【徹底解説】タテルファンディング(TATERU Funding)の評判や口コミはどうなのか?

【徹底解説】タテルファンディング(TATERU Funding)の評判や口コミはどうなのか?

上場企業である株式会社TATERU(以下TATERU)が提供する投資型クラウドファンディングサービスのタテルファンディング(TATERU Funding)。

不動産案件に特化しており、小口で不動産投資を体験できる仕組みとなっています。

今回はタテルファンディング(TATERU Funding)の仕組みのほか、その評判や口コミも含めて解説します。

タテルファンディング(TATERU Funding)とは

TATERU FUNDING(タテルファンディング)の口座開設方法・流れ

タテルファンディング(TATERU Funding)はTATERU(旧インベスタークラウド)が手がける不動産投資クラウドファンディングサービスです。

通常、アパートなどの不動産投資は百万円、千万円単位の投資額が必要です。
多額の資金が用意できない方は、投資を行いたくてもできないというケースが考えられます。

しかし、タテルファンディングでは複数の投資家から少額ずつ資金を募り、その集めた資金を元手として不動産を運用し、投資額に応じて利益を配分するというシステムを取っています。

タテルファンディング(TATERU Funding)の良い評判

タテルファンディングのサービス開始は2016年4月。
募集案件には多くの投資家による投資が集まり、最近は募集額以上の応募が来ています(2017年8月時点)。

タテルファンディングのどのような点が人気なのでしょうか。評判や口コミなどから探ってみましょう。

良い評判1:途中で解約できる

通常のソーシャルレンディングサービスでは投資を途中解約することはできません。
例えば不動産系のファンドに投資しており、不動産市場が下向いた時でも基本的にはそのまま見守るしかありません。

一方、タテルファンディングは途中解約が可能という特徴があります。

タテルファンディングは不動産特定共同事業法を利用したクラウドファンディングサービスのため、貸金業者ではないという意味で厳密にはソーシャルレンディングサービスではありません。
しかし、いずれも複数の投資家から資金を募って事業を展開しており、投資家は利益の分配を受けることになります。

タテルファンディングの場合は、すでに投資家と運営会社であるTATERU(旧インベスターズクラウド)の資金で取得した物件の投資利益を分配します。
第三者への融資ではないので、途中解約が可能なのです。

いずれにしても投資家にとっては、不安になった時にファンドを解約できるというのは良い評判・口コミに繋がると言えるのではないでしょうか。

良い評判2:物件の詳細が明らか

前述の通り、タテルファンディングは不動産特定共同事業法を利用しているため物件の詳細を明らかにできます。

ソーシャルレンディングでは借り手企業の名称や住所といった詳細は非公開です。

しかしタテルファンディングはどのような物件が対象になっているのか、透明性が高いという点が投資家に評判・口コミとなるのではないでしょうか。

良い評判3:上場企業が運営

タテルファンディングの運営を行なっているTATERU(旧インベスターズクラウド)は東証一部の上場企業です。

ソーシャルレンディング事業の運営会社には、まだ上場企業は少なく、財政的な点からリスクについて不安視する人もいるようです。

タテルファンディングは有名サッカー選手である本田圭佑選手をCMに起用するなど、投資家のみならず一般向けにも広告展開を行っています。

上場企業ということで、財政的に上場水準であることやコンプライアンスの水準などはある程度安心でき、評価される点としての口コミがあります。

当然、投資家向けのIR情報も公開しています。上場後2年で売上高・経常利益ともに2倍以上に成長を遂げているなどの点も良い評判、口コミにつながっていると考えられます。

良い評判4:元本の安全性が考慮されている

投資である以上、元本割れのリスクは常に存在しています。

タテルファンディングでは、投資家が優先出資者となり、劣後出資者としてTATERUが残りの資金を出しています。

そのため、家賃収入などの運用収益や売却した際の売却益は優先的に投資家に分配されます。

また対象の不動産の評価額が下落した場合でも、その下落額の30%までは劣後出資者であるTATERUが負担し、投資家は損失を被らないといった仕組みが作られています。※30%を超えた場合は投資元本に影響が生じます。

