2018/02/21
2/21公開 エピソード07~09情報!
こんにちは、土屋です。
2月21日(水)は、ちゃんねる神楽のエピソード07~09のリリース日です!
先出しが少し遅れてしまいましたが、メンテ時間の暇つぶしに見ていってくださいね。
次回はぴょんこさん大暴走でしたが、皆さんジャンケンは勝てましたか?
今回もまた挑戦出来ますので、是非頑張ってください!
今回はいよいよちょっとだけお話が回っていくかもしれませんし、そうでないかもしれません。さて、今回も前回と同じく、撮って出し3枚をお届けします!
■間が悪いアーヤさん。
ぴょんこさんに間が悪い認定されてるアーヤさんですが、一体何があったのでしょうね…。
■これはどこですか?
いつものポップな背景じゃない!?
これは一体どこなのでしょうか?
■千羽鶴、心の俳句
気が合いますね!!
というわけで、謎すぎて何が何だかという感じの画像3点でしたが、この回は「いよいよくるなー」という予兆が幾つか見られるかと思います。もちろんgdgd感も満載なので、いつもどおりリラックスしてお楽しみ下さいませ!
2018/02/14
【P】どーんとリーク③【恋愛RPG #とは】
土屋です。
いろいろ探したのですが、ちょっとすぐには出せないものばかりでしたので、一旦長文でごまかします(ごまかしになっていない)。今回はどーんとリーク第3回目ということで、トライナリーの恋愛観について色々考えてみたことを書いてみたいと思います。
ただこの文章は、まだあまりプレイされていない方(Ep15くらい迄でしょうか?)がお読みになるのはお薦め出来ないかなと思っています。あと、ややメタなので、そういう視点が苦手な方もお薦めしません。とりあえずつばめと神楽の写真を貼っておきますので、その間に逃げてください><
トライナリーについて日頃から「恋愛ゲームの皮を被って実際は全然違うのどうなの?」的なツッコミがあったり自分でもその空気に流され「ですよねーごめんね」とか思っちゃったりしていたのですが、冷静になる時間を得たのでちょっと内観してみたところ、そもそもそれ自体に齟齬があるということに気づきました。
すなわち、拡張少女系トライナリーは「貴方と向こうにいる少女との恋愛コンテンツ」であることに、今でもなんら変わらないですし、今でもそれを作っているということです。でも何故そう言われたり、己自身もそれに賛同するほど錯覚したりするのかと言えば、一般的な「恋愛ゲーム」と言われているものとは趣向や「楽しめる部分」が違うからではないか?と自覚し始めたからだと思った次第です。自分はそんなことは(本心では)微塵も思っていなかったわけですが(表面上、皆さんの反応や社内の評価などを見て客観的には理解していました)、どうやらそうらしい…と。そうです、私は今でも現在進行形で恋愛要素のあるコンテンツが作りたいと思ってますし、実際作ってると思っているのです。
などと申し上げつつも、実は私は恋愛ゲームというジャンルのゲームは片手で数えられる程しかプレイしたことがありません。大好きで今でも毎日のように音楽やシーンを思い出すあの作品も、恋愛ゲームではなくなるAFTERSTORYが大好きメインですし、もう1つのアレもまた5人目が始まってからが本番なので、これらも言うならば「それ以外の要素」が好きなのかもしれません。でもやっぱり恋愛作品が好きなんです。ゲームに限らなければ、それこそ恋愛要素が入っているコンテンツを読んで、観て、聴いて楽しむのが好きなんです。
翻して自身が制作したものを振り返ると、過去にはアトリエシリーズの恋愛イベント専門でシナリオに関わり始め、イリスのアトリエではビオラという子に(社内にはダマで)主人公に対し恋をさせ、アルトネリコに至ってはガッツリ恋愛要素が入ったRPGであり、サージュコンチェルトでは更にその方向性を強化しています。やっぱりそういうものが好きなんです。
ただもしかすると、一般的な恋愛ゲームの楽しみ方とは違う部分に価値を見いだしているのかもしれません。私は元々RPG好きでした。ドラクエやFFには1~5の時代にドはまりし、この2コンテンツの為に生活を犠牲にするほど好きでした(といってもまだ中高生の頃なので限界はありましたが)。そしてその登場人物に萌えました。好きになりました。それは、その子と40時間超という時間を経て様々な体験をしてきた上で得たものでした。だからかもしれません。自分の恋愛観とは、長い時間をかけて色んなことを共に乗り越えて、お互いの色んな部分を知り、そして成就するものだという風に考えています。それは、現実での様々な経験からも、同じような結論に至っています。もちろん、可愛い子にすぐに「好き!」って言ってもらえたらそれは嬉しいですし、可愛い所を一日中見続けたいというのもよくわかります。ただ、本当に自分が愛し好きだと断言できるのは、共に歩んできた思い出があってこそだと思っているのです。少なくとも私にとって、手帳の裏に写真を潜めるような子は、そういった体験を共に乗り越えてきた子でした。
