こんにちは。ここに足を運んでくださる皆さまにおかれましては、日ごろインターネットを楽しんでおられる方も多いことでしょう。インターネットは、それがない時代には知り得なかった知見に出会えますし、知り得なかった人々と交流することができる素晴らしいツールですよね。
でもその一方で、インターネットで発言をしていると、必ずやってくるアイツがいます。とりわけ、Twitterをやっていると、お腹をすかしてどこからともなく湧いてきます。
その名は「クソリプ」
もし、あなたがTwitterを鍵無しでやっていたら、一度はその被害に遭ったことがあるのではないでしょうか? 彼等の行動が、ネットをする上で非常にストレスになっているという人も、さぞかしたくさんおられることでしょう。
今日から始める「クソリプ学」入門
では、ネットを続けながら、彼等からの与えられるストレスを少しでも軽減するには、どうすれば良いのでしょうか? もちろんすべてのストレスを除去することはできませんが、私は彼等の生態を知ることが重要だと思っています。
「あぁ、この人たち、こんな生態だからクソリプを飛ばしてしまうのだ」と。つまり、クソリプを飛ばされた当事者の視点ではなく、その様子を傍から見る第三者の視点で鳥瞰的に認知するわけです。
題して、「クソリプ学」。え、すごい学びたくない感じがするって? 確かにそうですよね…でも、害虫対策には害虫の生態や行動パターンを知ることが大事なように、彼等の生態や行動パターンを知っておいて絶対損はないと思うのです。
でも、クソリプと言っても、そのタイプは本当に様々です。ですから、まずはその分類を知ることが大事かと思います。ネット上にはプロ・アマ関係無く、既にクソリプを独自に分類している人がたくさんおられるかと思うのですが、日常たくさんのクソリプコレクションを不本意ながらさせられている私も、その経験を活かして分類してみることにしました。
クソリプ送信者はみんな「悪意メガネ」をかけている
今回、私が注目したいのは、「悪意」です。クソリプを送ってくる人の多くは、概ね発言者に対して何かしらの悪意や不信を抱いています。つまり、彼等は「悪意メガネ」をかけていると思うのです。
この「悪意メガネ」の性能が本当にすごい。このメガネをかけていると、相手が書いてすらいないことを勝手に読み取ってしまったり、書いたことすらもマトモに読み取れなくなったりするわけです。財務省もビックリの文書改ざん機能です。
「ああ、いるいる、ネトウヨや冷笑系だよね」と思った人もいるかもしれないですが、実は彼等だけにはとどまりません。たとえ本来はとても頭が良い人でも、この「悪意メガネ」をかけて頭が興奮状態になっていると、瞬く間に書いてある事実を全く読み取れなくなる人はたくさんいます。
クソリプを4つに分類する「悪意の窓」モデル
では、早速この悪意メガネをかけた人たちの歪みを見て行くことにしましょう。
心理学のモデル「ジョハリの窓」を援用して、「悪意の窓」というモデルを作ってみました。ジョハリの窓は、自分まつわる情報のうち、「自分がその情報を分かっているか否か」と「相手がその情報を分かっているか否か」で、4つのマトリックスに落とし込んだものです。自己分析やコミュニケーション改善等でも応用されています。
これを「発言したことに対する言及」「発言していないことに対する言及」と「発言を受け取る時点での暴走」「発言を受け取った後の暴走」で、4つのマトリックスを組んでみました。以下の図説をご覧ください。
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