この仕組みは投資家から良い評判となっているようです。

タテルファンディング(TATERU Funding)の悪い評判

一方で、投資には基本的に元本保証はありません。投資をしていれば、損失を発生させてしまうこともあるでしょう。

タテルファンディングに関してそのような評判や投資としての信頼性の低さなどを感じている人はいるのでしょうか。気になる評判や口コミを見てみましょう。

悪い評判1:人気殺到により出資が抽選式(2018年1月より先着順)

タテルファンディングは人気が集中する募集案件によっては、なかなか投資ができないとの不満を感じている人がいるようです。

タテルファンディングは自分で労力を掛けず、TATERUに経営を任せるだけで、3~5%の高い利回りが得られる投資として評判です。

このような投資としての安全性、確実性は株投資などでは得られないものであるため、良い評判、口コミとなるのではないでしょうか。

そのためにタテルファンディングの新規案件が募集されても申し込みが殺到しています。

同社のプレスリリースを見れば分かるように、投資を募集した金額の5倍もの投資額が集まっていることもあります。
こうした点が不満につながると言えるのではないでしょうか。

以下、2018年1月追記
タテルファンディング(TATERU Funding)で募集されるファンドが抽選式から先着順となりました。

徐々に投資家数も案件数も増えてきたこともあるかもしれませんが、抽選式・先着順はそれぞれメリット・デメリットがあるので、良い評判もあれば、悪い評判もあるようです。

悪い評判2:募集案件は多くない

ソーシャルレンディング各事業者の投資案件を見ると、maneoなどでは月に数十件ほどの投資案件の募集が出ています※1
投資案件がないと投資家にとっては資産運用先が見つけられず、資金の行き場がなくなってしまいます。

タテルファンディングでは2016年の6月に会員募集を開始してから2017年8月までの募集案件は8号のみです。

融資を受けたい企業がいて、担保があれば案件にできるソーシャルレンディングは手軽に案件を生み出すことができるのですが、アパートを建てないと案件が生み出せないタテルファンディングはどうしても案件を生み出すまでに時間も手間もかかってしまいます。

どんどん投資して利益をたくさん得たいという人にとって、タテルファンディングは必ずしも良い投資手法とはいえないでしょう。そういった方には良くない評判につながるかもしれません
むしろ時間も手間も掛けず、さらにリスクもできる限り抑えて効果的に不労所得を増やしたいという投資家に人気が高いといえます。

以下、2018年1月追記
募集案件があまり多くなかったタテルファンディングですが、インカムゲイン型ファンドのほかに、キャピタル重視型ファンドの提供が始まりました。

キャピタル重視型ファンドはインカムゲインの分配も得られる他、物件の売却益であるキャピタルゲインも得られます。ファンドの種類が増えることで、提供される募集案件が増えることにも期待ができます。

悪い評判3:不動産市場の変動による影響を受ける

タテルファンディングは貸金業の金利で利益を得るソーシャルレンディングと異なり、実際に運営会社が不動産を運用(売却も含む)して得られる利益から、投資家が分配金を受け取ります。

不動産の運用を行うのは不動産のプロたちではありますが、それでも確実に黒字となるよう運用できるとは限りません。赤字になる可能性もあり、さらに不動産の運用状態が悪ければ安い価格で売却になることもあるでしょう。
不動産運用の成果次第では投資家が損失を被る可能性があります。

しかしながら、TATERUでは万が一物件運用がうまく行かずに、物件を売却する時はまず同社が30%の下落分のリスクを負うようにしています。

まとめ

タテルファンディングの評判を見ると、少額からアパート経営ができ、安全性が高い部分が口コミなどで好評となっています。

不動産市場の影響は受けることもありますが、そのリスクもTATERUでは極力低減できる取り組みをしています。
ソーシャルレンディングよりも利回りは多少低いのですが、投資の確実性という点から人気が高いサービスとなっています。


1) 2017年8月時点。月によって異なります。

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