-
【艦これ】基地航空隊の補足
どうも岩川の普通提督です。
前回の記事の補足&蛇足です。集中の機数回復とか
1つの基地隊を1つのマスに集中して送り込んだ場合、そのマスでの戦闘時に2回攻撃(第一波と第二波としましょう)する訳ですが、第一波での攻撃時に制空損傷や対空損傷した機数は、第二派での攻撃時に何故か回復した状態で攻撃します。
この場合母港に帰った時に基地航空隊で表示される残機は2です、第一波の3機ロストはなかった事になります。但し第一波で”全滅”し第二波で多めに残った場合、熟練度リセットは発生する為”落とされてないのに熟練度が0になった”という状況が起きます。
この集中時ボーナス?みたいな仕様の為、劣勢調整で出撃させたが第一波で落とされ過ぎて第二波で制空足りなくなるという事は発生しません。
1つの基地隊を2つのマスへ送り込んだ場合は1つ目のマスで損傷した機数は2マス目ではしっかり反映されます、この時1マス目で全滅した場合2マス目では無が飛来して行きます。敵艦も律儀に飛ばして来ます、しかも少し損傷してくれます。
(いらすとやさんのイラストを使わせて頂きました、お礼申し上げます)
こちらの動画の12:55~で基地航空隊は18×4の搭載を持った空母がいるという解説がされております。イメージとしてはこんな感じかと思います↓
陸攻と艦攻艦爆の違いとか
ですが正確なイメージはこうです↓
本来1つの空母に4つ艦攻を積むとクリティカル発生率は24%程度(推定)上昇し、クリティカル時ダメージ補正も1.5倍×1.5倍となるのですが、基地航空隊の中隊は独立している為、クリティカル発生率は6%程度(推定)の上昇となり、クリティカル補正も1.5倍×1.2倍に抑えられます。熟練度が欠けている艦攻艦爆を混ぜた時の影響も1スロ4隻に載せた時と同じになると思われますが、実はあまり検証が進んでいません。
陸攻には命中率&クリティカル率&ダメージの熟練度ボーナスが存在しません、熟練度MAXの陸攻を載せてもクリティカル率は元の2%のままで、クリティカル時のダメージも通常の1.5倍のみです。
この熟練度ボーナスの有無が陸攻or艦攻艦爆の命中の差になります。熟練度MAX時の命中率ボーナスは命中項+12%となるので、艦攻艦爆は陸攻よりも命中に優れている事になります。但し熟練度0の艦攻艦爆は陸攻と命中率は変わりませんので注意。
ダメージについてはクリティカル関連では艦攻艦爆が優れているものの、基本の威力は陸攻が優っています、詳しくはこちらの方のブロマガの攻撃機の選び方の項目でどうぞ。17冬E3の敵制空の変動あれこれ
前の記事で基地航空隊の編成は劣勢調整が好ましい、理由の1つとして敵艦載機を削ることが出来る、と述べました。実際E3ボスでどれ位制空値が削れるのかを説明していませんでしたので、今回改めて説明します。元のE3ボス(not壊)の制空値は341で優勢512確保1023です。
こちらが喪失2隊4回送り込んだ時の平均値です、100回程度のシミュレートでは321~297、優勢482確保964程度が必要になる計算ですね。
こちらが劣勢2隊4回送り込んだ時の平均値です、100回程度のシミュレートでは250~196、優勢376確保751程度が必要になる計算です。基地航空隊を劣勢調整する場合は道中も考慮して出撃時制空431あれば十分といわれています。6-5の基地航空隊
行く人は毎月行くことになる6-5での基地航空隊編成を考えて見ましょう。ボスマスへ全て送る事を前提とします。6-5はゲージの状態によって弱編成になったり弱強ランダムになったりしますが、毎月行く&6回ボス撃破するということで、基地に置く装備を固定したい面もありますので最終編成で検討します。
烈風を3つ積めば互角を狙う事も可能です、今回は劣勢調整してみます。
劣勢必要が107、但し6-5は基地空襲による第一中隊の損傷がありえますので、そこに烈風を置くことを避ける事、そして第一基地隊のいずれかの陸攻に熟練度が少し付いてることで劣勢安全圏になります。
第二基地隊も図の制空95であればほぼ劣勢になるのですが、100回に1回あるかないかの確率で喪失になる可能性はあります。これも陸攻に少しの熟練度があれば防ぐことが出来ます。
こちらが劣勢2隊4回送り込んだ時の平均値です、100回程度のシミュレートでは235~193、優勢353確保645程度が必要になる計算です。道中に確保396のマスがありますので出撃時制空400ちょいあればボスでも優勢以上が取れるのではないでしょうか。
