厚真町の消防によりますと、桜岡地区や吉野地区で住宅の倒壊が相次ぎ、救出作業を急いでいるということです。倒壊した住宅から1人を救出したほか、建物の下敷きになっているもう1人の救出にあたっているということです。
このほかの地域でも住宅などの被害が起きている可能性があり、警察などが確認を進めています。
厚真町「土砂崩れは3地区」
厚真町総務課によりますと、これまでに町内の3つの地区で土砂崩れが発生したということです。
このうち役場から北東におよそ5キロ離れた吉野地区では、道道235号線沿いの斜面が数キロにわたって大規模に崩れたということです。
被害の詳しい状況は明らかになっていませんが、多くの住宅が土砂で押し流されるように倒壊しているとみられるいうことで、町は確認を進めています。
少なくとも5棟倒壊
北海道の胆振総合振興局によりますと、午前6時の時点で厚真町では少なくとも5棟の建物が倒壊しているということです。
このうちの1か所から1人が救助されたということです。
また苫小牧警察署によりますと、午前5時現在、厚真町では土砂崩れなどで住宅が倒壊したという情報が少なくとも4件寄せられているということです。
人が巻き込まれた可能性もあり状況を確認しているということです。
道警ヘリの映像にも土砂崩れ
北海道の厚真町上空を飛行する北海道警察のヘリコプターからの映像によりますと、複数の場所で土砂崩れが発生し、家屋が倒壊している様子も確認できます。
土砂崩れで道道235号 通行止め
北海道厚真町で起きた大規模な土砂崩れのため、道道235号は午前5時半ごろから厚真町上幌内と厚真町桜丘の間で15キロにわたって通行止めになっています。