白髪が顔を出すたびに、プロがいる美容院に顔を出せたらどんなに幸せでしょうか。ヘアカラーやシャンプーなど、誰かに頭を触ってもらえるって、腰が抜けるくらい心地よくて幸せですよね。
しかし、実際は美容院に割けるお金と時間って限られていますよね。カットとパーマは美容院、お家で出来ることとなれば白髪染めくらいです。この記事では、白髪染めでかぶれたことがある方でもお使いになれる、白髪染めキット市販薬の調査をしましたので、結果をご報告します。
お手持ちの白髪染めや、ドラッグストアにズラーッと並んだ製品のかぶれ成分、全て確認できますよ。
目次 [隠す]
かぶれない白髪染めを選ぶポイント2つ
一度でも白髪染めでかぶれたご経験のある方は、今後白髪染めができないの?とビクビクしてしまいますよね。次回、心安らかに白髪染めをするためのポイントです。
①かぶれる成分が入っていないものを選ぼう
アレルギーを起こしやすい成分や、お肌に刺激の強い成分は避けましょう。
②かぶれにつながる化学反応が起きないものを選ぼう
髪の色を変化させるときに、かぶれにつながる化学変化が起きないものを選びましょう。化学変化全てが悪いというわけではありません。成分だけでなく、化学変化のカスタマイズもできます。
かぶれにくい白髪染めは、ヘアカラートリートメント
数ある市販の白髪染めの中でも一番かぶれにくいと言えるのはヘアカラートリートメントの白髪染めです。
ヘアカラートリートメントは、ヘアマニキュアと同じで、髪の表面に色を付ける方法ですが、使われている染料が優しいので、お肌についても大丈夫です。主な染料は、HC染料・塩基性染料の2つで、優しく染め上げてくれます。
- かぶれにつながる成分が使われていないか
- かぶれにつながる化学反応はないか
という2つのポイントに注目しながら、見ていきましょう。
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おすすめ度(5段評価) ★★★★★ |
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①成分 |
刺激なし |
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②化学反応 |
なし |
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おすすめ度(5段評価) ★★★★ |
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①成分 |
刺激なし |
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②化学反応 |
なし |
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おすすめ度(5段評価) ★★★★ |
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①成分 |
刺激なし |
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②化学反応 |
なし |
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おすすめ度(5段評価) ★★★ |
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①成分 |
刺激なし |
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②化学反応 |
なし |
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ヘアカラートリートメントはどれもかぶれ観点からは刺激的な成分が含まれていませんし、激しい化学反応もございません。そして、その中でも特に安全性が高くて染まりやすいと人気の商品をご紹介しました。
どれにするか迷ってしまうという方は私としては利尻をおすすめします。いいヘアカラートリートメントを見極めるポイントはトリートメント効果の差になるのですが、利尻はフコイダンというとても保水効果の高い成分を配合しているので使うたびに髪がツヤツヤ&サラサラになっていくが実感できますよ。
またそのほかの商品の魅力も商品下のボタンから確認できます。
絶対に使ってはいけない!白髪染め(ヘアカラー)
これから紹介する白髪染めは絶対に使ってはいけません。頭皮付近だけでなく、手やお肌に近づけるのも危険!なぜなら白髪染め(ヘアカラー)は以下の2つのポイントからかぶれなどの健康被害を及ぼす可能性が高いからです。
- かぶれにつながる成分:アレルギーを起こしやすいジアミン系
- かぶれにつながる化学反応:脱色→染色
でも実際問題、ヘアカラーの白髪染めは多くのドラッグストアで安く売られていて使用している人も大勢います。
そのため「別に大丈夫でしょ。」と思われても無理はありません。
しかし今現在、使っていて大丈夫だったとしてもヘアカラーに含まれる化学成分はあなたの体に蓄積していき、ある日突然かぶれるなんてこともあるんです。
ブローネ 泡カラー |
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泡タイプ |
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①成分 |
トルエン-2,5-ジアミン |
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②化学反応 |
あり |
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ブローネ ワンプッシュカラー |
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クシにつけるタイプ |
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①成分 |
トルエン-2,5-ジアミン、パラニトロオルトフェニレンジアミン |
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②化学反応 |
あり |
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ブローネ らく塗り艶カラー |
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ブラシでぬるタイプ |
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①成分 |
トルエン-2,5-ジアミン |
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②化学反応 |
あり |
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ブローネ 香りと艶カラー |
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ブラシでぬるタイプ |
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①成分 |
トルエン-2,5-ジアミン |
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②化学反応 |
あり |
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ブローネ シャイニングヘアカラークリーム |
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ブラシでぬるタイプ |
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①成分 |
トルエン-2,5-ジアミン |
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②化学反応 |
あり |
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ブローネ 液状ヘアカラー |
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液状タイプ |
