読書シンドローム~北海道大学を卒業し公務員になったが仕事がつまらなさすぎて毎日シンドローム(シンドイ)なブログ(*^-^*)~

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是枝裕和『万引き家族』感想~新しい家族のあり方を問いかける作品~ ※ネタバレ注意

 

 

 

 

こんにちは!

 

みなさん、『万引き家族』は観ましたか?(*^▽^*)

 

アカデミー賞を受賞したことで話題になりましたね♬

 

私も気になっていたので、先日映画館に行ったら、残念なことに放映終了していました( ;∀;)

 

いやー、みたかったのになー非常に残念だなー、とヘコミながら本屋をブラブラしていると、『万引き家族』の小説に出会いました!

 

『万引き家族』って小説でていたんですね(*^-^*)

 

映画よりも小説の方が好きだし、ということでさっそく原作を読んでみました♬

 

今回は、映画ではなく小説『万引き家族』の内容紹介と感想を書いていきたいと思います(*´▽`*)

 

ストーリーの内容に思いっきり触れるので、DVD化を楽しみに待っていてネタバレが嫌な方は、この先は読まないようにしてください!

 

 

《内容》

万引きしたものだけで生活をするわけではない

内容についてですが、『万引き家族』というタイトルどおり、万引きしたもので生活をする家族の物語です。

 

私は、『万引き家族』を読む前は、万引きをしたもの縛りで生活をしているのかと思っていましたが、

 

バイト代であったり、おばあちゃんの遺族年金であったりと、少ないながらも収入はあり、万引きしたものだけで生活しているわけではありませんでした(*´▽`*)

 

 

家族構成

家族構成は、

 

祖母

母の妹

 

の5人で暮らしています♬

 

『万引き家族』を読み始めてからすぐに違和感を感じるましたが、

 

実は、『万引き家族』の家族は、全員血が繋がっていません( ゚Д゚)

 

そうなんですよ、この全員「赤の他人」というのがこの作品のミソで、

 

血は繋がっていなくても、縁があって家族として一緒に暮らしています。

 

この家族は、みんな親・旦那から虐待や暴力を受けていたりと、訳アリな人たちです。

 

『万引き家族』は、血は繋がっていなくとも、お金はなくても、傷を負ったもの同士が、他の血の繋がった家族と遜色なく、仲睦まじく暮らす姿を描いた作品です。

 

《感想》

『万引き家族』を読んで、家族について考えさせられました。

 

私は、血のつながった家族と暮らすことが当たり前だと思っており、

 

全員血が繋がっていない家族と暮らすという発想が全くありませんでした。

 

しかし、場合によっては、そういう家族の形態もありなのかもしれません。

 

血が繋がっているから許せないこと、血が繋がっているからこそ起きる問題もあり、血が繋がっていない方が上手くいくこともあると思います。

 

一緒にいたくなどないのに、血が繋がっているという理由で離れることができないと考えている人も多いとは思いますが、

 

本当に嫌になったら、本当に辛いときは、血の繋がりなんて気にせずに逃げ出すという手段を取ってもいいと思いました。

 

血の繋がりって不思議ですよね(*´▽`*)

 

血が繋がっているから大切というのはありますが、血が繋がっていないから大切ではない、なんてこともないですよね。

 

みなさんは、今の家族と血が繋がっていてよかったですか?(*^-^*)

 

自分の血は好きですか?(*^-^*)

 

って、質問がシュールですね。笑

 

もちろん、好きなところもそうでないところもありますよね♬

 

 

《是枝監督の文章について》

最後に、是枝裕和さんの本を初めて読みましたが、ストーリーは面白かったのですが、正直文章はそこまで私の好みではありませんでした。

 

嫌いという訳ではないのですが、映画監督ということもあるのか、文章がさっぱりしすぎていたように感じました。

 

私は、個性的な回りくどい言い回しや比喩などが使われたコッテリとした文章が好きなので、さっぱりした文章を読むと、読みやすい反面、すこし寂しさを感じてしまいます。

 

文章に修飾をあまりつけない方がストーリーをテンポよく進めることが出来るので、

 

余計な修飾はいらないから、ストーリーだけ追って読みたいという方にはオススメです(*^-^*)

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました♬

 

原作と映画は全くの別物だと思うので、DVD化されたら観てみたいと思います(*^▽^*)