィット補正について
どうも岩川の普通提督です。
突然ですが戦艦のフィット補正について解説したいと思います。
なお内容には一部未検証及び未確認な事項も含まれますのでご注意下さい。砲撃戦命中の前提
砲撃戦の命中率の算出は以下の式で計算されています。- 命中項-回避項=命中率
敵側の回避項をどうこうする事は出来ませんので、味方側の命中項を可能な限り上げることが命中率の上昇につながります。
主砲や電探等の命中+xの値はそのまま命中項に+xすることになります、例えば32号電探であれば命中率+8%といえます。
大口径主砲のフィット補正は、この命中項に+及び-する補正になります。
(※命中率の上限は特定の場面を除き97%)各艦と各主砲のフィット補正値
各フィットは文字で表すとものすごく判り辛くなるので表にします。
×は装備不可、()内はケッコンカッコカリ時の補正値になります。
注1:アイオワにアイオワ砲を載せた時の補正は不明、データ募集中金剛型戦艦 独伊戦艦 米戦艦 戦艦 航空戦艦 大和型戦艦 46cm三連装砲 -10
(-6)-10
(-6)-10
(-6)-7
(-4.2)-7
(-4.2)0 試製46cm連装砲 -7
(-4.2)-7
(-4.2)-7
(-4.2)-3
(-1.8)-3
(-1.8)0 41cm連装砲
試製41cm三連装砲
16inch三連装砲 Mk.7
16inch三連装砲 Mk.7+GFCS-5
(-3)-5
(-3)-5
(-3)
※注1+2 +2 0 381mm/50 三連装砲
381mm/50 三連装砲改-2
(-1.2)+1
(+0.6)???
※注2+2
(+1.2)+2
(+1.2)0 35.6cm連装砲
35.6cm連装砲(ダズル迷彩)
試製35.6cm三連装砲
38cm連装砲
38cm連装砲改
38.1cm Mk.I連装砲
38.1cm Mk.I/N連装砲改+7 +4 +4 +2 +4 0 試製51cm連装砲 × × × 0
※注3× 0
注2:アイオワにイタリア砲を載せた時の補正は不明、データ募集中
注3:試製51cm連装砲は長門型改のみ装備可能
主砲は上から下へ重いもの→軽いものと御考え下さい。
例外として試製51砲と大和型があり、双方フィット補正が存在しません。
表の補正値と載せた主砲の√本数を掛けた値の総和が命中項に加算あるいは減算されます。
例えばケッカリ金剛型に46砲と46砲と35.6砲を載せた場合は…- -6×√2+7×√1=-1.41852…
(2/5補足追記)同じカテゴリに属する砲は同じ本数として扱われます。
例えばBismarckに38cm連装砲と38cm連装砲改を載せた場合は、1本+1本ではなく2本として扱われる為…- +4×√2=5.6568…
砲そのものに付いてる命中+はフィットとは別に加算される点に注意して下さい。
ちなみに命中項の算出中は小数点以下も計算に入ります、最終的には整数に丸められます。各戦艦の命中だけ考慮した時の適正装備
ここからは蛇足です、命中の事だけを考えた時の装備例です。
夜戦連撃となる主砲2本を載せた時の各戦艦の装備例は…- 金剛型・Bis級・VV級:38cm連装砲改×2
- Iowa級:38cm連装砲改×2、もしくは16inch三連装砲 Mk.7+GFCS×2
- 戦艦:38cm連装砲改+16inch三連装砲 Mk.7+GFCS
- 航空戦艦:38cm連装砲改+16inch三連装砲 Mk.7+GFCS
- 大和型戦艦:16inch三連装砲 Mk.7+GFCS×2
ちなみに筆者はGFCSは持っていません、38改で十分なのよ…。補足
上記フィット補正値表は昼砲撃戦での値となります、夜戦時は一部の艦と砲の組み合わせで補正値が異なります(大差はないです)。
興味のある方は各自でお調べ頂けると幸いです。
最後になりましたが、各種戦艦と砲で検証及び解析頂いている提督の皆様方に、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
2/5補足追加
同じカテゴリの異なる砲を載せた時の計算例を追記
2/5修正
フィット補正表の独伊米戦艦35.6砲系補正が7になっていたのを4に修正しました
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【艦これ】航空戦の触接について(蛇足)
どうも私です。
前回の記事で触接の仕様について解説しました。
で、結局どうやって載せればいいのよ?
