至高の兄(骸骨)と究極の妹(小悪魔) 作:生コーヒー狸
<< 前の話 次の話 >>
日曜日までに書きためる予定が、思いのほか進んだので投稿します。
「お兄ちゃん、私もう寝るから~。おやすみなさーい。」
「ああ、しっかり休むんだぞ。おやすみ…さっちん。」
左手にペットのぷーにゃんを抱っこし、右手を一般メイドのデクリメントに引かれたさっちんが、円卓の間を後にする。その場に残されたのはアインズ――そしてヴィクティムとガルガンチュアを除いた階層守護者5名、宝物殿の領域守護者であるパンドラズ・アクター、セバス・チャンとプレアデス6姉妹である。
「さて…ナザリックが誇る最高のNPC達よ。」
非常に威厳に満ちた声で語る支配者に、NPC達の身が引き締まる。
「――私が最も信頼するギルドメンバー達によって創造された、彼らの分身にも等しいNPC達よ!」
アインズからの絶対的な信頼を感じさせる言葉に、NPC達は歓喜の念を抱き、偉大な支配者からの信頼を絶対に裏切る事はすまいと誓う。
「明日は、いよいよ私が最も愛する妹(貴方の子を身篭ったサキュバスさんは?)である、さっちんが冒険に旅立つ。」
先程まで綿密に打ち合わせていた事だ。ナザリックの為に危険を顧みず行動する究極の妹君には、全てのNPCが一層の忠誠心を抱く事になった。
「分かるな?分かっているよな?」
非常に強い口調でアインズは問いかける。
「勿論でございます。先程ご報告しました様に万全の警備態勢を敷いております(デミウルゴス)」
「さっちん様に、万が一の事態が発生したおりには、即座に強襲殲滅救出部隊が出動する手筈になっているでありんす(シャルティア)」
「さっちん様ノ警護ニリソースヲ割イタ分、手薄ニナルナザリックノ防衛ハ責任ヲ持ッテコナシテ御覧ニイレマス(コキュートス)」
「ナザリックにある全てのアイテムっ、ワァールドアイテムの使用まで御許可頂いた以上、どのような事態となっても対処可能と自負しておりまぁす!(パンドラ)」
「さっちん様が見たがっていた「森の賢王」の所在は確認済みです!(アウラ)」
「ぼ、僕もコキュートスさんのお手伝い頑張ります(マーレ)」
「さっちん様の直掩、身の回りの御世話はお任せ下さい。また不埒者がさっちん様に無礼を働かぬ様、関係する人間には厳しく目を光らせます(セバス)」
NPC達は其々に任せられた役目を命に代えても果たす事を宣言する。
「うむ。素晴しいぞ。お前達であれば私の目的を理解し、失態なくことを運べると強く確信している――だが!」
アインズの全身から凄まじいオーラが吹きあがる。アインズのスキルである「絶望のオーラ」に似ているが、レベルⅠ~Ⅴまであるどの効果とも異なるそれは「激情のオーラ」とでもいうべきか。激しい感情が抑制されるはずのアンデッドの精神耐性効果すら及ばないそれは、奔流となって部屋を吹き荒れる。
「だがしかし!冒険というものには危険やトラブルは付きものだ。それは私も充分に承知している――それでも!それでも我が妹であれば、例えどんな困難が立ちふさがろうとも、それに打ち勝つ事が出来ると信じている!」
アインズの激白に、NPCの誰も言葉を挟めない。
「我が愛する妹は、必ずや輝かしい成果を携えて、ナザリックに凱旋することだろう!!私はそれを心待ちにするとしよう。」
「もちろんでございます!!(NPC全員)」
今回の冒険の行為判定は「クリティカル」以外は許されない。その為ならどんな事(接待・イカサマロール)でもすると宣言したゲームマスター(兄)と、その無茶振りを物ともしないNPC達の事など露知らず、プレイヤー(妹)は惰眠を貪っていた。
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