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①成分 |
トルエン-2,5-ジアミン |
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②化学反応 |
あり |
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ダリヤ 無香料ヘアカラー早染めクリーム |
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ブラシでぬるタイプ |
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①成分 |
パラフェニレンジアミン |
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②化学反応 |
あり |
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ダリヤ 無香料ヘアカラー早染め乳液 |
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乳液タイプ |
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①成分 |
パラフェニレンジアミン |
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②化学反応 |
あり |
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ダリヤ 泡のヘアカラー・エクストラリッチ |
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泡タイプ |
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①成分 |
トルエン-2,5-ジアミン |
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②化学反応 |
あり |
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ダリヤ ザ・クリームヘアカラー |
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クシにつけるタイプ |
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①成分 |
パラフェニレンジアミン |
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②化学反応 |
あり |
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ダリヤ ワンプッシュクリームヘアカラー |
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クシにつけるタイプ |
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①成分 |
パラフェニレンジアミン |
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②化学反応 |
あり |
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ダリヤ ヘアカラーエマルジョン |
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エマルジョン(乳液)タイプ |
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①成分 |
トルエン-2、5-ジアミン |
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②化学反応 |
あり |
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ウエラ トーン2+1 白髪染め |
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ブラシでぬるタイプ |
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①成分 |
硫酸トルエン-2.5-ジアミン |
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②化学反応 |
あり |
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ビゲン ポンプフォームカラー |
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泡タイプ |
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①成分 |
パラフェニレンジアミン |
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②化学反応 |
あり |
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ビゲン 香りのヘアカラー |
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ブラシでぬるタイプ |
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①成分 |
硫酸トルエン‐2、5‐ジアミン |
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②化学反応 |
あり |
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ドクターシーラボ ヘアカラーフォーム |
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泡タイプ |
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①成分 |
パラフェニレンジアミン、ニトロパラフェニレンジアミン |
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②化学反応 |
脱色せずに染め上げるのでなし |
一般的な白髪染めには、ジアミン系が100%入っていますね。ヘアカラーになると、ジアミン系に加えて、化学反応を促すために使われているアルカリ剤や過酸化水素水も、刺激がどぎついんです。
一つだけ、化学反応のないドクターシーラボには、アルカリ剤と過酸化水素水は入っていません。でもジアミン系染料なので、やはり使うことができないものです。
肌との相性によるオハグロ式
オハグロ式の白髪染めはジアミン系ではないカラーです。しかしポリフェノールと鉄イオンを合わせて化学反応によって髪を黒く染めています。そんな化学反応をお肌の上で起こされて、刺激にならないわけがないですよね。
ただ、その刺激の受け具合には、相性がありますので、使ってみないことには分かりません。説明書でも呼びかけていますが、パッチテストの結果で判断して始めてください。
かぶれ的に注目すべき
- かぶれにつながる成分が使われていないか
- かぶれにつながる化学反応はないか
2点に注目して検証をしていきます。
マロン マインドカラー |
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1剤→2剤の順番で、クシでぬるタイプ |
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①成分 |
刺激なし |
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②化学反応 |
あり |
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ネオビーマン |
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1剤→2剤の順番で、クシでぬるタイプ |
