就活の軸が欲しい就活生に35才の僕が伝えたい大切にして欲しい10のこと
「できるわけない」「どうせ無理」
僕が世の中から消し去りたい言葉たちです。
本当は誰しも心からなりたいと思っている自分のヒーロー像があったはずです。本気でそれを追っかけていたはずです。
でも、現実を知り、世間一般の「こうしなきゃいけない」という常識を身にまとい、気づけば、「それは無理だ」、「普通が一番だ」と言って、止める側に回ってしまう。
でも、想像してみてほしいんです。
頭ごなしにこんな言葉を投げかけてきたり、こういう否定的な考えを持った人たちで溢れた社会ではなく、
- 「まずやってみよう!」
- 「それ最高だね」
- 「お前だったら必ずできる」
- 「こんな方法もあるよ!」
こんな言葉で溢れた社会になれば、世の中はもっと本気で楽しくなると思いませんか?
そのために必要なこと。
それは、この記事を見てくれている、あなたのその想いを消さないこと、その選択を諦めないことなんです。
就活においても、この「できるわけない」「どうせ無理」は、あらゆる場所で蔓延しています。
でも、あなたはきっと、できるかどうかわからないけど、本音では挑戦したい、やってみたい、と思ってるのではないでしょうか?
諦められない自分がいる、無理だ、と思いたくない自分がいるんじゃないでしょうか?
でも、やっぱり難しいんじゃないか、周りがこれだけ止めてくるなら、自分が間違っているんじゃないか、と思ってしまっている。
それが障害になり、大きな決断を迫られた今、あなたの迷いや不安、苦しみになっているのだと思います。
でも、だからこそ、僕は声を大にして言いたい。
「あなたはできる!」「なんだってやれる!」と。
無責任と言われても構いません。どうせ、それを否定してきたり、批判してくるのは、最初からやりもせず諦めてる人たちですから。
僕は覚悟を持って今も学生と接し続けています。
そもそも、あなたが、「こう生きたい!」と思ったのであれば、それでいいんです。何より、あなた自身は無邪気な子供時代、そうやって生きてきてたんですから。
だから、安心してください。
この記事を通して、小さい頃抱いていた単純なきっかけや気持ちを大切にすることこそが、いかにあなたの人生において重要なのか、がわかります。
同時に、その単純なきっかけや気持ちこそが「就活の軸」になり、何よりも「最高の人生を生きるための軸」になるんだ、ということが分かり、どんな逆境にも負けない力が湧いてきます。
この記事は就活生だけでなく、今まさに、人生の岐路に立っている人へ、「あなたはそのままでいいんだよ!」「その気持ちを大切にして決めていいんだよ!」ということ、そして、「それだけで世界はあらゆる面で、もっともっと良くなるんだよ!」ということを伝えたくて、執筆しました。
こうしたい!と思っていることがあっても、なかなか踏み出せなかった、あなたのその決断を少しでも後押しできれば、幸いです。
目次 [非表示にする]
1.今の就活生に一言云いたい
いきなりぶっちゃけますが、僕は今の就職活動や進路選択の方法について、いつも、「おかしいな」「気持ち悪いな」「つまらないな」と感じています。
何より、誰もそこに疑問を持ってないことが不思議でなりません。
それは僕自身、大学生をやっていないこと、就活をやっていないことが影響していると思います。
世間で常識とされてる一般的なルートではなく、地べたを這いずり回ってきた人間だからこそ見える景色ってあります。
この記事は就活生が多く見てくれていると思いますので、就活を例にとって伝えますね。
・30社以上エントリーしなきゃいけない
・業界決めないとヤバい
・内定取らないと人生終わる
就活生と一緒していて何気なく聞く会話の一例ですが、聞いていて、ふと思うんです。これって誰が決めたルールなんでしょうか?
周りは、そうしろ、と追い込んできます。
ですが、そもそもこんなルール存在しないですからね。そうしなきゃいけない、と勝手に思い込んでるだけですよ。
もちろん、やるな、とは言いませんが、それが全てだとも思いません。
正解なんてもはや存在せず、大切なことは、一人一人の目指す目的によって最適解は異なるよねって話です。
何より、もし本当に今の就活なり、選択方法が間違っていないのであれば、ここまで苦しむ学生は生まれないはずです。
僕が疑問に思っていること、それは、そもそも「昔から、今の就活のような物事の決め方してきましたか?」ってことなんです。
みなさん、当たり前に、業界研究や企業分析からスタートしますよね?
