2018/08/30
【企】パララパラッパの深淵を旅する
土屋です。
今回は何の話しにしようかなと、色々考えていたのですが、先日発掘したオープニング曲「はっぴーらっk もとい「テクトラ!」についての資料を皆さんに公開しようかと思います。もはや2015年制作の資料ですから、人によっては中学や高校を卒業してしまいますね。

さて、OP曲に関しては、 前にも一度こちらで色々と書きましたが、あの時は実はまだ神楽CHよりも前の段階でしたので、明確な回答は避けていたところはあります。しかし今回は、完全なる「答え合わせ」的なものになります。作詞家さんと打合せする際に制作した資料であって、全てくっきりと、裏の意図が書かれたものだからです。ですので、あまりそういったメタなものには触れたくない、と思われる方は、ここで引き返してください。興味ある方は是非どうぞ。基本的には全て過去に何らかの形で語られていることではありますが、ジャンク屋のパーツ取り基板のように、部分的に何か面白いものが発掘できるかもしれませんよ?



以下資料抜粋↓


▼全体としての構想
本作の歌詞のコンセプトは「ぱっと聞いた感じでは普通の萌え歌の歌詞だが、物語が進んで色んな謎が解けていくと、実はものすごい怖いことを唱っている、という「世界観」と「萌え」の二面性のあるもの」です。
それはいわば「現代版萌え系童謡」みたいな感じでしょうか。「とおりゃんせ」とか「ずいずいずっころばし」みたいな子供向けの唄は、実は超怖い暗喩が潜んでいたりしますが、その萌え系バージョン、といったものを目指しています。

故に、本作の歌詞には「裏の意味」があります。「どんなにウソにまみれていても、人は好きな、もしくは気になるモノ・こと・人しか見えない」=「ウソだろうが気にしない、どうでもいい」という事がベースとなっております。また、視聴者が世界の事実を知った際に、「頭パッパラパーでアニメに関係なさそうな曲のくせにOPですでに内容を匂わせていたんだな」、という驚きを与えたいと考えております。

制作の際に、何かヒントになりましたらと思いまして、参考として解説させていただきます。


▼歌詞とその暗喩


▼歌収録時のディレクション補足

【Bメロについて】
Bメロはかなり「カオス」な作りにしています。イメージとしては、(歌の中でも「めまぐるしい」とか「ぐるぐる」言ってますが)、キャラ達がバタバタとめまぐるしく変わっていくような感じです。尚、ここでは「嘘で固めた」と歌っているキャラ(注:みやび)は、相当やる気ない感じでハズしていますが、これはキャラ性を出したものです。

【ペアリング】
Voを歌う際に、必ず対になる子が一緒になっています。「つばめx神楽」と「アーヤxガブ」です。「みやび」はボッチです。これは、作中でこのペアについて、かなり因縁が深い設定になっている為です。あと、更に包み隠さず平たく言えば、百合要素があるペアでもあります。

【Cメロについて】
基本的には殆どが全員で歌ってますが、「とまらない」「ラブずきゅん」のところだけが個人になってます。ペアリングの件にもあるように、「つばめ」→「神楽」の順番になっていて、純真無垢なつばめに、小悪魔的な神楽が(色んな意味で)迫ってくる様を描いたものです。
補足:神楽はつばめのことが好きですが、同時に、この世界を壊す(つばめを殺す)為にやってきたヒットマンです。「ラブずきゅん」は「好き!」という意味と「心臓を打ち抜く」という2つの意味を持っています。



というわけで、次回は更に濃厚な旅をすることになる、FreyMENOWの深淵に迫る資料を公開します!

2018/08/28
【企】WAVEスタンプショップへようこそ 2
こんにちは、土屋です!
今日は昨日に引き続き、トライナリーたちのスタンプについての裏話を、あちらの世界のWAVE担当の方にして頂きたいと思います。



WAVEスタンプショップでは只今キャンペーン実施中です!
というわけで昨日に引き続き、トライナリーの子たちが使っているスタンプについて、紹介していきたいと思います。改めまして、WAVEスタンププロジェクトのマーケティング担当、Aです。今回もどうぞよろしくお願いします!


▼ガブリエラ編
彼女のKawaiiには、大変なこだわりがあります。同じ可愛いでも、つばめさんのそれとは全く属性が違うのです。Kawaii文化というのも奥が深いですね。つばめさんの好まれる可愛いは、よりベクターなわかりやすいもので、少し“ヘン”が入っているようなものです。“ヘン”とは、例えばダサカワイイとか、コワカワイイとか、そういった類のものですね。ある意味癖はありますが、いわゆるハイティーン受けする一般的なものです。
逆にガブリエラちゃんのKawaiiは、本当にもう、純粋なくらい素直にKawaiiものです。それこそ、メルヘンを素で行くような、ピュアな可愛さです。そう、このスタンプのように!