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①成分 |
刺激なし |
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②化学反応 |
あり |
- 1剤と2剤を、時間を置いてそれぞれ塗らなくてはいけないので、手間がかかる。
- オシッコに似たニオイがする。
- 真っ黒に染まるので不自然だ。
- 鉄イオンとパーマの薬剤の相性が悪く、パーマがかかりにくくなる。
このような意見があって、使用者も少なく、商品数もごくわずかです。
一番不人気の白髪染めのタイプと言っていいでしょう。
ヘナは、一緒に含まれる成分による
ヘナは、お肌に優しい植物性のヘアカラーです。白髪や、明るめの髪だけに発色するので、まさに白髪染めのための植物なんです。
しかしヘナ100%だと、赤~オレンジと、明るくなってしまうので、他に染料が足されることがほとんどです。足されたヘナ以外の染料に、かぶれの危険性が付きまとってきます。かぶれ的に注目すべき点は二つです。
- かぶれにつながる成分が使われていないか
- かぶれにつながる化学反応はないか
ナイアード ヘナ100% |
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オレンジ~赤に染まる |
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①成分 |
刺激なし |
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②化学反応 |
なし |
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ナイアード ヘナ+木藍 |
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黒茶系に染まる |
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①成分 |
木藍(インディゴ) |
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②化学反応 |
なし |
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テンスター ファインヘナ ブラウン |
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黒茶系に染まる |
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①成分 |
ナンバンアイ葉(インディゴ) |
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②化学反応 |
なし |
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マックヘナ ナチュラルオレンジ |
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オレンジ~赤に染まる |
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①成分 |
刺激なし |
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②化学反応 |
なし |
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マックヘナ ナチュラルブラウン |
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黒茶系に染まる |
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①成分 |
ナンバンアイ葉(インディゴ) |
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②化学反応 |
なし |
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オーズインターナショナル 天然ヘナ インディゴネイビー |
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藍系に染まる |
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①成分 |
ナンバンアイ葉(インディゴ)、タール色素 |
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②化学反応 |
なし |
自然に染まりつくので、刺激のある化学変化がないのが、ヘナの良いところですもんね。ただし、かぶれにつながる成分はわんさかありました。
- インディゴ:植物性の染料で、アレルギー性のかぶれを引き起こしやすい
- タール色素:刺激の強い色素
自然な暗い色を出すために、添加はやむなしですが、タール色素には納得いきません。ヘナだと思って安心して使う私たちへの冒涜だと感じてしまいました。
初心者は扱いづらいヘアマニキュア
ヘナで登場した問題成分【タール色素】を使った白髪染めです。爪に塗るマニキュアのように、髪の表面に色をつけます。一度お肌につくと、数日はとれない、という恐怖の粘り強さを誇るタール色素は、刺激も強いんです。
またかぶれたくないのであれば、自宅での使用はやめておいた方が賢明です。美容師さんにおまかせすると、根本から数ミリ離して、頭皮に付けずに薬剤を塗ってくれます。結果は見えていますが、かぶれ的に注目すべき点2つで見ていきましょう。
- かぶれにつながる成分が使われていないか
- かぶれにつながる化学反応はないか
ブローネ ヘアマニキュア |
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泡タイプ |
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①成分 |
タール色素 |
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②化学反応 |
なし |
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シエロ ヘアマニキュア |
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泡タイプ |
||
①成分 |
タール色素 |
|
②化学反応 |
なし |
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ダリヤ ヘアマニキュア・スピーディ |
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ブラシでぬるタイプ |
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①成分 |
タール色素 |
|
②化学反応 |
なし |
タール色素ありきのヘアマニキュアですので、使う限りは刺激から逃れられません。泡タイプか、ブラシでぬるタイプかがございますが、正直大差なしです。泡で扱いやすいと思っても、放置時間が終わるうちにパチパチとはじけて、液状に変わってしまいます。
刺激的で扱いづらい。そんな魔性のヘアマニキュアは、誰かにお金を払ってやってもらいましょう。市販だと、どれも1,000円未満とお手頃ですが、美容院では、質の良い薬剤(それでもタール色素は含まれていますが)とプロのテクニックが追加されて、最低価格10,000円ほどです。世の中、うまくできていますね。
まとめ
ジアミン系+非ジアミン系の白髪染めを一覧にしてみました。盛りだくさんでしたね。きっと、ドラッグストアでヘアカラーコーナーを通ったら、うんちく王気分になれること間違いなしです。
同時に、優しそうでおしゃれなパッケージに、こんな毒素が含まれていたなんて、と驚かれるでしょう。見かけに騙されずに、お肌に優しくかぶれにくい白髪染めと出会えますよう応援しております。
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