Appleは、App Storeへの新規アプリおよびアップデート申請に際し、10月3日以降はプライバシーポリシーの遵守を求めることを開発者に通知しました。
すべてのアプリにプライバシーポリシーを適用
サブスクリプション・サービスを提供するアプリやApple Payによる支払いを受けつけるアプリ、またHomeKit、HealthKit、CareKitなどのAppleのフレームワークを利用するアプリなど、ユーザーの個人情報にアクセスするものについては、以前からプライバシーポリシーの遵守が義務付けられていました。今後は種類や機能を問わず、すべてのアプリに同ポリシーが適用されます。
App Storeで提供されている既存のアプリについては、10月3日以降にアップデートされるまでは、プライバシーポリシーが適用されないようです。
Appleは現地時間8月30日、App Store Connectポータルで、今回の変更を通知しました。
2018年10月3日より、App StoreまたはTestFlight外部テストを通じて新規アプリおよびアプリのアップデートの配信を申請するには、プライバシーポリシーの遵守が求められます。またアプリの新しいバージョンを提出する際には、プライバシーポリシーへのリンクまたはテキストが編集できるようにしてください。
App Store Reviewガイドライン5.1.1
AppleのApp Storeのプライバシーポリシーについては、App Store Reviewガイドラインの5.1.1「データの収集および保存」で解説されています。
(i)プライバシーポリシー:全てのアプリケーションには、App Store Connectのメタデータフィールドと各アプリケーション内にアクセスしやすい形で、プライバシーポリシーへのリンクを必ず含める必要があります。プライバシーポリシーはわかりやすく明確なものである必要があります。
・アプリケーション/サービスが収集するデータの種類(該当する場合)、データの収集方法、データの用途はすべて明確に提示してください。
・本ガイドラインに準拠して、アプリケーションのユーザーデータを第三者(分析ツール、広告ネットワーク、他社製のSDK、親会社、子会社、ユーザーデータにアクセスできるその他の関連組織)と共有する場合は、その第三者がアプリケーションのプライバシーポリシーや本ガイドラインで求められるものと同等のユーザーデータ保護を提供することを確認してください。
・データ保存/削除のポリシーと、ユーザーが同意を無効にする方法やユーザーデータの削除をリクエストする方法を記載する必要があります。
Source:MacRumors
(lunatic)