おこしやす つらら庵 ♪
ども!和雑貨職人のしょーちん。です。
いやいやいや、前に表札を作るっちゅ~てからすっかり記事をUPするの忘れてました(;^_^A
ちなみにもう表札は出来上がって自宅兼工房のつらら庵の玄関に立派にぷら下がってるんですけどね(笑)
今日はその作り方を遅ればせながら見て頂こうと思います!
これが思ったより良い出来栄えで!
今まで表札を掛けて無かったんですけど、あまり良くないみたいですね。
物騒な世の中ですから最近は表札を表に出さない家庭も多いと思いますが、
その気になれば今の時代郵便番号からグー〇ルアースで自宅なんて容易に探る事ができますし、そういう防犯意識は他の所に注いで、是非自宅に表札を掲げて下さい。
えと、あれですよ、表札を出してない家庭はいくら正月に立派なしめ縄や門松置いてもね、、、、
無駄。(笑)
何故ってね、表札が無いと言う事は空き家や廃屋に等しく、運気の流れ自体が起こらず神様も素通りなんだとか。
だから、いくら輪飾りとかこだわっても無駄無駄無駄無駄!!!
…あれ、なんかいつぞや表札も出してないのに輪飾りにこだわってたアホたれが居たような。。
…まぁええか(笑)
さて!もちろん表札を木からこだわって業者に発注するのも良いと思うんです。
日本で良しとされてるイチイの木(一位に転ずることから繫栄を意味する)やヒノキなどが好まれるそう。
でもでも、しょーちん。は何と言っても和雑貨職人!
つらら庵の繫栄を誰よりも願っている男が表札を手作りしないわけがあれへんのや!
(繫栄を願ってるんやったら表札作らんと作品作れよ…)
なので、今回は表札の作り方を順を追って2回に分けご紹介したいと思います♪
しかも材料費は驚愕の…
100円!(+何10円か)
なんでそんなに安いかと言うと…
じゃ~ん。
100均のまな板が材料やからなのや!(^_-)-☆
素材は桐製。
ヒノキに比べて木質が粗く彫りにくい所があり、腐食しやすい欠点はある物の、軽い上に彫刻刀で彫りやすいしおススメなのです。
ま、あくまでDIYやからね。深く考えず楽しくいきましょ。
欠点のカバーもしっかり考えてありますのでご安心を。
ではでは実際に作ってみましょ~!!
材料… 〇桐製まな板 〇彫刻刀 〇模造紙 〇アクリル絵の具 〇防虫シーラー 〇UVカットニス
①同寸模造紙にデザイン
まず、作ろうとする表札と同寸に切った模造紙に大まかにデザインしてみます。
今回しょーちん。は、姓と屋号であるつらら庵のロゴをお馴染みの波千鳥モチーフでデザインしてみましたよ♪
もちろんこの辺のデザインはそれぞれお好みで。縦書き、横書き、漢字、ローマ字。
自由にやっちゃってください☆
一番肝心な姓なのですが、今回しょーちんはかっちりした威厳も欲しかったので、ゴシック体で印刷した紙をそのまま転写してみようと思います。
しょーちん。忙しいので猫の手も借りてね。(笑)
もちろん手書きの字も温かみがあって良いと思います。
但し、一つだけポイント。
今回彫刻刀で文字を彫るのですが、文字を彫りぬくのではなくて、彫り残すこと。
これは浮彫りと言います。
文字を彫りぬく手法はお墓の刻銘と一緒なのであまり好ましくないとされています。
反対に、彫り残す浮彫りでは、一家の繁栄を意味する縁起の良い手法なのです。
少しだけ難易度が上がりますが是非チャレンジしてみてください♪
難しく思う人は彫らずに文字をアクリル絵の具で書くだけでもいいですよ。
②下書きをまな板に転写
大方デザインが定まったらまな板に転写します。
まな板の上にカーボン紙を置き、その上にデザインシートを置きます。
マスキングテープでずれないようにまな板に固定してください。
そして、線を(輪郭)丁寧に鉛筆や鉄筆でなぞります。
木目がボコボコして書きにくいですが少しくらい線が歪んでもあとから手直しすればOKです。
あ!言い忘れてた!まな板は転写する前に目の細かいサンドペーパーを掛けて滑らかにしておいてください!(笑)
全ての線が写せたらそっとデザインシートを剥がす。
どやさ!ええ感じに写ったやないのんさ!(*^^)v
この時点で写せてない所があったり、歪んだ線がある場合は鉛筆で直しておきます。
次はいよいよ彫って行きますよ!!
③転写の線を頼りに彫刻刀で彫る
それでは彫って行きます。
彫刻刀は錆びついていない出来るだけ切れ味の良いものをお選びください。
切れ味が悪いと余計な所で力が入って危ないです。
彫っている時は彫刻刀の前に手を添えないでください。
くれぐれもけがの無いようにお願いします。
まず、浮彫りにする姓の文字のアウトラインに沿ってやや深く切り込み線を入れておき、そこに向かって彫刻刀で彫り進めます。するとささくれ立たず綺麗にエッジが出ます。
木目に沿って彫り進めて下さい。
木目に逆らうと桐はささくれ立ってしまいますので注意。
文字の高さが5~8㎜くらい出れば良いです。
彫る深さは難しいですが出来るだけ均一に。
文字の周りが彫れました!
ここまで慎重に進められれば後は結構大胆にボリボリ彫っちゃっても大丈夫です!
浮彫りしたノミ跡(彫刻刀やけど)を更に平らな彫刻刀でならし、サンドペーパーをかければ背景がフラットになり綺麗に文字が浮き上がるのですが、見ているとこの跡が結構カッコええので今回はこのノミ跡を敢えて活かす事にしました♪(めんどくさかったともいう(笑))
文字と同様にして、波千鳥の波と千鳥モチーフも浮き彫りします。
④彫り出した角にヤスリを掛ける
彫ってそのままだと結構ささくれ立って汚いので、細いヤスリで優しく面取りのように角を丸めます。
この時のポイントは優しくです。
特に文字などは線が細いと思いますので、あまり力を入れてゴシゴシすると最悪の場合ポキッっと文字が欠けてしまいます。
この一手間で大分印象が美しくなり、この後の彩色が楽になりますよ♪
全体が彫れ、ヤスリも掛って綺麗になりました!
ここまで来れば危ない道具を使った作業おしまい。お疲れ様でした(^_-)-☆
ちなみにこの表札では姓と波千鳥だけを浮彫りにし、つらら庵のロゴはアクリル絵の具で手描きをするだけにして変化を付けました。(めんどくさかったとも言う(笑))
次回はいよいよ楽しい彩色の作業ですよ~♪
ぜひぜひ第二弾もお見逃しなく!(*^^)v
それではこのあたりで!
今日も一日ありがとうございました~☆
また、おこしやす つらら庵 ♪
〇今日の水墨絵〇
「石川五エ門」