☆前回から引き続きまいります!
今日はシャアことクワトロが発した謎の名言&迷言を辿っていきたいと思いますが、その前にグリプス戦役では相当悩んだシャアでありました。
私も悩んでます。何に?
ん?タイトルが「クワトロ・バジーナじゃないって?」ってこと?
シャアもクワトロも同一人物だからいいんだって!えっ?良くないって??
だって、シャア・アズナブルの方がいっぱい外部検索されてんだもーん!しょうがないじゃーん!
君はシャア・アズナブルという人を知っているかね?
シャア・アズナブル、本名キャスバル・ダイクン。彼の年齢はアムロより4歳も歳上で、しかも身長は8cmも高い(シャアU.C.0059.11.17生まれ/180cm、アムロU.C.0063.11.4生まれ/172cm)。太陽星座が同じだ(共に蠍座!)!
一年戦争の序盤「あの赤い彗星?!」と驚き、初対戦後ではアムロはシャアのことを「僕はあの人を倒すんだ」と言っていたが、ララァが現れてからとたんに「シャア!覚悟!」とだんだんとタメ口に、「俺は今シャアと言ったな」とか言って...そして呼び捨てになっていく。
いったい!なんてことですか!
アムロは確かにガンダム史上最も強いニュータイプの力を持っている。一年戦争後、地球連邦軍に腑抜けにされてはいたが、自ら行動しないニュータイプの癖して、宇宙から降りてきたシャアにやっとこさ言われて、そしてベルトーチカという女の力を借りてやっと重い腰を上げて立ち上がった人。くらいにしか思わん!
こう読むと、宇宙空間(アクシズ)にいたシャアと地球の重力の魂に引かれて、あのシャイアンの豪邸に暇を持て余し、さぞ沢山女遊びを覚えたに違いないアムロとは大違いである(大佐はロリだが...)。地球の引力の井戸とは流石そらおそろしいものだ。
シャアが地球に住み着かないのが良くわかる話だ。
我々も、
シャア「人は長い間この地球という揺りかご中から戯れてきた。しかし時は既に人類を地球から巣立たたせる時が来たのだ!」
シャアは元ジオン共和国の王子様であり「由緒正しいお方」なのです!父ジオン・ズム・ダイクンのご子息「キャスバル・レム・ダイクン」でございますぞ!
もっとも偶然が重なって出会うべくして出会った2人だったが、戦争が起きなければ一生出会うはずもないし、名前すら知らない。
アムロ・レイは連邦軍軍属技師の父親を持つ、言えば一般庶民の息子。アムロが連邦軍、カラバやロンド・ベルで大尉止まりなのは士官学校に行っていないノンキャリだからであります。
しかも王子を追われ迫害に遭ったキャスバルは地球のジンバ・ラル家に身を寄せ、「エドワゥ・マス」を名乗る。そしてシャア・アズナブルという偽名を手に入れ、ジオン公国での士官学校では、あのガルマと同期生卒エリートだぞ!ジオン公国軍宇宙突撃部隊少佐シャア・アズナブル。
ちょっ!まてよ、「キャスバル・レム・ダイクン」「エドワゥ・マス」「シャア・アズナブル」「クワトロ・バジーナ」一体いくら偽名を名乗ればいいんだ!シャア大佐!どれが本物か分からなくなってきたではないか!まだ偽名はありますな。さすが大佐!
コンコン。
シャア「入りたまえ」
キグナン「おかえりなさいませ、大佐」
シャア「キグナン……私はクワトロ大尉だよ」
キグナン「私にとってはシャア・アズナブル大佐です」
drake「私にとってもシャア・アズナブル大佐です!」
さて、新生ネオ・ジオン軍で彼は総帥になるのだが、シャアはずっと「大佐」と呼ばれている。これは一体なぜなのか?
カダフィ大佐にみるシャア大佐
宇宙世紀より遥か前、旧世紀時代(現在の我々の時代)に地球のリビアという国にカダフィ大佐がいたのはご存知だろうか?
