朝夕刊静大生1人、遺体で発見 海岸3人不明◆現場から4キロ西 19歳の後藤さん
静岡市駿河区高松の海岸で静岡大生三人が行方不明になった事故で、静岡南署は二十五日、三人のうちの一人、同区大谷、静大二年の後藤英奈さん(19)の遺体が現場から約四キロ西の海岸で見つかったと発表した。残る二人はまだ発見されておらず、県警は二十六日も早朝から捜索を続ける。 署によると、後藤さんの遺体は二十五日午前十一時十五分ごろ、駿河区広野の広野海岸公園の東の海岸で、近くの交番員がパトロール中に発見した。所持品はなく、署が指紋を確認し、後藤さんと一致した。
署は、後藤さんら三人が台風20号による高波にさらわれたとみており、後藤さんの死因は溺死とみられる。 後藤さんの知人によると、後藤さんは教育学部に所属。山梨県出身で県立吉田高校を卒業後、静大近くのアパートで一人暮らし。サークルは軽音楽愛好会に所属し、ベースに親しんでいた。同じサークルの二年生の男子学生は後藤さんの行方不明を受け「冗談かと思った。無事でいてくれたら」と話していた。 署によると、二十三日午前六時十分ごろ、駿河区高松の海岸に三人のリュックサックや学生証、財布などが置いてあるのを通行人が発見。スマートフォンには二十二日午後十一時ごろに、三人が海岸で花火をするデータが残っていた。 今、あなたにオススメ Recommended by |
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