2017/09/15
昔の思い出
【エリカが語る色々なこと】②
エリカです。
今日は2回目なので、ちょっと昔話なんかをしてみたいと思います!
わたしは長野県は松代、山の上にある神社の家に生まれました。家の環境が特殊なので、近所の子からは一目置かれていたみたいですけど、子供の頃からピントがズレていたのか同年代の子と話があわなかったので、小学校に入ってからは随分とからかわれたりもしました。
綾ちゃんはわたしと5歳離れている妹なのですが、まだ小学校に入る前からわたしを庇ってくれていたように思います。小学校に入ってすぐに、綾ちゃんは剣道を始めました。いつも「お姉ちゃんは弱いから私が護る」って言ってくれてました。実は私も小学校1年の頃に剣道をやらされてました。どうも家の方針みたいです。ですけど、あまりに泣いちゃって道場の先生が困ってしまってました。そのうち道場に行くと言って家を出ては、近所の児童センターで工作やったりして遊ぶようになりました。
綾ちゃんはわたしと5歳離れている妹なのですが、まだ小学校に入る前からわたしを庇ってくれていたように思います。小学校に入ってすぐに、綾ちゃんは剣道を始めました。いつも「お姉ちゃんは弱いから私が護る」って言ってくれてました。実は私も小学校1年の頃に剣道をやらされてました。どうも家の方針みたいです。ですけど、あまりに泣いちゃって道場の先生が困ってしまってました。そのうち道場に行くと言って家を出ては、近所の児童センターで工作やったりして遊ぶようになりました。
わたしは小学校に入ってすぐくらいから工作に夢中になって、おもちゃ屋さんで売ってるロボット工作シリーズを夢中で作ってました。知ってる人もいるかもしれませんが、ギアやカムや130モーターが入ってて、有線リモコンで操縦できたりする工作セットです。そのうちすぐに基板に夢中になって、3年くらいになったら電子ブロックにハマってました。理科の成績ばかり良かった気がします。
綾ちゃんはその頃、いつもお外で遊んでるワンパク少女でした。夏になればいつも真っ黒だったし、かけっこも水泳もクラスで一番で、友だちをいっぱい連れて遊び回ってました。わたしは逆で、公園で一人で作ったロボットを動かしたりして遊んでいたりしました。けど、そうやっていると必ず近所のいじめっ子がやってきて、わたしが作ったロボットを壊したり投げたりされました。その度にわたしが泣いて家に帰るのを見ていた綾ちゃんが、「これからお姉ちゃんが遊びに行く時は用心棒になる」と言ってくれました。
実際それ以降、ロボットを壊されることは無くなりました。綾ちゃんは、いじめっ子を竹刀振り回して追い回したり、逆に
いじめっ子
を泣かせちゃう事もありました。そんなこんなでしばらくは綾ちゃんと一緒に平和な?日々が続いていたのですが、ある日その泣かされた
いじめっ子
が、親戚の強い中学のお兄ちゃんを連れてリベンジにやってきました。わたしからしたら、そんなの卑怯だと思うのだけど、綾ちゃんはその時もわたしの為に竹刀を持って戦ってくれました。でも相手は中学生です。当然ですが簡単にやられちゃいました。中学生のお兄ちゃんは「ガキがオトナに刃向かうからこうなるんだゴルァ」と言って意気揚々と去って行きました。その時綾ちゃんはワンワン泣きました。今までに見たこともない泣き方でした。わたしはどうしたらいいかわからなくて、ずっと綾ちゃんをヨシヨシして、手を繋いで帰りました。その時のロボットは跡形もないくらい粉々にされてしまいました。
それから綾ちゃんは、今まで以上に剣道の稽古を一生懸命するようになりました。わたしは、自分で自分を守れるロボットを作れないかと頑張って考えました。いずれは綾ちゃんをも守ってあげられるような、自分で考えて攻撃したり、変形して超攻撃が可能な仕組みを作りたいと思ってました。その想いがAIへの興味へと繋がって、ノイマンAIに限界を感じた高校1年のとき量子AIに興味を持ち始めたんです。
今でも綾ちゃんの為に、綾ちゃんを護るロボットを考えてはいます。今まで幾つかのバージョンを綾ちゃんに贈ってるのですが、いつも受け取ってもらえません。唯一受け取ってもらえたのはトライガジェットかもしれませんけど、あれは受け取ってもらえた…っていうのかな…? ちょっと違うかも。
だから、いつかちゃんと自分の手で綾ちゃんにプレゼントして、喜んで使ってもらえる日が来ることを願って止みません。ただ、いつも言われるのは「中身じゃなくてデザインが最悪」ってことなんです。言われる度に「そうなのかなぁ?」って思います。自分ではとっても可愛いと思うんですけどね。
2017/09/14
エリカです!
【エリカが語る色々なこと】①
コーンコン。
というわけで、みなさんこんにちは! こんばんわ、かな?
國政領火と申します。綾ちゃんこと、國政綾水の姉です。もう私と会ってる人も、まだこれからだよーという人もいるかもしれませんけど、なるべく誰でも安心して読めるお話をしたいと思います! どうか宜しくお願いします。
今日は初めての日なので、わたしの自己紹介から入りたいと思います。
國政領火です。國政家の長女なんですけど、みんなには全然後継ぎの自覚ないねって言われてます。家は神社なので、本当はわたしが後を継がなくちゃいけないんだけど、あまり祭司には向いてないのでどうしようか迷ってます。名前だって、長女として家を継ぐの前提でこの名前にしたらしいんです。そういう話を聞くと更に申し訳ないなぁって思ってしまいます…。
高校卒業後は東京の大学に進学して、その後フランスにあるエヴェレット脳科学研究所というところから推薦がかかり、しばらくそこに務めてました。そこでは主に量子工学と量子生物学の研究をしていて、脳と心に関する研究分野で「観測」についての幾つかの理論立てと実証をしました。今は更にそこから転職して、エンタングルという通信機器とインフラ、情報サービスを主体とする企業の研究開発部門に在籍しています。
趣味は工作です! 特に、完全な自立型AIを持った自走式ロボットを作るのが大好きです。高校時代にハマって、今でもちょこちょこ作ってます。ロボットを作るときの楽しみって、やっぱり自分で設計したメカがプログラムで思い通りの動きをしたときだよね! 今は、綾ちゃんの仕草を忠実に再現したロボットを作りたくて、設計までは終わってるんだけど状況が状況なので、製作は保留中。
そんなわけで、皆さんどうぞよろしくお願いします!
