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飯伊の魅力発信へ意見交換 高校生ら企画

地域での活動について話す高校生ら地域での活動について話す高校生ら
 飯田下伊那地域の4高校の生徒らでつくる実行委員会主催の「ちいさな地方創生会議in信州飯田」が1日、飯田市で開かれた。地元の高校生や出身の大学生らが、それぞれ地域での活動や思いを発表し、意見交換した=写真。

 実行委の1人で飯田高校2年の今村隼士(しゅんし)さん(17)は、飯伊地域にはさまざまな農産物、宇宙産業など先進的な工業、観光資源があるのに生かし切れていないと主張。「個々の魅力を発信できるよう、それぞれをつなげる『地域商社』をつくりたい」と訴えた。

 このほか地元出身の大学生は、選挙権年齢の引き下げを機に高校時代に行った投票率向上の取り組みを紹介。「投票率を上げて存在をアピールしないと、若者の声は政治に反映されない」と話した。

 会議は、実行委員長の岡庭幸紀(こうき)さん(16)=飯田高校2年=ら高校生9人が中心となって企画。フェイスブック、ツイッターなどを通じて参加を呼び掛け、大学生や行政、企業の関係者ら約30人が参加した。会場の様子は動画サイトでライブ配信した。

(9月2日)

長野県のニュース(9月2日)