糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの
09月02日の「今日のダーリン」
・唐突に質問します。
「ボディコン」ってことばを知っていましたか?
流行したときから四半世紀も経ってるから、
知らない人が多くなってるんじゃないかと思ったんです。
当時も、ぼくの周囲に多い無学な友人は、
「ボディがコンっとしてることじゃないの?」
と言ってたくらい、どうでもいいことなのですが。
ボディラインを強調するファッションを表す
「ボディ(body)コンシャス(conscious)」
の略だっちゅうの…なんですね。
ぼくはこの「コンシャス(conscious)」ってことばが、
なかなかおもしろい単語だなぁと思ったんですよ。
「意識して、気づいて、覚えて、わざとらしい」
というような日本語の意味があるらしいんですが、
「ボディ・コンシャス」といえば、つまりは、
ボディを意識してる(させてる)ファッションですよね。
わざとらしいくらいに、強く意識する、という感じ。
いろんな場面や、考え方について、
この「コンシャス」を取り入れるとわかりやすいんです。
「彼女って、すっごくマネー・コンシャスだからさ」
といえば、つまりお金に強い意識がある人ってこと。
いっそ「お金コンシャス」と言ったほうが早いかな。
「体重コンシャス」な人がいたり、
「拡大コンシャス」な人や会社もあるだろうし、
「知識コンシャス」な個性の人なんかもいるでしょう。
あることについて、人並みを超えて意識してることを、
日本語の表現だと、狂だとか鬼だとか亡者だとか、
もう別世界の異形のものみたいに言ってきたわけです。
でも、それは「強くそのことを意識している」くらいで、
ふつうに、十分に表現できると思うんですよね。
お笑いの千鳥の言う「クセがつよい」というギャグも、
「コンシャス」を語ってるようにも思えます。
あ、そういえば「お笑いコンシャス」な人もいますよね。
「健康コンシャス」な人だとか「筋肉コンシャス」な男、
「病気コンシャス」って人もいるんだよなぁ。
「損得コンシャス」「理屈コンシャス」なんかもあるし、
え、ぼく自身ですか?「おもしろコンシャス」かなぁ。
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
幡野広志さんとの対談と「ほぼ日手帳」スタート好調です。
「ボディコン」ってことばを知っていましたか?
流行したときから四半世紀も経ってるから、
知らない人が多くなってるんじゃないかと思ったんです。
当時も、ぼくの周囲に多い無学な友人は、
「ボディがコンっとしてることじゃないの?」
と言ってたくらい、どうでもいいことなのですが。
ボディラインを強調するファッションを表す
「ボディ(body)コンシャス(conscious)」
の略だっちゅうの…なんですね。
ぼくはこの「コンシャス(conscious)」ってことばが、
なかなかおもしろい単語だなぁと思ったんですよ。
「意識して、気づいて、覚えて、わざとらしい」
というような日本語の意味があるらしいんですが、
「ボディ・コンシャス」といえば、つまりは、
ボディを意識してる(させてる)ファッションですよね。
わざとらしいくらいに、強く意識する、という感じ。
いろんな場面や、考え方について、
この「コンシャス」を取り入れるとわかりやすいんです。
「彼女って、すっごくマネー・コンシャスだからさ」
といえば、つまりお金に強い意識がある人ってこと。
いっそ「お金コンシャス」と言ったほうが早いかな。
「体重コンシャス」な人がいたり、
「拡大コンシャス」な人や会社もあるだろうし、
「知識コンシャス」な個性の人なんかもいるでしょう。
あることについて、人並みを超えて意識してることを、
日本語の表現だと、狂だとか鬼だとか亡者だとか、
もう別世界の異形のものみたいに言ってきたわけです。
でも、それは「強くそのことを意識している」くらいで、
ふつうに、十分に表現できると思うんですよね。
お笑いの千鳥の言う「クセがつよい」というギャグも、
「コンシャス」を語ってるようにも思えます。
あ、そういえば「お笑いコンシャス」な人もいますよね。
「健康コンシャス」な人だとか「筋肉コンシャス」な男、
「病気コンシャス」って人もいるんだよなぁ。
「損得コンシャス」「理屈コンシャス」なんかもあるし、
え、ぼく自身ですか?「おもしろコンシャス」かなぁ。
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
幡野広志さんとの対談と「ほぼ日手帳」スタート好調です。