これからのイベントも基地航空隊は重要になると思われます。
毛嫌いせずに使いこなせるようにしましょう。
基地航空隊についての記事紹介
【2017冬E3甲】基地航空隊運用と連合艦隊の対空のコツ pokopiiさん
基地航空隊に必要な編成を個人で設定する方法 あずま寿しさん
【猿でもわかる】これが基地航空隊ダァ!!! ~冬イベ対策ワンチャン~【艦これ】 かずまささん
それではまた。
-
【艦これ】基地航空隊の載せ方について
どうも岩川の普通提督です。
17冬イベント中ということで、今回は基地航空隊の運用方法について解説したいと思います。基地航空隊の前提
仕様のおさらいですが、一つの基地航空隊につき2つのマスor1つのマスに2回(集中)送り込む事が出来、本体が行動する前に編成した基地隊で航空戦を仕掛ける事となります。
通常の航空戦同様、敵味方の制空値が計算され制空状態による双方の艦載機が減少される事と、敵側の対空砲火によってこちらの機数が撃墜される事も変わりません。
よって効率の良い基地航空隊を編成する為には、送り込むマスの敵編成を考慮して組む事が大切となります。基地航空隊編成の考え方
大事なのは通常の航空戦と同様に可能な限り”制空喪失”は避けるということです。
これには2つの意味がありますので、順に解説していきます。
1つ目はこちらの基地隊の機数を守る為です。現在基地隊の機数は18機*4中隊となっていますが、18機に対して制空喪失で失う機数は平均7機、制空劣勢では平均4.76機となっています。
この喪失時平均残機11機は大変微妙な値となっており、空母棲姫やツ級の固定撃墜で全滅しうる危険な水準です。一方劣勢時平均残機13機は空母棲姫の固定撃墜が成功しなければ全滅しない程度の水準となり、安定した結果が残せます。
実際に17冬イベントE3での航空隊全滅率については、具体例の項目で紹介します。
2つ目は敵空母の艦載機数を減らす為です。敵の艦載機数を減らすことで本体が優勢以上を取る為に要求される制空値が下がる&攻撃機が少なくなる事で被ダメージ減少に繋がります。
まずはこちらをご覧下さい、元気な空母棲姫(Ⅱ)さんの搭載数です。
画像は攻略wikiさんから拝借しました。
この空母棲姫相手に基地航空隊1つを集中して送り込んだ場合の平均機数は以下になります。
参考に制空値も付けておきました、元の制空値は129です。
見ての通り喪失だとほとんど機数を減らせていないのが判ります、対して劣勢ではそこそこ減らせています。
以上の事から、喪失は避けて劣勢以上にする事が重要になります。
しかし本体は空母3や4入れる事が出来るのと違い、基地航空隊は1隊18機*4と空母1隻分位しかありません、その為制空状態を優勢や確保まで持って行くのは大変です。よって敵制空の1/3以上だけで済む、比較的取りやすい制空劣勢調整をする事が現実的となります。
もちろん例外もあります。敵制空があまりにも高く劣勢すら取れない状況であったり、ゲージ破壊時に乱数に掛けて攻撃重視で行く場合では、制空喪失覚悟で陸攻*4で編成する事もあります。この場合基地航空での制空削りがほぼ望めません、本体の制空に注意して下さい。基地隊編成の具体例
17冬イベントでの例を出していきましょう、難易度は全て甲とお考え下さい。
・E1 TP削り中&掘り中
潜水艦隊でのTP削り中はBマスに、水上艦での掘り中はBマスかBマス&Iマスに基地航空隊を出すことになると思います。
Bマスでの敵編成を調べると、強い方はフラリフラリフラホイ後イ後イ後となっています。
基地航空隊での航空戦では敵艦の偵察機も制空に加算される為このマスの制空は4、確保を取るためには制空12が必要になります。
制空12を満たす編成は多数考えられますが、対象の敵艦が小型で比較的柔らかい為、攻撃力よりは命中を取り熟練度がMAXの流星改を4つ積みます。これで制空は12で確保を満たす事になります。少しでも熟練度が低下していると確保を取れなくなるので注意が必要です、周回している内に自然に上昇していくとは思いますが。
IマスはBマスよりも制空が低いので分割して送る場合は流星改*4のままでOKです。
・E2 攻略&掘り中
道中のGマスやJマスに送るという方も居られるとは思いますが、今回はボスのMマスに送る時の事を考えます。