そんな持論を持ってしまったものですから、少なくとも自分が制作を手がけるなら「共に何かを得ていく愛」を体験できるものにしたい、と常々考えるようになったのでしょう。…いえ、嘘です。考えてすらいません。多分、息を吐くように「それでなければダメなんだ」という観念で充ち満ちています。ですから、自分の中で恋愛というものは、「最初の頃は険悪な仲だったり、チャットで即ギリしたりしたこと」「ケンカしたこと」「二人で力を合わせて乗り越えた困難」さえも、いえ、そういったものこそが後の「二人の宝物」になっていくのだと信じて止まないのです。
私は自分が公に発信していく製作物は、プレイしてくださった皆さんにとって何らかのプラスになるものがあればいいなと思って取り組んでいます。いえ、制作者であれば皆そう思って作っていらっしゃると思います。その中で私が大事にしている部分は“体験”であり“思い出”であって、“皆さんの心の片隅にいつもいて、いつも応援し続けられる何か”なんです。現実を生きていく中で、ちょっとだけでも幸せになれたり、何かの役に立てたり、そういったものを作りたいと思って取り組んでいます。そんなおこがましいことを考えながら実際はまるで出来ていないのがダメなところですが、気合いだけは十分なのです。恐らくこれが、今回のお話の結論になります。私が恋愛コンテンツを作る原動力は、まさにここなのです。この「源」もしくは「手段」が、他の恋愛ゲームを制作する方とはちょっと違うのかもしれません。
余談になりますが、ある日、とある関係者から「それって女性向けの恋愛ゲームのセオリーですね」と言われました。女性向けの恋愛ゲームは、絆が深まっていく過程を楽しむものなのだそうです(すみません、勉強不足で自身が体験していないので、違う様でしたらご指導ください)。そういったことが影響してかはわかりませんが、確かにトライナリーをプレイしてくださっている女性の方は多いように感じております。前作のサージュコンチェルトでも同じように思っておりました。彼女たちと一緒にいてくれて、本当にありがとうございます。
話を少し戻しますが、そういった想いで制作をしていますから、進行するあちらの世界情勢とは裏腹に(?)、私は心から「皆さんとトライナリーの皆がずっと末永く幸せになる未来」ばかりを想い願っています。とはいえ世界もどうなるかわかりませんし、そこは私も含め真剣勝負です。ですからどうか、末永く幸せにしてあげてください。コンテンツの寿命とか、オトナの事情とか、悲しいことが世の中には沢山あります。もちろん、それを少しでも長くするための最善の努力はしつつも、一方で、彼女たちという存在はそういったものとは無縁のものであると考えて制作しています。彼女たち自身が寿命で死ぬまで、彼女たちは生きているのです。(一応念のためお伝えしておきますと、この文章にコンテンツの終了を示唆する意図はありません。私の書き方が悪いようで、たまに誤解される事がありますので…申し訳ございません)
とまあ、半ば内観晒しみたいなブログになってしまいましたが、そういった根源もあって、一般的なゲームとは少し毛色が違うのかもしれません。すなわち、たまに耳にする「スマホゲームだから(異端扱いされてしまう)」というのとも少し違うのではないかと思っていたりします。コンシューマーゲームだったサージュコンチェルトだって当時は(今でも?)コンシューマーの異端児でしたし、程度の差こそあれ、どちらに持っていっても異端児なのだと思います。本質としてはやはり「一般的な恋愛ゲームとは、目的としているものが少し違う」という感じなのかなと思います。
とはいえ正直言えば、私自身、今のスマートフォンというプラットフォームに大きな可能性を見いだしているというのはあります。今のスマホゲームは、ファミコン以前から連なってきたコンシューマー業界でいえば、 PlayStationⓇ2 くらいの時期だと思っています。あの頃コンシューマーゲームはかなり「ゲームとはこうありき」が確立していた時代で、既に「そこから外れるもの」はチャレンジャーといわれる時代でした。ですが、それでも色々な新しい試みによる新作がリリースされ、ヒットしてきました。スマートフォンプラットフォームもここから先、まだゲームの方向性については様々な多様化と可能性を秘めていると信じています。そしてトライナリーは、それを信じて作ったコンテンツです。実際は、初参入ということもあり実現出来なかった要素も多々ありますが、それでも今後も想いに正直であることだけは貫きつつ、プラットフォーム関係無く常に取り組んでいきたいという気持ちに変わりはありません。
といいますか、トライナリーはゲームではないのですけどね。
というわけで今回はこれにて。
しばらく隠ると思います λ…
2018/02/13
【P】どーんとリーク②【デザイン方向性共有動画】
