2016 近畿生コン関連団体「合同新年互礼会」
労組と経営の集結!1/14“業界再建元年”へ熱気
経営側からは近畿一円327社を中心とする関連連合協組・各地区協組代表。労働側は昨年6月に6労組が大合同し、生コン産業労働組合連合会として各執行委員長を始め執行部が顔を揃えた初の結集で、20を超える組織団体、労使合わせ550名を越す参加者という業界最大の賀詞交換会となった。
今年は、懸案であった大阪地域での3協組大合同とこれまで別行動を取っていた建交労とUAゼンセンの2労組も足並みを揃え関連労組大団結に至った流れを受け、「業界再建元年」という歴史の頁が関西から発信される事となった。
■武委員長挨拶(要旨)
「今回初めて建交労とUAゼンセンの皆さんと7労組で揃って出席頂き、中小企業の生コン業界再建のための決起集会という性格の互礼会の盛り上がりとなった。
昨年は労組と連携しながら対等取引できるよう業界ぐるみの努力でここ10年来安値で原価割れで多くの専業者工場が倒産の危機に直面していた大阪広域協も、他2協組との大合同一本化で、工場数で130、組織率で98%という大きな結果を残せた。再建への基礎は固まったといえる。
これまでの労組と距離を置くという誤った広域協の従来の悪習を改めさせ、労使が共に再建を期し、バラ~輸送運賃引上げなどに周辺関係業者の経営環境にも配慮しつつ、産業全体に魂を込める取り組みを本年は続けたい。産業と経済の民主化。競争にノー。共生共同の社会を作りあげるよう今年も力一杯闘っていく決意を申し述べたい」
■来賓の祝辞から
本山美彦・大阪労働学校アソシエ学長/暗い社会到来を阻止するために私たちの学校アソシエは、皆さま関係者の厚いご援助のもとで組織されました。複眼的な歴史認識、多様な理論を咀嚼して「労働運動再生」のため社会貢献のため、自らを投げ打つ血気盛んな人たちを育てて行く決意です。
辛淑玉・乗り越えネット代表/2013年からのヘイトスピーチに反撃し闘ってくれたのは生コン労組の人たち。こんなに闘ってくれる人が居ると思い、その思いを受け今年ネットはシェルターも立ち上げ皆さんの汗と労働と思いに応え続けていきたいと思います。
★ほか、尾立源幸参議院議員、辻恵元衆議院議員、伊藤誠・東京大学名誉教授、服部良一元衆議院議員各氏らから期待の挨拶が続いた。
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