↑これはfuwawa lapinというシリーズで、フィンランドのとある絵本作家さんが自主制作で出していた絵本が元になっているスタンプですね。もしかするとガブリエラちゃんは、ポーランドで原作絵本を読んでいたのかもしれません。このスタンプに出てくるウサギさんの名前がlapin(ラパン)です。日本語に翻訳されたこの絵本は、根強い人気を持っています。現地では「pehmeä lapin(やわらかラパン)」という名前ですが、読みにくいのでローカライズの時にfuwawaに名前を変えたみたいですね。絵本を読むと分かりますが、絵はカワイイですが、内容はかなりシビアです。欧州の絵本は躾けのためのものが多いので、内容がなかなかクルものが多いです。

↑続いてこちら、パステルカラーベア!こちらは生粋の日本人アーティストの作品です。ガブリエラちゃんの凄いのは、持っているスタンプがすべからず「セルフメイドスタンプ」というカテゴリという事なんです。いわゆる企業やお役所が配信しているスタンプというのは、とてもわかりやすくて誰もが使っていますから、入手も検索もとても楽なのですが、セルフメイドは個人配信で、かつ検索してもなかなか出てこないものが多いのです。この2つもデータを見ると、それほどDLされているわけではないので、検索でもなかなか上には登ってきません。きっと一生懸命時間を掛けて、自分の本当に好きなKawaiiを探しているのでしょうね。


▼みやび編
恋ヶ崎さんは、本当に何と言いますか、あまりコメントすることがありません。スタンプの中でもDL数が多い、いわゆる「煽りスタンプ」と呼ばれるようなものを沢山お持ちのようです。いえ、それが全てと言いましょうか。尚、スタンプ保有数としては、恋ヶ崎さんは圧倒的に多くて、とにかくぱっと見で気に入った物があれば即買い!といった買い方をしているようですね。ちなみに、彼女が購入する傾向のあるスタンプの男女別DL比率は、圧倒的に男性に寄っています。例えばこれとか。

↑使える!もの申スタンプって、既にタイトルからしておかしいですよね。その名の通り、ツッコミ力が高い、いえ、それしか使い道が無いスタンプです。尚、このスタンプを制作している中川先生は、一時期一世を風靡したシュール系マンガ「隣のオバサンが夜な夜なウルサイ件」の作者で、このスタンプの中にもそのキャラが出てきています。“エネルギー切れ”や“困惑”のスタンプになっている、隣の部屋の独身サラリーマン“ハセガワくん”は、誰もが何処かで見たことがあるのではないでしょうか。

↑続いてはまた、濃いネタスタンプであるAmerican Day。アメリカ文化の大味なところを強調したスタンプは、日本国内では煽り力が高いですよね。アメコミ独特の色使いやトーンなども、イイ味出してます!このスタンプ、なかなか使いこなせる人は少ないのですが、さすがは恋ヶ崎さんです。

↑そして最後はこちら、ダンディなおじさまです。古今東西ダンディなおじさまが、格好いいこと悪いこと、何でもかんでもコメントしてくれます。私などは、ハッハッハッと笑っているギリシャ人のようなスタンプは大好きですけどね。ところでこのスタンプ、おじさまと書かれていますが、女性も入ってるんですよね。どういった関係なのか少し気になります。

というわけで、とにかく持っているものが全てネタ。恋ヶ崎さんはこれらのスタンプで、どのような会話とコミュニケーションを取っているのか、逆にとっても気になります!


▼神楽編
最後は神楽ちゃんのスタンプです。彼女はわかりやすく、ラノベの版権スタンプで固めてますね。とにかく読んで気に入ったラノベやアニメのスタンプは、どんどん揃えていっているようです。ただ、旬が過ぎると飽きてしまうのか、使うのはだいたい買ったばかりの1~2シリーズという事が多いようです。そして今の旬はこちら。

↑アニメ化もされたライトノベル「アップリアリアリスティック」に登場する、唱って戦える国民的奴隷アイドル・姫神イシスちゃんのスタンプです。多額の借金を背負って自分の世界に帰れなくなったイシスちゃんは、借金のカタに怪獣退治をするのですが、悪徳プロダクションによってその戦いすらも歌って戦えるアイドルステージにされてしまい、派手な攻撃をする度に借金が増えていくという可哀想な子なのです。まあでも、スタンプの通り煽り力が高い子なので、強かに生きていってるのですが。今後の展開が気になります!そんなイシスちゃんのスタンプは、やはりある意味に於いて実用的ですよね。

神楽ちゃんは、自分の身の上からイシスちゃんに共感しているのかもしれませんね。最近はこのスタンプばかり使っているようです。


というわけで、ざっと駆け足で通り過ぎましたが、トライナリーたちの愛用しているスタンプ、如何でしたでしょうか! もし興味を持って戴けましたら是非、WAVEスタンプショップでお買い求めください!
あ、もしくは皆さんの場合、実用的なのはむしろ、別のチャットアプリの方でしたよね、そちらのスタンプショップでお買い求め戴くのがよろしいかと思います。

それでは、今後ともWAVEコーポレーションをよろしくお願い申し上げます!