大手ナビ媒体の作りが、いきなり業界を選ばせる作りなので仕方ないのかもしれません。
でも、ここで一度真剣に考えてほしいんです。
これ、すごくおかしいことだと思いませんか?
何を言ってるの、と今はまだ思われてると思うので、なぜ、それがおかしいのか、そしてそれを考えることが、本来あるべき就活の軸とは何なのか、という答えにも繋がっていきますので、今からお伝えしていきます。
ちなみに、今当たり前に蔓延してる就活のやり方に対して、なんの疑問も違和感も感じない人、おかしいと思わない人は、これから先読み進める必要はありません。
そのままそのやり方を続けてください。それも1つの選択です。
では、続けます。
2.昔の自分を思い出す
みなさんは、小さい頃から今に至るまで、いろんなことをやってきたと思います。
例えば、
- 野球やサッカー、水泳、などのスポーツ
- ピアノ、書道、英会話、などの習い事
- 塾や公文、進研ゼミ、などの勉強
- おままごと、ヒーローごっこ、などの遊び
など。
ここで1つ、思い出してもらいたいことがあります。
それは、これらをやり始める時のことです。その当時に戻って、リアルに思い出して欲しいのです。どうでしょうか?
「今の就活のような物事の決め方してましたか?」
3.笑っちゃうような物事の決め方
例えば、あなたがピアノを習っていたとして、やり始める前のことを少し想像してみてください。
ピアノを習い始める前に、こんなことをして、やるかどうか決めるなんてありえますか?
・ピアノが誕生した歴史を徹底的に調べよう
・他の楽器ととことん比較検証しよう
野球を始めるか決めるために、
・野球の歴史を徹底的に調べ上げよう
・スポーツ業界を研究し、他競技と比較検証しよう
ないですよね。
習い事やスポーツ以外でも考えてみましょう。
例えば、お友達。
みなさんそれぞれに友達がいると思います。中にはすでに疎遠になった友達とか、今も付き合いあるお友達とか、大学に入ってからつながった、など色々ある思うんですが、どうでしょうか?
友達になる前に、
・生まれや能力、実績などを調べ上げよう
・長く付き合える相手かどうか検証しよう
なんてことをやってから、友達になったりしないですよね?
笑っちゃうような話かもしれませんが、こんなことをした上で、何かを始めたり、やると決める人はまずいません。
実際、あなたも、過去やってきた全ての物事に対して、こんな風に決めてきたことはなかったはずです。
4.今の就活や進路選択の方法は疑問だらけ
でも今の就活はどうでしょうか?
あなた自身の就活を思い返してみてください。今取り組んでる人は今、過去取り組んでた人は過去を振り返って、リアルに思い返してみてほしいのです。
・いきなり企業研究や企業分析してませんか?
・いきなり業界研究や業界分析してませんか?
誤解ないように先に伝えておきますが、業種や業界を選択することも、企業研究も分析も業界のことを調べるのも、細かい対策としては僕も必要だと思っています。
本気でその環境を勝ち取りたい、と考えるなら、尚更です。
ですが、今はその話をしていません。あなたが自発的に何かを始めるときにどうだったか、を思い出してもらってるわけです。
つまり、最終的に決め手となったのが何だったか、ではなく、それ自体に興味をもったきっかけややり始めた動機がなんだったか、という話です。
元々、あなたが過去に何かを始める時に、事前に研究や細かい分析を経て、やり始めるかどうかを慎重に決めてきたのであれば、何の問題もありません。
今あなたが取り組んでいる就活のやり方にも、進路選択の方法にも、周りが当たり前に押し付けてくる「こうしなきゃいけない!」という世の中のクソつまらない常識にも、僕自身、なんの文句もないわけです。なんなら「その決め方いいね!」と心から思っていたと思います。
ですが、あなたも、あなたの周りの家族や大切な仲間も、そんな決め方はしてきていないはずです。少なくても僕は、そんな決め方してきてません。
なのに「いざ就活!」「いざ社会に出る!」となると、今までやってきたことのないやり方をいきなりしだすわけです。
しかも、その結果として、追い込まれ苦しんでいる子達が量産されています。
どう考えてもおかしいんです。
5.あなたはおかしな人なんかでは決してない!
僕は普段、本当に多くの就活生や学生と接しているのですが、今の就活や進路選択の方法に対して、なんとなく違和感を感じていたり、おかしいと感じている学生が、増えてきているように思います。
でも、みんな、それをハッキリ認識できているわけではありません。
では、あなたが感じている就活や進路選択の方法に対する、違和感や世間とのズレとは一体なんなのでしょうか?
