大磯10年ぶり夏1勝 高校野球南神奈川大会第3日
大磯5-1湘南台
- 高校野球|神奈川新聞|
- 公開:2018/07/13 00:58 更新:2018/07/13 00:58
10年ぶりの初戦突破に大喜びの大磯ナイン=横須賀スタジアム
南神奈川は横浜商のエース樺田魁(3年)が七回参考ながら無安打無得点試合を達成し、10-0で吉田島にコールド勝ち。大磯は湘南台を5-1で下し、10年ぶりの初戦突破を果たした。
北神奈川は、開会式で選手宣誓した上溝南の主将萩原誠人(同)がソロ本塁打を放ち、8-1で座間総合に七回コールド勝ち。厚木西は大河内達也(同)、森川大地(同)の完封リレーで伊勢原を4-0で破った。
第4日は13日、大和スタジアムなど11球場で、12日に降雨ノーゲームとなった上溝-多摩(試合開始午前9時、大和)を含む1、2回戦23試合を行う。
▽1回戦(横須賀)
湘南台
100 000 000|1
210 000 20X|5
大磯
【評】大磯が10年ぶりに夏の1勝を飾った。1点を追う初回1死から持田、堺の三塁打、岳下の単打で逆転。積極的な打撃が奏功し、七回に2点を加えて突き放した。主戦右腕宮川は1失点完投。テンポの良さが光った。8安打の湘南台は好機で一打が出なかった。
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大磯、積極的な打撃奏功
ゲームセットの瞬間、大磯ナインは抱き合って喜びを爆発させた。10年ぶりの夏の1勝だ。
一回に先制されたが、その裏にすぐさま持田、堺の三塁打などで逆転し、流れを引き戻した。エース右腕の宮川は「仲間が返してくれたので、自分は安心して投げるだけ」と以降は盤石の投球で相手を退けた。
「絶対、自分たちの代で勝ってやろう」。特に打撃練習に力を入れ、筋肉トレーニングも強化。個々が格段にレベルアップして夏を迎えていた。
「言葉に表せないくらい感無量」と主将の寺内。この日は窪田祐樹監督の27歳の誕生日で「いいプレゼントを頂きました」と、自信を深めた教え子の成長に顔をほころばせた。帰りの選手バスでは、さぞ盛り上がったに違いない。