絶景or絶叫!?死ぬまでに渡りたい、凄すぎる日本の「橋」まとめ
あなたはこれまで、いくつの橋を渡ってきましたか?そんなこといちいち数えたことない?でも、日本各地には、渡るだけではもったいない、景色や風情、そしてスリルを味わえる橋があるんです。国の威信をかけて造り上げたビッグブリッジから、自然と共生するワイルドな橋まで様々!今年は“橋”巡りにでかけてみませんか?
1.四季折々の姿が美しい!日本一の木造橋「鶴の舞橋」【青森県】
かの大物女優が出演する「大人の休日倶楽部(JR東日本)」の広告に登場し、一躍有名になった「鶴の舞橋」。津軽平野のほぼ真ん中に位置する鶴田町が、町をあげて造りあげた美しい木造橋です。
人口約13,000人の小さな町ですが、青森県の新しい観光地として人気が高まり、この絶景を写真に収めようと、全国から観光客が訪れています。
季節や自然条件によって、別世界のような景色に変化することも「鶴の舞橋」の魅力。大自然と人工物(木造建築物)の対比によって、幻想的な世界が生み出されます。
「鶴の舞橋」周辺には、宿泊施設、売店(夏季のみ営業)、そして丹頂鶴を間近で見られる公園もあるほか、絶景写真が撮れる撮影スポットも点在しています。
おすすめの撮影スポットは、鶴の舞橋の一番近くにある「アイリスの小径」周辺からのポイント。“津軽富士”と呼ばれる岩木山を背景にした角度で、JRのポスターが撮影されたのもこの付近から。望遠レンズなどがないスマートフォンでの撮影にもおすすめです。
鶴の舞橋
青森の新絶景!日本一の木造橋「鶴の舞橋」を鶴尽くしの旅で堪能
2.紅葉シーズンにはぜひ行きたい!「大深沢橋」【宮城県】
おすすめの訪問時期は10月中旬~11月上旬。橋からの風景も絶景ですが、紅葉の鳴子峡と大深沢橋のコラボを観るなら「鳴子峡レストハウス」の見晴らし台がおすすめです。
なお、鳴子峡レストハウスからは大深沢遊歩道(1周約2.2km、徒歩約50分)も整備されているので、橋を楽しんだ後は散策しながら秋を感じるのもいいですね。
大深沢橋
宮城県の厳選紅葉名所10選!例年の見頃・時期は? ※大深沢橋は記事の最初に紹介
3.バンジージャンプの聖地。だから高さも半端じゃない!「竜神大吊橋」【茨城県】
そのご自慢の高さは日本最大級の100m!高層ビルであれば20階くらいの高さなんだとか!
バンジージャンプは、オセアニアにあるバヌアツ共和国の“成人の儀式“が起源。これからの人生、何か覚悟を決めて物事に取り組みたい!という人には、ここでバンジージャンプに挑戦して、不退転の決意をしてみては?
竜神大吊橋
日本最大級・竜神大吊橋のバンジージャンプ体験/休日引きこもり系男子の男磨き旅Vol.8
4.全長400m!日本一長い大吊橋「三島スカイウォーク」【静岡県】
橋の上からは伊豆半島~三島~沼津~富士、そして晴れた日には名峰・富士山までを見渡すことができるんです。駿河湾と静岡県東部の街並みを一望できる大パノラマ!これに心を奪われない人などいるのでしょうか!
三島スカイウォーク
富士山も見える!日本一長い大吊橋「三島スカイウォーク」から絶景を眺めてきた!
5.エメラルドグリーンの川面の上を空中散歩!「夢の吊橋」【静岡県】
お次も静岡県からご紹介。大井川の上流に位置する寸又峡(すまたきょう)には、死ぬまでに一度は渡ってみたいといわれる「夢の吊橋」という吊橋があります。堰き止められた川の上にかけられた古めかしい吊橋ですが、一歩足を踏み出せば、エメラルドグリーンの水の上を空中散歩しているかのような感覚を味わえます。
この水の青さは「チンダル現象」によるもので、水に含まれるわずかな微粒子が、波長の短い青の光を反射し、逆に波長の長い赤を吸収するために起こるものだそう。
高さは8mほどですが、水の色のせいか距離感が曖昧になって、夢の中を浮遊しているような気分になります。
付近には美人の湯として名高い「寸又峡温泉」もあり、女性におすすめしたい旅先です。
寸又峡 夢の吊橋
エメラルドグリーンの湖面を空中散歩。寸又峡「夢の吊橋」を渡り、大井川鐵道に乗る!
