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CHACOTT(チャコット) フィニッシングパウダー 成分解析
チャコット フィニッシングパウダー 761 ナチュラル 1,296円 Amazon |
チャコット フィニッシングパウダー763 (クリアー) 30g 1,296円 Amazon |
CHACOTT<チャコット> フィニッシングパウダー 30g 788.ラベンダー(パール・ラメ入り) 1,944円 Amazon |
皮膜力 :★☆☆☆☆
凹凸カバー:★★☆☆☆
テカリ防止 :★★★★☆
崩れ防止 :★★☆☆☆
落とし易さ :★★★★☆
敏感肌適正:★★★★★(※)
酸化安定性:★★★★☆
しっとり感:★☆☆☆☆
サラサラ感 :★★★★★
価格適正 :★★★★★(30g:1200円&1800円)
舞台用メイクとして有名なCHACOTTのフィニッシングパウダーです。
通称として「チャコットパウダー」と呼ばれることも多いですね。
チャコットフィニッシングパウダーには
- パール・ラメなしのオーソドックスなタイプ(5色展開)
- パール・ラメ入りでラベンダーやバナナなど特殊な着色を施したタイプ(4色展開)
の2つのパターンがあります。
ご依頼頂いたのはパール・ラメ入りのラベンダーカラーだったのですが、
カラーの違いも考慮すると色んなタイプがあるので
今回の解析では両タイプまとめてフィニッシングパウダー全体について解説したいと思います。
まずフィニッシングパウダーの基本成分は両タイプ統一でほぼ同様になっています。
【ナチュラル】761
ジメチコン・ローズマリー葉エキス・アロエベラ葉エキス・カミツレ花エキス・オリザノール・シア脂・BG・水・ナイロン-12・メチルパラベン・(+/-)タルク・マイカ・ミリ スチン酸Mg・酸化鉄・シルク・ベニバナ花エキス・セルロース・クチナシ果実エキス・ムラサキ根エキス・キトサンCa・酸化チタン
【クリアー】763
ジメチコン・ローズマリー葉エキス・アロエベラ葉エキス・カミツレ花エキス・オリザノール・シア脂・BG・水・ナイロン-12・メチルパラベン・(+/-)タルク・マイカ・ミリ スチン酸Mg・酸化鉄・シルク・ベニバナ花エキス・セルロース・クチナシ果実エキス・ムラサキ根エキス・キトサンCa・酸化チタン
【ラベンダー】 0788(パール・ラメ入り)
ジメチコン・ローズマリー葉エキス・アロエベラ葉エキス・カミツレ花エキス・オリザノール・シア脂油・BG・水・メチルパラベン・(+/-)タルク・マイカ・ミリスチン酸Mg・酸化鉄・酸化チタン・ホウケイ酸(Ca/Na)・酸化スズ・ナイロン-12・セルロース・シルク・ベニバナ花エキス・クチナシ果実エキス・ムラサキ根エキス・キトサンCa・グンジョウ・赤226・シリカ・水酸化A
上記の成分表ではナチュラル・クリアーが全く同じ成分表ですが、
実際にはパール・ラメなし5色はオークルなども全部同じ成分表示になっています。
パール・ラメ入りはパール成分である「ホウケイ酸(Ca/Na)」「酸化スズ」などが加えられているので若干成分が違っていますが、
それ以外の基本は同じです。
(ラベンダーの場合は赤226などの着色剤も加えられています。)
なので全体的に配色や光沢感等には差があるとは思われるものの、
基本の使用感にはそんなに差がないのではないかと予想できます。
(なので一緒に解説してます)
しかしこれだけ配色に差がある(特にクリアーとナチュラルなど)のに全成分が同じというと不思議に思いますね。
(クリアーなのに着色剤の酸化鉄やクチナシやムラサキ根が書いてあるのも変)
そして成分を確認すると、
全成分の一番最初が「ジメチコン」と書いてありますね。
「これだけパウダリーな製品なのに、一番配合が多いのはシリコーンオイルのジメチコン…?」
というのはさすがにおかしいですよね(^^;)
確かにメイクアップ製品の場合主成分がジメチコンなどのシリコーンオイルになっていることはそんなに珍しいことではありません。
特にコンシーラーやエマルジョンファンデなど油分の多いものだとシリコンベースになる場合があります。
しかし本品のような『ルースパウダー』と呼ばれる完全にパウダー状の製品は、
主成分は必ず粉体(パウダー)です。
95%くらいかもしくはそれ以上は粉体で構成されていて、後の5%以下に少量の油分などを含みます。
ということを考えると、主成分がシリコーン(ジメチコン)ということはまず考えられません。
というわけで、
実はこの製品の成分表にはちょっとした『クセ』があるので、
普通の読み方をしてはいけません。
特にこういったカラー種類が多いメイク製品でよく見られる表記の仕方なので注意が必要です。
まず全成分表の重要なルールの1つに
「着色剤として配合されている成分は成分の濃度に依らず成分表の末尾に記載しても良い」
という特殊なルールがあります。
この製品の場合、
実は主成分は「タルク」とか「マイカ」や「酸化チタン」などの粉体成分なのですが、
この着色剤ルールを使用すると、
上記のいずれの成分も白い粉末なので着色剤として扱って成分表の後ろの方に記載できます。
