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台本を読んだのはいつぶりだっただろうか
先日、俳優の友達から連絡があり、『セリフ合わせ付き合ってくれない?』とのお願いを受け、『火曜日なら大丈夫』と答え、本日セリフ合わせに付き合ってきました。
その友達は次の舞台で主演ということでセリフ量もかなりありまして。確かに台本を覚える際って相手役がいた方が効率的にも断然いいし、現役時代に共演ももちろんしていて彼は好きな俳優なので喜んで付き合わせて頂きました。
ちなみにもし俳優をやっている人でまだキャリアが浅い人がこの記事を読んでいたら、セリフを覚える時は一人でがっつり声を出して覚えない方がいいですよ。セリフなんて相手役の言い方や態度で自分のセリフの言い方も変わらなきゃおかしいので、一人でやって変に固定してしまうとせっかく相手役がいるのに一人で芝居しているみたいになってとってもつまらないものになってしまいますからね。そして固定してしまうと変えづらくなってしまいますので。実生活で『こういう言い方しよう』って考えることなんてまずないわけですから、ただ相手役が言ったセリフに反応すればいいんです。その時に起こった感情のままに喋ればいいんです。若い役者さんは一人で練習してきて一人で芝居する人(もちろんそんな芝居はとてもつまらない)が本当に多いので、M&O的アドバイスでした。
話戻りますね。
いや~久しぶりでした、台本読むの。僕自分がやってきた映画・ドラマ・舞台などすべての台本を処分しちゃうタイプなので自宅にも台本まったくないんです。
今日待ち合わせして『台本これ』って渡された時に『うわ~久しぶりに台本を手に持ったわ~』と心の中で思ってしまいました。
いざセリフ合わせを始めたわけですが、どんなことをやるかと言いますと『セリフがどれだけ入っているかの確認作業』です。稽古はこれから始まるとのことなので、もちろん座ったままボソボソとセリフを合わせていく作業です。僕は初めて読む台本なのでもちろん台本持ったままで、友達は何も持たずという状態です。
正直セリフ喋るのいつぶりだろうって思い、『俺ちゃんと読めるかな』なんて思いましたが、不思議なもので大丈夫なものですね!やはり約15年間やってきたことというのはそう簡単には自分から抜け落ちないようです。
しかし・・・約1年かな?こんなに演じてない期間があるのは役者始めてからもちろん初めてです。だから自分としての未知の領域だったのです。ところが意外にできるものなので自分でも驚きました。
しかも友達はもちろん自分の役のセリフだけですから、僕は4~5役を一人で読むことになります。パッと読んだだけでもテンポがかなり大事な作品だなと思ったので、結構忙しく喋り続けていました(笑)シーンによってはセリフの掛け合いを一人でやり続けるわけです(笑)若干僕の稽古みたいになる分量です(笑)
自分で言うのもなんですが、滑舌もまだ全然大丈夫でしたね。初めて読む台本でも全然噛まなかったし。『まだ全然いけるじゃん俺!』とは正直少し思いました(笑)やらないですけど。
久しぶりの台本使ってのセリフ合わせは・・・楽しかったです
演技は僕にとって15年も夢中でやってきたことです。現在俳優をやっていない今、久しぶりにセリフの掛け合いをして一番感じたことは・・・楽しかった!!ということです。
全然本気のトーンで感情込めて喋っているわけじゃないけど、それでも楽しかったです。その台本がまたすごくクオリティ高くて。読んでて何度も吹き出してしまうぐらいで、そういう意味でも面白かったです。こういう面白い作品で溢れればいいのになぁとも思いました。演じる役者のレベルもとても大切ですが、やはり台本のクオリティってすっごく大切です。
今日久しぶりに俳優時代にやっていた作業をやってみて、『今まではこれが当たり前の作業としてやってたんだなぁ、好きな事やってたんだなぁ』としみじみ思う部分はやはりありました。アルバイトもしないで俳優もできていたので、撮影や舞台がない時はこういうことばかりやっていた日々を過ごしていたんだなぁと。演技に関して悩むことももちろん多々ありましたが、幸せでした。
ただもちろん今が幸せじゃないとかそういうことを言っているのではなく、決して現在悲観的になっているわけではありません!文章を書くことが楽しいことにも気づけたし、この方が性に合ってる気もしているので、書いている今も楽しいです。
いろんなことやっていきたいって思っていますので、書くことをメインにこれからどんどん派生していくつもりです。また表舞台に立つこともあるかもしれないし、先の事はわかりません。わからないなら楽しい方に考えたほうが得です!
いろいろ感じて考えられた、今日はいい時間過ごせたなぁと思える日になりました。目の前の事を一生懸命に。楽しいこと、ハマれることを大切にしながらやっていきます。
M&O