それは、「今まで」の選択方法と「今」の選択方法の違い、なのです。
でも、誰もこんなこと教えてくれません。何より、誰もそのことに疑問を持ちません。
なんなら、いきなり、業界研究や企業分析から進路を決めさせる就活が当たり前だ、と言わんばかりに追い込んでくるケースの方が非常に多くなっています。
しかも、そういう決め方をしてしまうので、「やりたいことがわからない」という状況も生まれやすくなっています。
僕の考えを正直にお伝えすると、今の就活や物事の選択方法に対して、違和感を感じたり、ズレを感じているあなたは、おかしな人なんかでは決してない、と思っています。
ですが、皆さんは今苦しんでいます。それは、圧倒的に少数派の考え方だからです。
周りにそう考えたり、疑問を持つ人がほとんどいない状況においては、「こんな風に考える自分はおかしいのかな?」と思い込んでしまうのも仕方ないとも思います。
でも、あなたは決しておかしくなんてありません。
冒頭で僕は、今の就職活動や進路選択の方法について、いつも、「おかしいな」「気持ち悪いな」「つまらないな」と感じている、と伝えました。
ですが、ここまで伝えたことを踏まえて、もう一度真剣に考えてほしいのです。
これは、こう考える僕がおかしいのでしょうか、世の中がおかしいのでしょうか、あなたはどちらだと思いますか?
6. 始まりのきっかけを思い出せ
過去やってきたスポーツ、習い事、遊びについて、いきなり研究して始めたり、分析して始めたわけではありませんでした。
では、何がきっかけだったのか?
全ての物事は、これくらい簡単、かつシンプルなきっかけだったのではないでしょうか。
実際、今までやってきたスポーツや習い事、遊び、お友達、等、あなた自身の過去を振り返りながら、思い出してみてください。
ここは非常に大事なところです。
7.「ココロオドル」瞬間は今も変わらない
少し想像してみてください。
・「ワクワク」する瞬間
・「面白そうだな」と感じる瞬間
・「苦しい」と感じる瞬間
・「さみしい」と感じる瞬間
・「イラっ」とする瞬間
・「悲しい」と感じる瞬間
これら、感情が動く瞬間のことを、普段僕は、「ココロオドル」瞬間と表現しているのですが、どうでしょうか。
この「ココロオドル」瞬間は、大きくなった今もほとんど変わってないと思いませんか?
できることは大きくなるにつれ、色々と増えてきますので、その対象範囲は広がっていると思うのですが、「楽しいな」と感じたり、「悲しい…」と感じる瞬間自体は、今もほとんど変わっていないはずです。
8. シンプルイズ”最強”
「全ての始まりの決め手になっていたのはなんだったのか?」
これについても、あなた自身の過去を振り返りながら、自分ごとでリアルに思い出してみてください。
そうなんです、もう分かりますよね?
全ての始まりの決め手って、きっかけ同様、実はすごく単純だったんです。
- 「たのしい」と思ったか、そうじゃなかったか。
- 「やりたい」と思ったか、そうじゃなかったか。
- 「ワクワク」したか「ワクワク」しなかったか。
それだけじゃなかったですか?
つまり、小さい頃は、「ココロオドル」瞬間で大体のことを決めてきたはずですし、多くの人が、それで「今」に至っています。
9.全て自分の財産になっている
「ココロオドル」瞬間に従って決めてきた。
…確かにそうかもしれないけど、物事はそんな簡単じゃないよ、と思われている方もいるかもしれませんね。
でも果たして本当にそうなのでしょうか、簡単かつシンプルに考え、それで決めたことが本当に間違いなのでしょうか?
これについても、昔に戻って、思い出してみてほしいのです。
その当時の時間軸で考えると、習い事やスポーツをやってる最中に
・「練習やめたい…」
・「やりたいとか言わなきゃよかった」
・「逃げたい!もう嫌だ!」
・「友達と同じように遊びたい!」
など、あったと思います。
お友達との付き合いも同様です。喧嘩したり、疎遠になったり、、、楽しいことばっかりじゃなくて、辛いことや悲しい出来事もたくさんあったと思います。
ですが、それから5年…10年…と時間が経過して、「今」になって、その当時のことを振り返ってみるとどうでしょうか?