6.そのスケールはギネス級!日本が世界に誇る「瀬戸大橋」【岡山県~香川県】
幾つもの島々を結びながら、本州と四国を結ぶ「瀬戸大橋」。上が道路、下が鉄道という道路鉄道併用橋としては、世界最大級の規模を誇り、総延長は9,368mにも及びます。
建設当時、世界でも例のない長大橋の建設は“世紀の難工事”と呼ばれ、1988(昭和63)年の完成までに9年半もの歳月が費やされました。
また、瀬戸大橋記念公園内にある「東山魁夷せとうち美術館」や、近隣の「沙弥島(しゃみじま)海水浴場」、「与島プラザ」展望台などもおすすめの展望スポットです。
瀬戸大橋
そのスケールはギネス級!世界に誇る瀬戸大橋のスゴさを体感
7.SNSを中心に話題沸騰中!「角島大橋」【山口県】
山口県の北西の端、下関市の角島と本土を結ぶ「角島大橋」。車のTVCMやドラマのロケ地として何度も採用されており、グラデーションの海の中へと伸びていく橋が美しすぎる!とSNSで話題をさらっています。
また、滞在時間に余裕があるなら、日の入り間際の夕景も見ておきたいところ。エメラルドグリーンだった海の色が真っ赤に染まり、時を刻むごとに違う一面をのぞかせてくれます。
角島大橋
山口県角島の絶景すべてを楽しみ尽くす!ホテルや温泉、おすすめ観光スポット
8.有名な“鳴門の渦潮”を橋上から観賞できる!「鳴門大橋」【徳島県】
何といっても、ここは世界三大潮流の一つ“鳴門の渦潮”で知られる景勝地。橋の上からも渦潮を存分に味わうことができるんです!
鳴門大橋を構成する「大鳴門橋」の遊歩道「渦の道」には、数十mおきにガラス床があり、随所で渦潮を見下ろすことができます。また、遊歩道の先にある展望室の一部は大きなガラス床になっており、45m下の渦巻く海面を覗き込むことができますよ。
鳴門大橋
鳴門の渦潮を間近に体感!天然鯛グルメに、時空を越えた迫力のアートも
9.野趣あふれる、秘境にかかる橋!「祖谷のかずら橋」【徳島県】
ここで、これまでとは少し趣向の違う絶景の橋をひとつ。
徳島県西部の山間部・祖谷渓(いやけい)は、独自の文化や伝統が今なお受け継がれている日本有数の秘境です。そんな祖谷の渓谷にかかる「祖谷のかずら橋」は国指定重要有形民俗文化財に指定されています。
かずら橋の由来には諸説あり、「祖谷に巡行した弘法大師が村人のために作った」とか、「追っ手から逃れる平家の落人が、いつでも切り落とせるようにシラクチカズラで作った」といった説が残されています。
なお、今回紹介した「祖谷のかずら橋」から車で1時間ほどのところに、実はもうひとつのかずら橋があります。
山深い谷合いに佇むその橋の名前は「奥祖谷二重かずら橋」。男橋(おばし)と女橋(めばし)の二本の橋の総称です。旅程に余裕がある方は、ぜひこちらにも足を運んでみてください。
祖谷のかずら橋
抜群の景色とスリルを楽しめる「祖谷のかずら橋」を渡ってきた!
10.川に沈む橋!?「沈下橋」【高知県】
高知県西部を流れる清流・四万十川(しまんとがわ)には、「沈下橋(ちんかばし)」と呼ばれる欄干がない橋が数多く架かっています。増水時には水の中に沈み、水が引けば再び橋として利用できるという驚きの橋です。
欄干が無いのは、増水時の水の抵抗を少なくするためで、さらに構造も簡単で工事費も抑えられるとして、ほとんどが昭和30年代に建設されました。
日本各地の川に架かる橋は数あれど、その川の美しさと周囲に人工構造物のない中にあるという点で、やはり四万十川の沈下橋はとっても絵になっていますよね。
もはや沈下橋は清流の象徴として、四万十川になくてはならない存在です。
もし初めて四万十川を訪れて、気軽にその醍醐味を味わいたいなら、観光遊覧船を利用するのがおすすめ。沈下橋をくぐり抜けるため裏側から橋を見ることができますよ。
暖かい季節の濃い緑色、寒い季節はまた透明度が増し、5~6m下の川底が見えるほど美しい四万十川。船上で川音のせせらぎや野鳥の鳴き声を感じながら、都会では味わえない究極の癒しを体験してみては?