あのアラブの春から欧米にターゲットにされて内乱を起こされ、群衆にめちゃくちゃにされたカダフィ大佐。
彼のことを話すと長くなるから、少しだけ簡単に。
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カダフィ大佐はリビアの英雄である。リビアは原油が出るので資源も豊富で市民は豊かな生活だった。ではなぜ殺されたのか?独裁者と罵られ、リビアには中央銀行が存在しなかったからである。
独裁者を理由に西側諸国のプロパガンダを起こし、反テロリスト軍隊にクーデターさせて「こいつは殺さなきゃダメだ」と鬼畜米英仏が裏から手を回し、“アルジャジーラ”を扇動し、「国家リビアを、国民を民主主義の元に!」と見事国家転覆を成功させリビアを欧米諸国に売国した。
カダフィーが大佐と呼ばれる由縁は国民から慕われていたからである。それは総統でもカダフィ大統領でもなく国民目線の革命軍人、それが「大佐」と呼ばせていた。英雄であるのだ。
要するに一般論で言わせて貰えばリビアという国は「他国のような国民の不満はひとつもなかった」のである。リビアでは教育も医療も無償であった、核兵器の問題はあったがその他の事は他国が干渉する理由すらなかった。西側諸国はリビアの原油が狙いなのと中央銀行を作るのが目的。それには核を廃棄したからといっても、カダフィ大佐は邪魔だったのである。
カダフィ大佐はワシントンが求める「リビア方式(Libyan model)」を受け入れて、経済制裁を解くかわりに核兵器その他大量破壊兵器を廃棄した。にも関わらず、リビア国内で湧き上がった民主活動家によってカダフィ大佐は国内暴動を抑えることが出来ず、この民主活動家(ワシントンから資金提供され送り込まれたNGO集団)集団が若者達に「独裁打倒」の思想を吹き込み洗脳させた、それがカダフィ大佐を悲惨な末路へと追い込み破壊した。カダフィ大佐が失敗したといえば国民を甘やかしてしまったことである。
北朝鮮の「将軍様」とリビアの「大佐」果たしてどちらが国民を恐怖政治に陥れていただろうか?
とまあリビアでの一抹だったが、今のシリアを見ても何が問題でどちらがどこが正義で悪なのがよく見てとれよう。
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つまり一国の国家元首が「大佐」(王様、女王様、大統領や総統、将軍様と言われるより)と呼ばれるだけ、国民からは信頼と人望が厚いのである。
日本にも『ジークジオン!』を起こせ!
ネオ・ジオン国民「お願いします」
総帥がのってるってさ!前の方にだよ!ほら!総帥にだよ!ホントだ!
ネオ・ジオン国民「総帥に」
クェス・パラヤ「大佐に?」
ネオ・ジオン国民「向こうから総帥にと」
シャア「ありがとう」
ネオ・ジオン国民「ジークジオン!ジークジオン!ジークジオン!」
drake『ジークジオン!』
「♬星のひかりに〜思いをかけて〜熱い銀河を〜胸に抱けば〜夢は〜いつしか〜この手にとどく〜♬シャアズ ビリービン アワズ プレイプレイ!シャアズ ビリービン アワズ プレイプレイ!」
《ネオ・ジオン国歌「我らが願い」作詞:井萩麟こと富野由悠季》
www.youtube.com(やばいこの人らめっさ楽しそう……参加したい…)
この国歌にはシャア・アズナブルの「Char's」が入っている。まるで本名のキャスバルは捨てたと言わんばかりに。ダカールの演説でも「私はかつてシャア・アズナブルという名で呼ばれたこともある男だ!」と言っていた。
シャアという個人名が国歌に入っていては独善的だ独裁者だ!などと思われるがシャアはあくまでもキャスバル王子なのだ。だから許される歌詞なのである。
カミーユ「ショックウエーブの外にはみ出ないように!」
クワトロ「了解」
☆本日もお読み下さいましてありがとうございます。
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