辛いことや逃げ出したいこと、苦しいこと、思い出したくないこと含めて、人それぞれ色々抱えていると思います。
でも、今思えば「やってよかった」もしくは「今の自分にとってなくてはならないもの」になってたりしませんか、「経験や糧になってるな」と感じることの方が多くないでしょうか。
きっとそうだと思います。
なぜなら、僕自身は間違いなくそうだからです。
散々遠回りしてきた人生ですが、無駄なことなんて何一つもなかったなって思っています。
失敗も多くの挫折の経験も全てが自分の財産になっていると心からそう思います。
10.一番大切にしないといけないもの
簡単かつシンプルな「ココロオドル」瞬間にしたがってやり始めたことに、後悔がある人はいない。
これが僕の考えです。
ちなみに、やらない後悔はあると思います。
実際、僕は小5~6年の時に大好きだった初恋の松永さんに何も伝えられなかったことが唯一の後悔です。今でもたまに夢に出てきます。過去お付き合いして、お別れした歴代の彼女は夢に出て来ないのに…。
やらない後悔は残るので、みんな好きな人には、結果がどうなるかじゃなく、想いを伝えるために告白した方が本当にいいです!じゃないと夢に現れます。笑
…話それました。すいません。
やらない後悔ではなく、実際にやってみたことへの後悔は、時間が経過するとほとんど無くなります。
なんなら「今」になってみれば
- 「やってよかった」
- 「経験してよかった」
- 「あの出来事や経験があるから今の自分がある」
と思えるようにすらなります。
そう考えると、大事なことというのは、やっぱり「ココロオドル」瞬間を大切にすることなんじゃないかな、と僕は考えます。つまり、
「自分の気持ちや感情が動く瞬間を無視せず、その気持ちや感情に正直になって物事を決めること」
が大切だ、ということです。
物事はそんな簡単じゃない、と思われがちですが、そんな簡単なことこそ、一番大切にしなきゃいけないことなのではないでしょうか。
なにより、あなた自身がそうやって生きてきたのですから。
あなたはすでに”軸をもっている”
「でも…」「やっぱり…」
まだそんな声が聞こえてきそうですね。
ですが、ここまで伝えてきたことは決して特別なことではない!ということを最後に伝えておきます。
忘れていたり、蓋をしてしまって、なかなか思い出せなくなってるかもしれませんが、みなさんはそもそも、いきなり研究したり、分析して、物事を決めてきた人ではありません。
そうではなく、あなたは、元々、シンプルに自分の「ココロオドル」瞬間に、素直になって決めてきた経験をもっている人なのです。
つまり、ここまで伝えてきたことは、決して一部の成功者や選ばれた特別な人だけが発揮できるものではなく、本来あなたの中にすでに備わってるものであり、あなた自身も発揮できる能力だということです。
ですから、あと、大切なことは、あなたが自分の能力・才能を「使う」と決めることだけなんです。
何より、それこそが、あなたが理想とする最高の人生を歩むために必要な「人生の軸」になり、就活においても、進路選択の軸になります。
- この人と一緒に働いてみたい!
- このオフィスで働きたい!
- この人みたいになりたい!
- みんなキラキラしててかっこいい!
「そんなので決めていいの?」と周りのクソつまらない常識人は、そう言ってくるかもしれませんが、そんなのフルシカトでいきましょ。
最初のきっかけなんて、なんか自分でもよく分からないけど、ココロオドっちゃったなら、それでいいよってことなんです。
だいたい、偉そうに「君の志望動機は?」なんて聞いてくる面接官も、決め手なんて、そんなもんですからね。
もちろん、最終的な決め手や企業側から見たときに投資に値する人物として見られるかどうか、という対策のために、業界を知ること、仕事を知ること、分析や研究は当然、必要だと思います。
ですが、最初からそんなことは必要ありません。先ほどお伝えしたくらいシンプルなきっかけでいいんです。
何より、その気持ち大事にしてくださいね。
その気持ちに嘘をついた方が、後悔します。逆に、その気持ちに正直に生きれば、今まで同様、あとで振り返った時に、後悔ない人生を送ることができます。
どちらを選択するか、はあなたの自由です。
ですが、ここまで読み進めてくれたみなさんであれば、後者を選択してくれる、と僕はそう信じています。
最後に、交通事故から奇跡のカムバックに挑んだ実在のプロボクサーで、元世界チャンピオン ビニー・パジェンサ、という選手の言葉を伝えてこの記事を締めたいと思います。
「皆、物事はそう単純(シンプル)じゃないって言う。でもそりゃ嘘だ。できないことを諦めさせるためにそう言うんだ。物事は単純なんだよ。できないなら、できるまでやればいい。」
僕はこの言葉が大好きです。物事は僕らが思っている以上に、結構単純(シンプル)です。
ここまで伝えきたことを、実行して、ぜひ本当のあなたを取り戻してください。あなたならきっと大丈夫。応援しています。