多摩川ボートの開設64周年記念GI「ウェイキーカップ」は5日、最終日の12Rで優勝戦が行われ、1号艇の峰竜太(33)=佐賀=がインからコンマ15のスタートで逃げを決め、6月・下関周年に次ぎ今年2回目、通算8回目の記念優勝で賞金900万円を加算。同ランキングはレース前から2つ順位を上げ3位となった。2着は差し順走した白井英治。山口剛が岩瀬裕亮、後藤翔之との競り合いを制して3着に入った。
強風8メートルの中で争われた優勝戦。少し緊張しながらも峰がインからコンマ15の好Sで先マイを決めると、あとは独走。「足はきていたし、ペラも完璧にはまった。自信はあった」と当地初VをGIで決めた。
「100点。ターンマークもしっかり回れた。SGで空回りしていたけど(この優勝は)救いになった」と喜びをかみしめる。今年のSGはすべて予選を突破しているが、優出は1回のみ。そのもどかしさを、ここで一気に解消させた。
今回の優勝で弾みがついたことは間違いない。「日々、成長しているのが分かる。向上心が止まらない。SGを取って、だれが見てもナンバーワンの選手になりたい。そうなるよう精進する」といま一度、今後の飛躍を誓った峰。「(次走の)びわこも優勝してきます!」と、12日から開催されるびわこ周年でのGI連勝を高らかに宣言した。