スルガ銀行不正融資の詳細明らかに 被害弁護団会見

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 スルガ銀行のシェアハウスを巡る不正融資問題で被害弁護団が会見し、物件の仕入れ価格に6割も上乗せした額を過剰に融資していたと明らかにしました。

 被害者:「娘の将来のためにと思って投資したのに…。それが影を落としてしまって…。何度も泣きました」

 シェアハウス問題を巡っては、顧客が不動産業者に託した審査書類が改ざんされたり、スルガ銀行の多くの行員が改ざんを知りながら融資を行っていました。被害弁護団によりますと、20代から50代のサラリーマンを中心に1件平均で1億3000万円のローンを組み、これは仕入れ価格に65%も上乗せした額だったということです。また、貸付金が振込みされた翌日に被害者に無断で引き出され、販売会社に配分されたとしています。スルガ銀行は「金融庁や第三者委員会の調査中のため答えられない」としています。