という人がいるかもしれないので、実際に触接考慮での艦載機の載せ方を解説してみようと思います。
またまた艦載機厨さんのデッキビルダーに御世話になります。
・序盤海域(2-3)
特に触接を考慮する必要はないです。
必要な制空値を最小スロットで埋めたら残りは全て艦攻でOK。
http://www.kancolle-calc.net/deckbuilder.html?id=IoQGqAuzDR
・中盤海域空母2(3-3秋刀魚)
空母2だと艦上偵察機を載せるスペースが足りません。
開始率は戦艦や重巡の水上偵察機に任せて、空母は制空用の艦戦と艦攻を載せるのが良いでしょう、その場合頼りになるのが命中は低いが高索敵の紫雲、搭載数3や4のスロットに2つ載せれば開始率を100%にしてくれます。
http://www.kancolle-calc.net/deckbuilder.html?id=SL7OjV22RB
開始率100%触接率94.8%(35%/31.3%/28.5%)
・中盤海域空母3彩雲無し(4-4)
艦上偵察機を載せるスペースが出てきます。
搭載数9~12に二式艦上偵察機を積み、若干足りない開始率は戦艦や重巡の零式水上観測機で補います。零観だと命中+3郡が漏らした時に高いカバー力で命中+2を保障してくれます。
艦攻も1つ九七友永とし、+3率を上げてます(66.9%→76.1%)。
http://www.kancolle-calc.net/deckbuilder.html?id=X6MUzcGRVI
開始率100%触接率96.5%(76.1%/16.7%/3.6%)
・中盤海域空母3彩雲有り(5-2)
彩雲を搭載数6以上のスロットに入れた場合開始率が100%に到達します、その為水上偵察機系を深く考える必要がありません。
彩雲自身の触接選択率は高いので命中+2のカバー力を信用しつつ、命中+3率を高める為に九七友永を3つ載せています。
http://www.kancolle-calc.net/deckbuilder.html?id=PTmOnhTk0D
開始率100%触接率96.8%(75.7%/19.6%/1.0%)
・連合機動部隊彩雲有り(15夏E7)
搭載数4に彩雲だと若干開始率が足りてないのですが、戦艦や重巡に偵察機1で到達します。
基本的に彩雲の高いカバー力をあてにする形となりますが、触接記事なので九七友永を3つ積み、命中+3率を上げています。
http://www.kancolle-calc.net/deckbuilder.html?id=a0htJjPEZB
開始率100%触接率98.7%(75.7%/21.6%/1.4%)
・5-5軽空母ルート彩雲無し
彩雲無しかつ二式艦上偵察機無しパターン。大和型の大きい搭載数であれば零観2スロットでも開始率100%に到達してくれます。
艦上偵察機なしでの触接となるので九七友永を3つ載せ、零観のカバー力に期待する形。
http://www.kancolle-calc.net/deckbuilder.html?id=GdAFosrJuR
開始率100%触接率96.7%(75.7%/20.0%/0.9%)
最初の例を除いて命中+3触接率が75%超となるようにしました。
75%を超える組み合わせは…
二式偵察2+天山友永1
二式偵察1+天山友永1+九七友永1
天山友永1+九七友永3
となります。
実際には120%補正ではなく117%補正で妥協する事もあると思います。
117%補正で妥協する場合、彩雲や先日実装された景雲が心強く思えるかと。
景雲くだち
それではまたいつか。
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【艦これ】航空戦の触接について
どうも私です。
以前から挙動が判明していなかった航空戦の触接ですが、最近の検証で大部分が判明したのでまとめてみたいと思います。
以下の内容には仮説も含まれますので注意。
・まず触接とは
制空状態が劣勢以上で(喪失はNG)、水上偵察機(薄緑)・艦上偵察機(黄)・艦上攻撃機(青)および大型飛行艇(二式大艇のみ)のいずれかを艦隊に搭載していると発動、航空戦のダメージが触接機に応じて上昇します。
命中0or1の機体であれば112%、命中2であれば117%、命中3であれば120%のキャップ後補正が掛かります。
・触接発動のプロセス
現在触接の仕組みは2段階判定を取っていると思われます。
5-5で使用した編成を例に挙げてみます。
http://www.kancolle-calc.net/deckbuilder.html?id=I5lXseI3ao
(艦載機厨さんのデッキビルダーをお借りします)
①フェイズ1:触接開始、成功すればフェイズ2に移行
水偵・艦偵および大型飛行艇が触接を開始します、成功率は以下の仮説式が有力。
成功率=各機の開始率の合計 各機の開始率=0.04*索敵値*√搭載数
つまり偵察機を積めば積むほど成功率が高まります。
例の編成だと、夜偵1隊と紫雲2隊が該当し、紫雲2隊の時点で100%を超えているので確実にフェイズ2に移ることが可能です。
艦攻も開始率を持っているのですが、艦攻のみではほぼ触接しない為極端に低いです。
※各機体の開始率については現在検証中です
②フェイズ2:触接機の決定
実際にどの機体が触接するかを選択します。
水偵・艦偵・艦攻及び大型飛行艇の中から、命中が高い順(重要)&旗艦の1スロ目から順(あまり重要でない)に判定していきます。
例の編成だとまず命中+3の九七友永と天山友永が対象になり、加賀3スロ目→翔鶴1スロ目→2スロ目→3スロ目と判定され、次に命中+2の天山村田2隊が、最後に命中+1の夜偵と紫雲2隊の順に判定されます。
判定に成功した時点でその機体が触接機となり以降は判定されません、その為下位命中の機体がいくら積まれていてもマイナスにはなりません。
逆に全ての判定に失敗した場合、触接そのものがキャンセルされ、触接なしとなります。
各機体の選択される率は以下の仮説式が有力。
選択率=0.07*索敵値
索敵値のみで判別されます、載せてる搭載数は関係ありません。
索敵値の高い偵察機系は触接しやすく、艦攻系は比較的率が低いです。
彩雲が63%、二式艦偵は49%、九七友永は28%、最近実装された試製景雲は77%、唯一の大型飛行艇である二式大艇は84%にもなります。
・実際にやってみた
http://www.kancolle-calc.net/deckbuilder.html?id=ESVKyK8iVE
上の秋刀魚漁編成で3-3に出撃し、実際の触接がどのようになったかを見てみます。
仮説式での触接確率はデッキビルダーの航空戦タブの下の方に書いてますね。
総戦闘数186回で触接率は以下の通りでした。
ちょっと上方にずれてますね、まだ仮説の段階なので仕方ありませんが。
大体合ってるレベルということでどうか一つ。
細かい内容については検証Wiki-航空戦の該当項目をどうぞ。
最後に、この闇と言われてた触接の法則を発見したのらたこさん、いつも検証に参加して下さってる皆様方、ありがとうございます。
引き続き検証を続けていきますので、これからもよろしくお願い致します。
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