【芸能・社会】まるちゃん、これからも会える さくらももこさんにメッセージ2018年9月3日 紙面から
アニメ「ちびまる子ちゃん」(日曜午後6時)の原作者・さくらももこさんの訃報を受け、フジテレビは2日、放送を差し替えた。 2011年10月16日に放送された「まる子、きょうだいげんかをする」(原作3巻その17)「まる子、つづらの中身が知りたい」(原作9巻その64)の2話に変更。「きょうだいげんか-」は、90年1月7日に放送されたアニメ第1話のリメーク作品。16年5月に乳がんのため51歳で亡くなった声優水谷優子さんがお姉ちゃんの声で出演している。 番組の終わりには、「『ちびまる子ちゃん』の原作者 さくらももこ先生がお亡くなりになりました。心よりお悔やみ申し上げます」、「アニメ『ちびまる子ちゃん』は今後も続けて参りますのでこれからもよろしくお願いします」と街を背景に白字の文字が浮かび上がった。最後にはまる子のほか家族や友達が登場し、「さくらももこ先生ありがとうございました」のコメントで結ばれた。 ◆桑田佳祐「先生、ありがとね」 過去に曲担当2012年4月から昨秋まで流れた「ちびまる子ちゃん」のエンディング曲「100万年の幸せ!!」を作曲、歌った桑田佳祐(62)は、1日深夜のTOKYO FMのレギュラー番組「やさしい夜遊び」で、「最近は別れも増えました。まるちゃんとの出会いに感謝」とコメントした。 桑田の元に、さくらさんから突然手紙が届いたのが12年正月。書き下ろしの詞と曲を作ってほしいとの内容だった。 「お手紙の感じがとてもよかった」と桑田。自分が10年に初期の食道がんを患った後で、「さくら先生は『桑田のことを励ましてやろう』という気になったんじゃないかという気がする。ステキな大舞台に私をあげていただきました。大恩人です」としみじみ。 昨年10月に放送されたスペシャル番組には、桑田がアニメキャラとして本編に初めて登場。「その時も具合が悪かったと思うけど、さくら先生はこだわりになって、素晴らしい回を作ってくれて涙がとまらなかった」。 番組最後の生歌コーナーでは、「100万年-」をギターの弾き語りで披露、「ももこ先生、本当にありがとね」と別れを告げた。
|