エ・ランテル冒険者組合にある待合室。その中でも最も広い部屋に、組合長の名で招集された複数の冒険者チームが集まっていた。銀級冒険者チーム「漆黒の剣」もその中の1チームだ。
「今回の組合長の招集……都市長がらみの案件だって話だが?エ・ランテル近郊を襲っていた帝国軍と関係があるのだろうか?」
漆黒の剣のリーダーの戦士、ペテル・モークが問いかける。
「そいつはねえだろ。俺達冒険者は国同士の事には不干渉だぜ。噂じゃかなり高位の貴族がらみって話だ。都市長は、今もエ・ランテルで指揮を執ってる王国戦士長をほっぽって、その貴族サマにつきっきりって話だ。」
チームのムードメーカーである、レンジャーのルクルット・ボルブが応える。
「焼け出された民がエ・ランテルに避難して来ているというのに……これだから貴族どもは!」
マジックキャスターであるニニャが忌々しそうに呟く。彼女は姉を貴族によって奪われた過去があり、この国の貴族を憎んでいる。現在は冒険者として力を付け、姉を救う事を目標としている。チームメイトには女である事を隠しているが、メンバーにはばれていたりする。
「そうでもないのである。その貴族は他国からお忍びで来ていて、村に居合わせたところに襲撃してきた帝国兵を、捕らえて戦士長殿に引き渡した事で、その礼としてエ・ランテルに滞在中という話である。」
「王国の貴族どもには是非見習って欲しいですね。まあ無理でしょうけど。」
「そうそう!その貴族に仕えるメイドがすんげー美人揃いって話だぜ!このチャンスにお近づきになりたいところだ!」
「まったくルクルット…貴族の相手なら、私達のような銀級ではなく、この都市最高のミスリル級が選ばれる可能性が高いです。私たちまでお鉢はまわってこないでしょう。」
「夢見るくらいはいいじゃねーか。それに会って話を聞くだけで金貨10枚だろ?帝国兵のせいで、都市の外への依頼が規制されてるコッチとしてはありがてー話じゃん。」
「糊口を凌ぐのに有り難い話である。」
現在、エ・ランテル冒険者組合に所属している冒険者達へは、近隣を襲撃していた帝国兵の残党とのトラブルを防ぐ為に、組合の許可なく都市外の依頼を受ける事が規制されている。
冒険者としても、好んでバハルス帝国と事を構えたいと思うはずもなく、騒動が落ち着くまで、多くの冒険者達が都市内で燻っている現状で在った。その為、本来は貴族関連を避けがちな冒険者達も、この「話を聞くだけで金貨10枚」という話には好意的だ。ちなみにこの予算は全てエ・ランテルの予算から支出される。
「それがそうでもないみたいだぜ!?」
漆黒の剣の4人が話していると、他の冒険者が声をかけてくる。
「依頼で都市を離れてる「クラルグラ」以外の「天狼」「虹」のミスリル級チームと幾つかの白金級チームが、依頼を受けてエ・ランテルの北東に発見された遺跡探索に出発したって話だ。すげーお宝が眠ってるらしいぞ!見本として遺跡で発見されたアイテムを見た組合長と魔術師組合長が、あまりの凄さに大騒ぎしたって話だ!」
「遺跡探索ですか?それなら尚更、私達のような下級クラスは御呼びじゃないでしょう?」
「いや、それがな、その貴族様はこの国の事に詳しくないってんで、案内の為の冒険者チームも探してるんだとさ。」
随分と景気のいい…そして怪しい話である。遺跡探索ともなれば事前費用でもかなりの金額が発生すると聞く。遺跡で財宝などが発見できれば、費用の回収も可能だろうが、遺跡の奥で目も眩むような財宝を発見などというのは御伽話の類だ。そしてエ・ランテルの近くに遺跡があったなど初耳だし、その遺跡の探索を他国の貴族が依頼するのは不自然だろう。
それに案内目的で冒険者を雇うという事は、当然護衛も含まれるはず。それこそ上級冒険者…それほどの貴族ならオリハルコンやアダマンタイト級冒険者に依頼するのではないだろうか?