ここの編成は敵連合で空母棲姫Ⅱフラルフラルフラリフラリエリネ等となっています。図はパターン1の物ですが、どのパターンも全て同じ制空値になります。敵制空値は141ということで、劣勢調整48以上か互角調整95以上のどちらかを目指すのがよさそうです。劣勢調整が上段、互角調整が中段になります。陸攻の対空値を利用しての劣勢、艦戦を1つ加えての互角と考慮しがいのある2択になっています。
上位の陸攻を所持していない提督さん方にはやや辛い調整になるかもしれません、その場合は下段の様に零式艦戦53型(岩本隊)★MAXを基地に載せる事で互角調整が出来ます。陸攻マシマシの攻撃的な編成ですが微妙に制空が足りてなく喪失になってしまいます。
※E2基地の悪い例基地に載せることの出来る攻撃機は艦攻艦爆と陸攻に分かれていますが、陸攻が優れている点は多少の対空値を持つ事で制空の調整が出来ることです。
・E3 攻略&掘り
強力なボス、ということでUマスに2隊送り込むことになります。
敵編成は本体が深海双子棲姫空母棲姫Ⅱ空母棲姫Ⅱフラタフラタフラワ。
随伴はフラヘエリツエリハ後エリハ後エリハ後エリハ後となります。
最終編成では深海双子棲姫が壊に、フラワが駆逐に、その他ちょこっと駆逐の種類が変わるのですが、制空的には壊になることでの変化のみです。
敵制空は347、喪失を避ける為の劣勢調整には116の制空が必要となります。
さてこの116の制空を満たす為にはどのような編成をすればよいでしょうか?
こちらがその例となります、第一基地隊に改修MAXの熟練52と対空4陸攻である三四型を2つと対空3陸攻を1つ、加えて陸攻のいずれかに熟練度が少しでも付いていれば116を満たす事が出来ます。
ついでに最終編成で壊になった場合は劣勢調整する為の制空値は117となりますが、その場合は熟練度をもうちょっと付ける事で達成出来ます、なんと細かい調整。
第二基地隊は第一で削れている分必要制空は下がるのですが、100超えを目標にした方が安全かもしれません、期待値は93となってます。
上位陸攻がない提督さん方はこれまた辛い調整になりますが、岩本★MAXを使ってなんとかしましょう。ゲージ破壊時に乱数に掛ける場合の攻撃重視編成です、ラストであれば選択肢に入るでしょう。第二側に強力な陸攻を入れる方がよさそうですが好みでどうぞ。参考までにE3ボス(非最終編成)時の、劣勢時と喪失時の各スロット毎の全滅率はそれぞれ7.478%と14.558%、敵艦攻撃時の平均残機数(敵艦対空砲火後)は9機と7機になります。この値は実測値ではなく各種シミュレートして計算された理論値になります。※E3基地の悪い例1折角艦戦を1つ積んでいるのに制空値が足りず劣勢が取れません、艦戦1入れたことが攻撃力を落としただけになってしまいます。しかも第一で制空喪失となっている為、第二も自動的に喪失となってしまいます。
実は陸攻の熟練度をすべて>>にすると第一で劣勢が取れるのですが、陸攻の熟練度はすぐに取れるので現実的ではありません…。※E3基地の悪い例2熟練52★MAXを3つも載せて互角まで持って行こうとはしているものの、微妙に制空値が足りていなくて劣勢止まりになっています。こちらも陸攻に熟練度を付ける事で互角を取れるのですが…。
敵制空が高い海域では無理に互角まで取ると、攻撃力を極端に落とす事となるので注意が必要です。
・例外 16秋E5ボス
ボスマスが行動半径11を要する為、二式大艇の力を借りても艦戦をボスに届かせることが出来ません。つまりどうあがいても劣勢を取ることが出来ませんでした。
この場合は仕方がありませんので、強い陸攻を二式大艇で運ぶか道中に出す位です。まとめと補足
・なるべく劣勢調整する(機数守り&敵機数削り)
・場合によっては喪失覚悟の陸攻*4も(攻撃重視)
・無理に互角以上の調整をするのは避ける(攻撃力低下を招く)
となります。
これからは行動半径に優れている艦戦が重要になってくるかもしれませんから、熟練21★MAXを2個位は用意したほうがよいかもしれません。
敵制空値や基地航空隊の画像は、自作の基地航空隊想定制空シミュレータースプレを使用して作成しています。
質問等ありましたらコメントやtwitterでどうぞ。
-
【艦これ】戦艦フィット砲記事の補足と軽巡フィット補正について
どうも岩川の普通提督です。
前回の戦艦フィット砲の記事、沢山の方にご覧頂けたようで大変ありがたく思います。