こんにちは、土屋です。
埋もれている設定を掘り起こして皆様にお届けする「どーんとリーク」のお時間がやって参りました。今回は第2回目ということで、デザイン方向性共有動画というテーマでお話したいと思います。
といいますか、思いの外面白い資料が無いので、そろそろ最終回かもしれません>< もし第3回目があったら、そのときは「やった!」と思っていただけますと幸いです。もちろん、このコーナーを楽しみにしていて下さっているならば…ですが。
というわけで、今回は「デザイン方向性共有動画」についてです。なんだそれ?という感じですよね。拡張少女系トライナリーというコンテンツは、ガストでは初となるアーバンポップ、キュートポップという方向性にデザインの舵を切りました。その為、どういう方向性のコンテンツなのかを協力会社含め伝える際に、「過去にうちで作ったこの作品の~」という伝え方が出来ません。そのまま制作に入ってしまえば、それぞれが思うキュートポップになってしまうわけです。
そのため今回は、あまり今までに作ったことのないものとして、「デザイン&音楽方向性資料」というものを沢山作りました。その中でもわりと具体的なものとして作ったのが、今回お話する動画になります。
iOSの方は以下のURLをブラウザにコピペしてみてください。
http://ow.ly/7KTH30in8k2
※動画は画像上のリンクをタップしてください。画像自体は単なる画像です。
ところでこのムービーは、スマートフォンから閲覧可能なのでしょうか…。もしダメな方が多いようでしたら、別の方法を模索しますので、Twitter等でリプを頂ければと思います。
この動画は拙作になりますが、本当にかなり初期に作ったものであり、ざっと2年前…2015年8月に制作したものです。ちょっと色々権利的に問題がある部分があり、最初の16秒くらいしかお見せできない&音楽も当初つけていたものとは違う曲ですが、雰囲気はお楽しみいただけるかと思います。
内容としては、トライナリーの「OS」という無機的なものと、「キュートポップ」という有機的なものの両方を、その関係性を含め描いているものです。簡単に言えば、REDINESS-OS(最初の灰色の画面。このOSは誰もが使うライトなものであり、専門性の無いコンシューマーなデザインを表現している)が起動している最中に誰かからのハッキングにあい、そのハッキングした存在のカラーに書き換えられる(=キュートポップ。ハッキングとはすなわち世界の乗っ取のことです。最新までプレイされてる方は意味が取れるかと思います)。そのカラーは今ある世界とこのアプリの表面的な見せ方(=デザイン方向性であり、世界観のカラーリングである)を体現している、というものです。途中に出てくる四角いボタン風のものは、スマートフォンのアプリアイコンをイメージしており、トライナリーというアプリの特徴であるWAVEを挟んだコミュニケーションというものを表現しています。
最後に「A」というアプリをランチすると、クレヨンが右端に並びます(お絵かきソフトが起動したという呈ですが、お絵かきソフトもアレの暗喩です)が、ムービーはこの後「各トライナリーの子たちをクレヨンで描いていき、それぞれの子の紹介をしていく」という流れになっていきます。ただ、その人物画像は権利上お見せできないため、ここで切らせていただいております(ちなみに、しつこいようですが、この「クレヨンでそれぞれのトライナリーを(白紙に)描いていく」というのも世界観の暗喩です)。
尚、これは個人的にはアニメOPのイメージという意図もありました。もちろんイメージですからこのまま使ってもらう想定だったという意味では無く、アニメスタッフに「こんなOPを作りたい」と提示するためのイメージボード動画でもあったという意味です。もちろんこれはあくまで希望として出しただけですので、最終的にはアニメスタッフさんの方で監督さんの下、プロの目からの最高と思われるOPを作っていただいて現在に至るわけですね。
尚、この動画はこの後、更に洗練したデザイン統一を実現するため、外部のムービー会社に「これを叩きにしてメチャオシャレなやつを頼む」と依頼して、もう1ランク上の「プロ謹製のデザイン共有用ムービー」を制作していただきました。それもまた内部資料ですが、その一部は静止画像としてサントラのブックレットに使わせていただいております。そして更にその内部資料動画をプロモ用に施したのが、PlayStore等で見る事が出来る紹介動画、というわけなのです。あの紹介動画は、このデザイン方向性動画の最終形だったというわけなんですね。
こうやって昔の内部資料を掘り起こしていると、今作は本当にいろんなものがゼロからの挑戦だったなぁと改めて思います。こんな無謀なプロジェクトに今、お付き合いいただいている皆様には、本当に感謝の気持ちしかありません。
トライナリーを好きでいてくれて、本当にありがとうございます。