というわけで、スタンプの裏設定について公開してみました。
スタンプは全部で250個ほどになりますが、その全てを担当してくれたデザイナースタッフには頭が下がる思いです。本当に楽しんでやってくれてありがとう。FreyMENOWのベストやソラノキヲク、食器の時にも本当にお世話になりました。彼女なくしては、皆様にあちらの世界でリリースされた、そしてトライナリーたちが皆さんに届けたかったものは、何一つ届かなかったと思います。トライナリーにおける陰の功労者として、同じ社員ではありますが、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました!

さて、次回からは何をしようかな。

2018/08/27
【企】WAVEスタンプショップへようこそ 1
こんにちは、土屋です。
前回、前々回と“とある関係者”さんから熱い言葉を戴きまして、感無量です。デイトラはまさに“とある関係者”さんがいなければ実現しなかった企画です。改めて、この場でこそ感謝したいと思います。ありがとうございました!

さて、今回はもう一人、陰の功労者さんから素晴らしい内部資料を入手出来ましたので、それを皆様と一緒に楽しみたいと思います。この資料、特に画像は、実は私も数日前に初めて見たもので、「ここまで綿密に考えていたのか!」と驚いたのが正直なところです。というわけで、今回のお話は、あちらの世界にあります株式会社WAVEコーポレーションの、WAVE事業部コマースディヴィジョン、ペイメントデザインチームに所属されております、WAVEスタンププロジェクトの統括マネージャーさんより、トライナリーの皆さんの持っているスタンプについて色々と資料を戴きましたので、それをここで共有したいと思います。



WAVEスタンプショップへようこそ!
ここではWAVEの楽しみを大きく広げる、各種スタンプの販売をしております。というわけで、こんにちは、WAVEスタンププロジェクトのマーケティング担当、Aです。今回はスタンプ開発担当者より、今話題のトライナリーたちが愛用しているスタンプの情報を入手しましたので、こっそり皆さんに教えてしまいます!
どうぞ最後までご覧下さいませ。



▼逢瀬つばめ編
トライナリー随一の可愛いもの好きの彼女は、やはりスタンプも可愛いものを集めているようです。その中でも特に愛用しているのは、次の2つのシリーズのようですね。

↑これは、あい(猫)とちこ(犬)の仲良し二人組に癒される、ティーンズに人気のキャラクターブランド「あいとちこ」のスタンプです。10年前に発表されてから根強い人気で様々なグッズもリリースされている、今や国民的癒しキャラです。数々の幼児教育ブランドにも愛されており、「あいとちこのゴキゲン!いたずらボックス」は、もはや誰もが遊んだことのある定番おもちゃではないでしょうか。


↑そしてこちらは、皆様もよくご存知の「おひさまあにまる」です! うさぎの「みー」と犬の「わんだ」、そして(自称)トラの「にゃーが」の3人組アニマルのスタンプ。元々は小中学生の女子をターゲットとしてデザインされたキャラクターブランドですが、その世代が高校生になり、WAVEスタンプのリリースによって、今やハイティーンがメインターゲットとなっているとのこと。ピンクを基調とした独特なデザインは、原宿系女子を中心に人気を博しています。今ではハイティーン受けを狙って様々なコラボがなされています。中でも先日から公開されている、映画スプラッシュブラッドに出てくるゾンビ・ジョンブックとのコラボによる、血の滴る「ゾンビミー」は、異色で冒険でありながら大変なセールスを記録しました。

どちらも、いわゆる普通の女子高生、ハイティーンに大人気のスタンプです。「あいとちこ」の方がより一般的で、「おひさまあにまる」は可愛い系マスコットキャラが好きな子たちのアイコンとなっているような感じですね。



▼國政綾水編
ここだけの話ですが、彼女はWAVEに決済情報登録をしておりません(涙)。すなわち、持っているスタンプは全部無料スタンプということなんですね。もちろん、無料にも可愛いものや愛がこもったものが沢山ありますが、是非ハイクオリティな有料スタンプの世界にも触れてみてほしいです(懇願)

↑というわけで、こちらは長野県観光局がPR用に作っていた、いわゆるご当地ゆるキャラのスタンプです。長野県は様々なご当地キャラ(信州リンゴ振興協会のゆるキャラ“りんごろう”が有名ですよね!)を作ってますが、その中でもキワモノで、一時期ネタ的にバズったものの、すぐにフェードアウトしてしまった伝説の一品がこの“フカシクマ”です!

せっかくなので、長野県観光課が昔出していたフカシクマの選考過程資料を公開してみたいと思います!

フカシクマ以外にも“素敵な”キャラクター案が目白押しですね!この子たちが世に出ていた世界というのも、見てみたくもあります! 右へ行くほど感じられる迷走っぷりがたまりません! ちなみに、フカシクマのフカシは、深志城の深志からとったという設定になっているようですが、他にもちょっとワイルドなイメージをもたせる(たばこをふかす、エンジンをふかすなど)ことも、目的としていたようですね。


というわけで、このご当地スタンプはあまり人気も出ず、ダウンロード数もかなり僅少なので、非常にレアリティが高いスタンプとも言えます。一周まわって、見られた人は幸運かもしれませんね。



というわけで、今回はここまでです。
次回はガブリエラちゃんからの3人の愛用スタンプをご紹介致します!

   
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