「それでしたら護衛の為にも強いランクの冒険者が選ばれるのでは?」
「いやいや、聞いて驚けよ!実は昨日の事なんだが――」
この饒舌な冒険者が語る話は、血生臭い事に慣れているペテル達にとっても、ドン引きせざるを得ない話であった…
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
「おおー!ここが冒険者組合!雰囲気あるじゃん♪」
セバス、サンちゃん(傭兵NPC)、ルプスレギナ、ソリュシャン、ぷーにゃん、を連れた私は、都市長さんに連れられて冒険者組合の偉い人に会いに組合へ来ていた。この都市の有力冒険者を紹介して貰う為だ。他の4人は屋敷に残って、都市で情報収集しているデミウルゴスの部下からの報告を聞いている。私達が建物に入って受付へ行こうとすると……
「へっへっへ…すげーべっぴんさんじゃねーかよ。如何だい?こっちでお酌でもしてくれねーか?何だったらもっとイイ事も…ねーちゃん銀貨何枚だ?」
「プッ……ウヒャヒャヒャwww何このテンプレwwおんなじだ!お兄ちゃんが持ってるラノベとおんなじだ!www」
あまりのテンプレクソザコかませキャラの登場に、私が爆笑していたら
バギッ!!ズガーン!!ドガッ!!ゴキャッ!!
あっという間にセバスが瞬殺してしまった…死んでないよね?あっ、ピクピクしてるから大丈夫!?
「おっきゃああああああ!!」
ん?なんかぼさぼさの赤毛の女の人が叫んでるけど、どうしたんだろ?
「ちょっとあんたらっ!何てことしてくてんのよぉっ!?」
どうやらザコ1号がぶっ飛ばされたせいで、持っていたポーションが割れてしまったらしい。これはセバスに落ち度が無いともいえない。ザコ2号達は弁償するお金を持っていないようだし、部下のフォローするのも上司の役目だ。ここは私が泥を被ろうじゃないか!ポーションくらいならアイテム袋にたんまり持ってる。横暴な印象を持たれちゃわないように下手に下手に…
「お嬢ちゃんも聞いてるの?アンタの家来のせいでこうなったんだから…」
「し、失礼しま――」
突然、私の視界が塞がれた!耳も塞がれて何も聞こえない!?このボインボインな感触はソリュシャン??いったい何が??
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
「それで、ブチ切れたブリタとかいう鉄級冒険者が、そのお嬢さんに喰って掛かったらよ、突然ブリタの右手がスパッと切れ落ちてな!!」
「そ、それはそのお嬢さんの護衛の方の仕業ですか?いくらなんでも、さすがにやり過ぎだと思いますが。」
これにはペテル達もドン引きだ。いくら主人に無礼があったとしてもやり過ぎだろう。暴力稼業の冒険者なら喧嘩くらいは日常茶飯事だが、街中、それも組合の建物で血を見る事は多くない。
「いや、俺もその場で見てたんだが、誰も何もしちゃいなかった!本当にいきなりブリタの手が切れたんだ。」
「魔法とかじゃねーのか?ニニャなら何か分かるか?」
「魔法が行使されたなら、誰も気づかいはずはないでしょう?」
「おう、うちのチームのマジックキャスターも言ってたな。まるで
なんとも不可解で物騒な話である。
「それでどうなったのであるか?最初にちょっかいを出した男はともかく、ブリタという冒険者は災難だったのである。」
片腕を失っては冒険者としては再起不能だろう。そこまでの大怪我では最初に持っていたポーションがよほど高級――魔法で造られた金貨数十枚以上の最高級品でもなければ、治癒できないはずだ。そんなポーションを鉄級冒険者が所持している可能性は低い。
「それが、お付きのメイドの1人が聞いた事もねー回復魔法を使って、あっという間に元どうりだよ!」
「そこまでの効果となると、かなりの高位階の信仰系魔法であるな。それこそアダマンタイト級冒険者か高位の神官でもないと無理なのである。」