沈下橋
最後の清流・四万十川の「沈下橋」を眺める、渡る、くぐる、巡る旅
11.平家の隠れ里にあった!紅葉に包まれる絶景の吊橋「梅の木轟公園吊橋」【熊本県】
九州山地の奥地、平家の落ち武者が逃れて来たという伝説が残る「五家荘(ごかのしょう)」。熊本県八代(やつしろ)市から50kmほど南下した山間部に位置し、標高1,300~1,700m級の山々が連なる九州最後の秘境と呼ばれています。
幾重もの美しい渓谷が連なり、紅葉の名所としても知られている五家荘。渓谷沿いを走る国道445号線(といっても細い道です)沿いからすぐ見える「梅の木轟公園吊橋」からの景色が美しすぎると話題を呼んでいます。
木々が色づく秋は、まるで紅葉の中を空中散歩しているような感覚に!ここまで辿り着くには、車1台がやっと通れるくらいの山道を15km近く延々と登る必要がありますが、その苦労に見合うだけの絶景が広がっていますよ。
運転に自信がない人は、紅葉シーズン限定の「五家荘観光周遊バス」や路線バスでの訪問をおすすめします。
なお、五家荘には「樅木の吊橋」という高低差の違う2つの吊橋が並ぶ、珍しいスポットもあります。そちらも絶好の紅葉狩りスポットなので、梅の木轟公園吊橋とあわせて秋に訪れたいですね。
梅の木轟公園吊橋
九州最後の秘境!平家伝説の地・五家荘で渓谷と紅葉の絶景を楽しむ ※梅の木轟公園吊橋は記事の最初に紹介
12.日本一高い天空の散歩道!「九重“夢”大吊橋」【大分県】
あまりの高さゆえ、恐る恐る歩みを進める人が多いですが、橋からはくじゅう連山の絶景がいくつも見わたせます。せっかく来たんですから、「天空の散歩道」と謳われる比類のない爽快感を味わいましょう。
大吊橋の眼下を流れる鳴子川の両岸に広がる「鳴子川渓谷」。そしてそこから繋がる玖珠(くす)川の両岸にわたる「九酔渓(きゅうすいけい)」。2つの連なる渓谷が例年10月下旬から11月中旬までは、山々が一面燃えるように色づき、見渡す限りの紅葉景色が広がります。
夏の新緑の時期もまた素晴らしく、冬は銀世界に支配された幽玄な渓谷美を堪能できますよ(降雪時も悪天候でなければ通行可能)。一年を通して景色を楽しむことができるのも魅力です。
ちなみにこの九重“夢”大吊橋、先に紹介した静岡県の「三島スカイウォーク」が落成するまでは、全長390mという長さも日本一でした。2017年3月には入場者1,000万人を達成しており、単純に換算すると日本人の13人に1人が入場したことになるほどの人気ぶり!高いところが大好きな人も、そうでない人も、一度は行っておきたい観光スポットです。
九重“夢”大吊橋
日本一高い天空の散歩道!九重“夢”大吊橋で360度の絶景体験
13.サンゴ礁の海の中を走ってる!「古宇利大橋」【沖縄県】
そんな古宇利島へ、車で手軽に行けるようにしたのが2005年に竣工した全長1,960mの「古宇利大橋」です。島へと延びる橋の真下には、息をのむほど美しいエメラルドブルーの海が広がり、まるで海上を走っているような感覚を味わうことができますよ。
同じ国頭郡にある人気観光スポット「美ら海水族館」とセットで足を運びたい絶景スポットです。
古宇利大橋
CMやドラマのロケ地に起用される恋の島・古宇利島を大人ドライブで満喫
14.無料で通行できる日本一長い橋!「伊良部大橋」【沖縄県】
全長3,540mは無料で通行できる橋としては国内最長を誇り、ドライブの聖地として人気を博しています。
エメラルドグリーンの海に囲まれた伊良部島は絶景スポットやご当地グルメの宝庫!マリンアクティビティなどのレジャーもたくさんできるので、宮古島に旅行した際は、ぜひ伊良部大橋を渡って伊良部島にも行ってみてくださいね。
伊良部大橋
宮古諸島の新しいドライブスポット。伊良部島で話題のカフェランチを堪能 ※伊良部大橋は記事の最初に紹介
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