明日は綾ちゃんとの昔話をお話をしようかな。
2017/09/11
The Truly Lovely Show !!
【歌詞解説】⑤
こんにちは、土屋です。
今回は第5回目、エンディングテーマについて、様々なエピソードや歌詞の意味を紹介して行きたいと思います。
※歌詞はフルバージョンのものです。
※フルバージョンの楽曲は、PlayMusic、iTunes、AmazonDigitalMusic、レコチョク、mora、アニメロ、e-onkyo等で好評配信中です(サイトによってはハイレゾ版もあります)
The Truly Lovely Show !!
作詞:石川絵理 作曲:中塚武 編曲:中塚武
【全員】
Oh Dreams!
【つばめ】
目が醒めても
白日夢(ユメ)か現実(ウツツ)かなんて
迷宮入り
【神楽】
流れる星
気紛(きまぐ)れな三日月
【みやび】
変わってゆく
時はいつも
【全員】
知らん顔
【アーヤ】
幕が下りて
この悲喜劇(ドラマ)が終わり
【ガブリエラ】
すべて消えて
無くなっても
【みやび】
セカイが嘘つきでも
【神楽】
澄んだ瞳には
【全員】
光が躍ってる
【全員】
Oh Shining your heart
優しさと奇跡が
【つばめ・神楽】
こころ繋いだキズナはそう
【全員】
Shining your truth
たったヒトツだけ輝く
本当(ほんと)だから
【神楽】
問いかけても
偽物(フェイク)か本物(リアル)かなんて
風まかせで
【みやび】
扉(ドア)の向こう
あるはずの明日が
【ガブリエラ】
ふいに消えて
ゼロになっても
【アーヤ】
ぜんぶ冗談でも
【つばめ】
無垢にひたすらに
【全員】
未来を追い疾(か)ける
【全員】
Oh Shining your smile
頬を濡らす涙
【アーヤ・ガブリエラ・みやび】
拭ってくれた笑顔はそう
【全員】
Shining your light
たったヒトツだけ煌めく
願いだから
【つばめ】
離れて
【アーヤ】
近づいて
【ガブリエラ】
想いは宙(そら)になる
【みやび】
愛で充(み)たして
【神楽】
セカイよ 始まれ
【全員】
Oh Shining your heart
優しさと奇跡が
【つばめ・神楽】
こころ繋いだキズナはそう
【全員】
Shining your smile
頬を濡らす涙
【アーヤ・ガブリエラ】
拭ってくれた笑顔は
【全員】
Oh Shining forever
永遠に輝く
【みやび・神楽】
たったヒトツだけの
【全員】
真実だから
忘れないで
Be with you
今回はエンディングテーマになります。前回までのヒロインの歌曲がそれぞれ濃かったこともあり、今回は拍子抜けしてしまうかもしれません。ヒロインの曲はそれぞれの子の色んなものを詰め込むのでどうしても解説するところが多くなるのですが、OP/EDについては、そこまでのものはありませんので。
EDは内容的にはOPと非常に近い関係にあります。OPはすなわち、この世界はこういうものですよ?というクエスチョンなのに対し、EDはそれに対する彼女たちの答え、という形をとっています。かなり直接的な表現をしていますので、恐らく歌詞を見ていればその意味はわかると思います。尚、ウッカリエピソード?としては(という程のものでもありませんが)、どういう歌詞にするかの指示出しの時に、コンシューマーゲームのEDを想定して創ってしまったので、実際に聞く際には物語が終わった後に聞くのが一番しっくりくるかと思います。
楽曲自体は非常にノリの良い、古き良き舞台劇の曲、のようなイメージを大事にしました。それも、終劇後の「おわった~」という充足感や、切ない感じが出せたらと考えておりました。私自身、子供の頃、よく映画館に(半ば無理矢理)連れて行かれたものですが、どちらかというと映画を見ている最中よりも、見終わった後劇場から出たときの、あの「自分の世界に戻って来た」感がすごく不思議な感覚として残っていたりします。それが歳を経るに連れて今度は、映画の世界から現実に戻って来てしまったという切ない感覚へと変わっていきました。それを助ける(幇助する?)役割を持っているのがエンディング曲だと思っています。ED曲がそれを盛り上げるような良曲だったりすると、まだいたいのにもうお別れ、みたいな切なさが盛り上がって、より一層その世界が好きになれるからです。
本作では映画館が舞台であったり、全体的にシネマをもじったものが多かったり(一緒に見る、であったり、各章のタイトルであったり)、かなりシネマというものに紐付けた要素が多いですが、この楽曲自体もそれに該当するわけですね。この楽曲を作る際に参考にした作品が、三谷幸喜監督のザ・マジックアワーでした。劇場の雰囲気等もこの作品の影響を受けているところが大きいです。とても面白いので、興味有れば是非に。
というわけで、歌詞解説の第一回目は今回で終了となります。またいずれ、第2回目にて残りの曲について解説したいと思います。