さらに、こういう成分表を見たときにまず見て欲しいのは後ろの方に
『(+/-)』
↑こんな表記が書いていないか?ということです。
これは「メイコンテイン制度」というものを使用していることを表す記号で、
メイコンテイン制度とは簡単に言うと、
着色が異なるのみで基本の成分が同じ場合
カラー違いの着色成分も全て含めて記載することで同じ全成分表を表示できるという制度です。
『成分が混入しているかもしれない』=メイコンテイン(含まれているかもしれない)
という意味でこの制度名が付いてます。
今回のクリアーとナチュラルが同じ成分表になっているのはこの制度を利用しているからで、
本来クリアータイプには着色剤は入っていないのですが、
他のナチュラルやオークルなどに使用されている酸化鉄やクチナシやムラサキ根、ベニバナなどの着色剤も全統一で記載しているわけです。
なので、実際には複数の着色剤が配合されているカラーパウダーよりも、
何も着色されていないパウダーの方が着色剤等のアレルギーなどにはなりにくいということになります。
というわけで解析の「敏感肌適正」に(※)マークを付けたのはそのためです。
同じ全成分でも、カラーが薄かったり着色剤が少ない方がより敏感肌向けです。
ただベースの構成はタルクやマイカなどの安全性の高い粉体ベースにジメチコンをごく微量配合しているだけなので、
基本的には非常に低刺激で敏感肌向けのパウダーです。
なので肌の相性に差が出るとしたら着色剤の違いのみです。
ちなみにラベンダーカラーの場合「赤226」という建染染料を配合しているため、
他のパウダーと比較して染料のアレルギーになるリスクは高いかもしれません。
またクチナシやベニバナ、グンジョウなども天然染料ではありますが、
全くアレルギーリスクがないわけではないので
天然染料だから100%安心と思いこまないことも大切です。
使用感としては、
舞台用メイク御用達のブランドとは言ってもこちらは単なるルースパウダーなので、
油分量も少なく、そこまでのカバー力や崩れ防止効果があるとは言いにくいです。
粉体量が非常に多いため、
フィニッシュパウダーとしてはたくことである程度のテカリ防止作用を付与できるということと、
肌のサラサラ感の持続効果を期待することができます。
これ単品であればそんなに落としにくいわけではなく毛穴に詰まることもなく、
とても肌の負担は少ないアイテムです。
成分的にはとてもシンプルな構成なので、
様々なメイクと組み合わせて使用しやすいのも好ポイント。
成分の読み方にはコツが要りますが、
商品自体はとてもシンプルかつ低刺激で良質なフェイスパウダーだと思います。
非常にお求め安いアイテムですし、
普段のメイクの仕上げ用に何色か持っておくと便利かもしれません。
CHACOTTフィニッシングパウダー
【ナチュラル】761
ジメチコン・ローズマリー葉エキス・アロエベラ葉エキス・カミツレ花エキス・オリザノール・シア脂・BG・水・ナイロン-12・メチルパラベン・(+/-)タルク・マイカ・ミリ スチン酸Mg・酸化鉄・シルク・ベニバナ花エキス・セルロース・クチナシ果実エキス・ムラサキ根エキス・キトサンCa・酸化チタン
【クリアー】763
ジメチコン・ローズマリー葉エキス・アロエベラ葉エキス・カミツレ花エキス・オリザノール・シア脂・BG・水・ナイロン-12・メチルパラベン・(+/-)タルク・マイカ・ミリ スチン酸Mg・酸化鉄・シルク・ベニバナ花エキス・セルロース・クチナシ果実エキス・ムラサキ根エキス・キトサンCa・酸化チタン
【ラベンダー】 0788(パール・ラメ入り)
ジメチコン・ローズマリー葉エキス・アロエベラ葉エキス・カミツレ花エキス・オリザノール・シア脂油・BG・水・メチルパラベン・(+/-)タルク・マイカ・ミリスチン酸Mg・酸化鉄・酸化チタン・ホウケイ酸(Ca/Na)・酸化スズ・ナイロン-12・セルロース・シルク・ベニバナ花エキス・クチナシ果実エキス・ムラサキ根エキス・キトサンCa・グンジョウ・赤226・シリカ・水酸化A
【容量 & 価格 】
パール・ラメなし 30g¥1,200+税
パール・ラメ入り 30g ¥1,800+税
【謳い文句など出来るだけ詳しい情報 】
(パール・ラメ入り)
●皮膚の凸凹やしみやくすみなどに密着する微粒子パールを高濃度配合(※当社比)することにより透明感を損なわず、光の反射でカバー力アップ(※メイクアップ効果による)。
●日本人の肌に合うゴールド系パール入り→華やかさと明るく透明感のある肌へ。
●光のコントラストで陰影をくっきり魅せる効果(※メイクアップ効果)。
<光の3層構造>
・低層の深層パール(光による隠ぺい効果(※メイクアップ効果による))
・中層に耐久性パウダー(汗や皮脂の吸収効果(※メイクアップ効果による))
・上層にグラスパウダー(360°光を反射(※メイクアップ効果による))
●黄味をおさえ明るく透きとおる肌に仕上げます。
【引用元】
https://www.amazon.co.jp/
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