王国のアダマンタイト級冒険者には蘇生魔法を行使する者がいる。かのスレイン法国にも周辺国家より優れた神官が大勢いるとの話だ。そしてそういった高位魔法は莫大な対価が必要となるので、庶民や下級冒険者には縁のない存在だ。
「そうしてブリタに向かって「これでポーションの弁償になったっスよね♪」って笑顔で言うんだからよお…」
どうやら今回の依頼主になるかもしれない相手は、かなりの力を(色々な意味で)持っているようだ。興味は湧くがあまり関わりになりたいとも思えないな…とペテルは思うのだった。
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
「これはこれは…お嬢様!むさ苦しい場所へようこそいらっしゃいました。」
冒険者組合へ到着すると、組合長のアインザックさん自らお出迎えだ!昨日の事は全て冒険者組合の監督不行届という事で、平身低頭で謝罪された。組合の裁定は100:0でこちらの勝利?一切のお咎めは無しだ!代わりにザコ1~5号は冒険者の資格を剥奪のうえで、鉱山に永久就職が決定したそうだ。
私に喰ってかかった女冒険者は銅級へ降格&厳重注意という事になったそうだ。厳し過ぎない?と思ったが、これでも寛大な処分と言う話だ。治癒魔法の代金を不問とか私には分からない話をしていたが、どういう事だろう。あの後はソリュシャンに目隠し&耳に栓されたまま組合長の部屋まで運ばれちゃったから、どうなったか分からない。
そういえば帰宅後に、王国戦士長のガゼフ・ストロノーフさんという人が訪ねて来た。お兄ちゃんに話があったみたいだけど、不在を伝えて代わりに話をきいた。カルネ村の件での御礼を伝えられたけど、このオジサンは良い人そうだ。うんプラス1ポイントだね。
例の「陽光聖典」を探しているそうなので「あの人達は(身ぐるみ剥がれて)国へ帰っちゃいましたよ」と伝えたら、ビックリしていた。え?不味かった!?ごめんなさい!お詫びにもう1ポイント差し上げまーす。
「組合長さん、今日も宜しくお願いします!」
これから紹介してもらうのは金・銀級の冒険者だ。これより下は組合でも情報不足で責任が取れないとの事で、紹介はお断りされてしまった。ちなみに昨日紹介されたミスリル&白金級チームはナザリックにご招待だ。レベルも20以下で微妙だったし、有用そうなタレント持ちもいなかったので、せいぜいナザリックの糧になってもらう事にした。
あ!もちろん初回はお試しコースだから生きて帰れるよ。お土産も用意してあげる様にお兄ちゃんに頼んであるから。それに味を占めたら……ウケケケ
「まずは改めて昨日の不手際を謝罪いたします。お嬢様に無礼を働いた不届き者達は、2度とこの都市に現れる事はありませんのでご安心を。そして見当違いの言いがかりでご迷惑をおかけしたブリタに寛大な処置を願っていただいたばかりか、治療費まで不問にして頂けるとは!」
ん?あの人どこか怪我でもしてたの?それであんなに怒ってたのか。ふーん、ルプスレギナが治してあげたんだ。けっこう優しいところあるんだ。
「それじゃあ面接を始めようか。ねえ組合長さん?組合長さんからのお薦めパーティーとかはいないの?」
こういうのはプロの話を聞くのが一番だろう。
「はっ!そうですね…「漆黒の剣」というパーティーなのですが、未だ銀級ではありますが、バランスのいい構成でして、品行にも問題はありません。そして所属するマジックキャスターは「魔法習得速度が通常の2倍」という、とても貴重なタレント持ちで、第三位階魔法習得も間近という逸材でして!」
ほほう!それは期待しても良さそうだ。漆黒の剣にプラス1ポイントだ。お兄ちゃんも将来性は大事だ!と言っていたし、これまでの情報から、ぶっちゃけ銀級がオリハルコンやアダマンタイトだろうと対して違わない。むしろこちらの都合に併せて育成する事を考えれば、レベル1だって構わないのだ。お兄ちゃんは「レベルなんてナザリックで鍛えればどうとでもなる」と言っていたし、これは決まりかも!?
