日本ハムの清宮幸太郎内野手(19)が3日、旭川スタルヒン球場で開催される西武2連戦での爆発に意欲をみせた。
「イメージとしては動物園ですね。とにかく来てくれた人たちに喜んでもらえるような試合ができれば…」。旭川には初めて足を踏み入れた清宮は、そう屈託ない笑みを浮かべた。300勝投手・スタルヒンの名が刻まれている球場で、歴史のいぶきを感じながらの打席になる。
レジェンドが空から見守る中、再びきっかけとなるアーチをかけたいところだ。ここ2カード4試合では攻め方も厳しくなり13打数1安打、8三振。それでも自らのスタイルを貫く覚悟だ。「今まで当てにいくとかやったことない。当てにいったら打てないと思う。僕が思うヒットを打ちにいく打ち方がある」。5ゲーム差で迎える首位西武との2連戦。シーズンを占う意味でも大きい。「差も縮まってきているし緊張感の中でできるのはありがたい。しっかり貢献できるようなプレーがしたい」。逆転Vへ起爆剤となるべく19歳が躍動する。 (土屋善文)