日本的雇用慣行を打ち破れ
先日のトヨタの「従業員は子供」という社長会見には、違和感を覚えた人が多かったようだ。33万人を雇用するグローバル企業にも、まだ「一家」意識が生きているらしい。

日本では資本家がほとんど経営に介入しないので、「労資対立」ではなく「労使対立」があった。この使用者もサラリーマン経営者なので、日本企業は一家のもうけから長期的な投資を差し引いて労働者に分配する労働者管理企業だったが、経済が成熟して業績が低迷すると一家は維持できなくなり、インサイダーとアウトサイダーの労・労対立が起こる。

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