4歳男児一人残され…発見遺体は母親と次男と判明

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 兵庫県赤穂市の海の近くで4歳の男の子が1人で泣いているのが見つかった。近くに止めてあった母親の軽自動車からは「探さないで」と書かれたメモが見つかっている。

 岡山県に隣接する兵庫県西部の街、赤穂市。1日に海沿いにある市立野外活動センターの駐車場で、4歳の男の子が泣いているのを通行人が見つけた。駐車場には40歳の母親の軽自動車が止まったままだった。警察が父親に連絡したところ…。

 父親:「(おととい)午後3時ごろに母親が長男と生後2カ月半の次男を連れて家を出たまま、帰っていない」

 車の中からは探さないでと走り書きされたレシートが見つかったという。自宅には書き置きなどはなく、母親の携帯電話が残されていた。1日から警察や消防、海上保安部などが巡視艇やドローンを使って捜索。そして、3日午前10時ごろ、市の職員が台風に備えて水門の点検をしていたところ、30代から40代とみられる女性の遺体を見つけた。現場は、軽自動車が止まっていた場所から西に7キロほど離れた海岸だった。海上保安庁によると、この辺りの潮流は東から西、西から東へと流れが繰り返され、遠くに流れることは考えにくいという。その後、遺体は40歳の母親と判明。さらに午後1時40分すぎ、生後2カ月半の男の子の遺体も海上で発見された。