今回は補足という名の蛇足、ついでに軽巡フィット補正についても触れていきます。
前記事と同様、一部未検証及び未確認な事項も含まれますのでご注意下さい。命中式の補足
命中項から回避項を引いた結果が97以上(実際には命中判定式の都合上96)となった場合は上限である97%(クリティカル率13%)となるのですが、特定の場合を除くと書きました。では特定の場合とはどういう場合でしょうか。砲撃戦の命中率の算出は以下の式で計算されています。
- 命中項-回避項=命中率
(※命中率の上限は特定の場面を除き97%)
それは攻撃機を載せた空母が昼砲撃を行う際に、載せた攻撃機の熟練度平均が高い場合に加算される熟練度命中補正が上限97%を計算した後に加算される為、100%を超えると必中となるのです。熟練度命中補正はその艦に載せた全ての攻撃機の[熟練度平均が全て最大]である時は+12%されます。
例えば5-4の敵艦で最大の回避項を持つ輪形陣ロ級flagshipを相手にする場合、Lv99運未改修
(12)の一航戦をキラ状態(cond値53↑)にした上で装備命中合計+5かつ熟練度ALL最大で砲撃すると必中となります。
熟練度最大による補正は命中率だけでなくクリティカル率も上昇します、こちらは1スロット辺り約6%、4スロット全て攻撃機で埋めると元の率と合わせて約38%となります。
命中とは離れますがクリティカル発生時のダメージ補正もあり、1スロット辺り10%も上昇します、第一スロットであればさらに10%上昇します。
空母の艦載機の載せ方は高難易度海域ではとても重要な要素となります、触接や補正ボーナスを考慮しないなど論外な事はせずにしっかり考えましょう。夜戦時の戦艦フィット補正他
前回の戦艦フィット補正表は昼砲撃戦のものでした、折角なので夜戦時の表も記載します。金剛型戦艦 独伊戦艦 米戦艦 戦艦 航空戦艦 46cm三連装砲 -10
(-6)-10
(-6)-10
(-6)-7
(-4.2)-8
(-4.8)試製46cm連装砲 -7
(-4.2)-7
(-4.2)-7
(-4.2)-3
(-1.8)-5
(-3)41cm連装砲
試製41cm三連装砲
16inch三連装砲 Mk.7
16inch三連装砲 Mk.7+GFCS-5
(-3)-5
(-3)-5
(-3)+2 +2 381mm/50 三連装砲
381mm/50 三連装砲改0 0 0 0 0 35.6cm連装砲
35.6cm連装砲(ダズル迷彩)
試製35.6cm三連装砲
38cm連装砲
38cm連装砲改
38.1cm Mk.I連装砲
38.1cm Mk.I/N連装砲改+7? +4? +4? +2 +4
昼と異なる箇所は太字にしました、大和型と試製51砲は省きました。
当然昼と同様に補正値*√本数が加算減算する形となります。
有名な話ですが戦艦フィット補正は砲撃支援艦隊には適用されません(ついでに改修による命中補正・火力補正もありません)。
よって戦艦を砲撃支援に出す場合は、火力重視で46砲46砲32号32号(46砲46砲46砲32号)、命中重視でアイオワ砲アイオワ砲32号32号(アイオワ砲アイオワ砲アイオワ砲32号)等の装備がよいでしょう。軽巡フィット補正について
こちらも解説していきましょう、対象となる艦種は「軽巡」「雷巡」「練巡」となります。
軽巡フィットにはダメージを上昇させる補正もあるので併記します。全ての軽巡・雷巡・練巡 14cm単装砲
15.2cm単装砲(副砲)命中+4*√本数
ダメージ+√本数15.2cm連装砲
14cm連装砲
15.2cm連装砲改命中+3*√本数
ダメージ+2*√本数無条件 命中-2
スペースがあったので√本数も表に入れました。
注目すべき所は無条件の命中-2でしょうか、これは軽巡雷巡練巡を使う上では逃れることの出来ない命中-2となります、例え阿賀野砲改を装備していようがこの命中-2は付いてきます。
14cm単装砲と阿賀野砲改を装備させれば命中+7に装備命中の+5が付いてきますが、火力が極端に少なくなってしまうので、あまり気にせず3号砲や2号砲の改修高い砲を載せた方がよいと思います(筆者感)。
軽巡フィット補正は敵艦にも適用されます、敵艦に該当装備を積んでる艦は居ませんので命中-2だけ補正が掛かることになります。
そして支援艦隊・雷撃戦・対潜・夜戦には適用されません。この点に於いてもあまり気にしなくてよいともいえます。
それではまたいつか
広告
5 / 6