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
「――という訳ですが、何か質問などはございますか?」
セバスが「漆黒の剣」に説明しているのを、黙って聞いていた私は「これってもしかして?」と思っていた。あのニニャって人、マーレ君の逆パターン!?でもどうして??そういう趣味なの?あまりアブノーマルな人はちょっと…マイナス1ポイントかな…と考えていたら
「はい!ご質問宜しいでしょうか?」
とても元気な声をあげる男がいた。レンジャーのルクルットという人だ。
「そこの美しい黒髪のメイドさん!お名前をお聞かせ下さい!あっ、もちろん眼鏡が似合う知的なメイドさんも、アイパッチがお洒落なメイドさん、それに凛々しい女騎士様も!とうぜん可愛らしいお嬢様も美人ですよ!でも貴女に決めました!」
コイツは何をいっているんだ!?その場にいる1人を除いた全員の視線がルクルットに集中する。
「ウヒャヒャヒャヒャヒャwww何それ!?パンドラみたいwww」
これはプラス1ポイントだ。
「お、お嬢様…」
「も、申し訳ありません。チームの者がご無礼を!ルクルットっ、いい加減にしないか!」
「そうだよねー♪ナーベラルちゃんは美人さんだからね。」
「ナーベラルちゃんという名前なんですね!惚れました!好きです!お付き合いして下さい!」
「だまれ
「厳しいお断りのお言葉ありがとうございます!それではお友達ということでお願いします!俺はルクルット・ボルブと言います。ルクルットと呼んで下さい。」
この男はおもしろい!おもしろいぞ!さらにプラス1…いや2ポイントだ!
「殺すぞ。
ナーベラルちゃん毒舌!知らなかった!というよりストップ!ストーップ!
「わかりました!それでは貴女のファンとして応援させて下さい!」
そしてこの男めげない!ここまで女性に積極的とは、どこかの骸骨とは違う!さらに1ポイント!
「ウヒャヒャヒャヒャwwwナーベラルちゃん、ファンは大事にしないとダメだよ。弐式炎雷さんも自分のファンにはサービスしてたんだから。」
ナーベラルの創造主である弐式炎雷さん。忍者プレイにハマっていたあの人は有名人で、他のゲームでも忍者キャラをしようしていた。超巨大な忍刀「素戔嗚(スサノオ)」による超火力と隠密特化の紙装甲。そのロマン溢れるプレイに多くのファンが付いていた。
「なっ!?弐式炎雷様がっ!そ、それでは…いや、しかし…ぐぬぬぬぬ。」
「ゴホンゴホン!それでは他に、依頼についての質問はございませんでしょうか?」
「はいはーい!ニニャさんはどうして男の格好をしてるんでしょうか?私すっごく気になります!」
そうだ、この勢いにのって聞いてしまえ!
「なっ?」
「は?」
「??」
「えっ?」
「あちゃー…」
この後、色々あったけど「漆黒の剣」との雇用契約は無事に締結されました。ニニャさんのマイナスポイントも取消されました。
さっちんポイントを溜めると、死亡フラグ消滅やラッキーイベント等の良い事があるかもしれないです。
逆にマイナスポイントが付いてしまうとナザリックの「絶対ころすリスト」に名前が載るかもしれません。