SF映画(邦画)は、シリアスな作品ばかりというイメージを抱いている方はいるかもしれませんが、意外にもコミカルなストーリーになっている作品もいくつかあります。そこで、SF映画(邦画)のシリアスな作品からコミカルな作品まで、おすすめの作品をランキング形式で10作品まで紹介しましょう。
- No.1:「鋼の錬金術師」
- No.2:「亜人」
- No.3:「DESTINY 鎌倉ものがたり」
- No.4:「ゼブラーマンシリーズ」
- No.5:「脳漿炸裂ガール」
- No.6:「20世紀少年シリーズ」
- No.7:「ジョジョの奇妙な物語」
- No.8:「いぬやしき」
- No.9:「斉木楠雄のΨ難」
- No.10:「ガッチャマン」
- SF映画(邦画)のベスト10のまとめ
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No.1:「鋼の錬金術師」
アニメ『鋼の錬金術師』を実写化した映画で、愛する母親が亡くなってしまった事で、二人の兄弟が禁断の『死者の復活』を行おうとします。しかし、それが大きな災いを呼んでしまって、弟は体を失ってしまい、兄のエドワードは弟の魂を取り戻すために、体の一部を失ってしまうのです。
しかし、大人になったエドワード(声:山田涼介)は、弟の復活を諦めていなくて、賢者の石を探そうとします。しかし、賢者の石を探しているうちに、ラスト(声:松雪泰子) という恐ろしい女性に目を付けられてしまいます。
この作品では、ある娘が非常な錬金術を使われてしまって、少しトラウマになりそうな内容になっていますが、迫力のあるCGが駆使されていて、1位に選ばせていただきました。
No.2:「亜人」
亜人とは、死ぬ事ができない不死身な肉体を持つ特殊な人間の事であり、この亜人と政府が激しく戦っていく事になります。なぜなら、政府は亜人を保護するという名目で、亜人を確保して人体実験を行なっていたからです。
しかし、亜人の中には政府に復讐しようとする佐藤(演:綾野剛)と、復讐までは考えられない永井圭(演:佐藤健)の間で亀裂が走ってしまいます。お互いに不死身同士という事もあって、亜人同士の戦いは熾烈きわまるものでした。
戦いは凄惨なものですが、佐藤が少しおどけた感じで「来ちゃった」と言って、すぐに多くの者たちの命を奪っていくシーンは、まさにコミカルとシリアスが一瞬で切り替わるもので、凄く斬新に見えましたね。
No.3:「DESTINY 鎌倉ものがたり」
DESTINY 鎌倉ものがたりは、鎌倉に住む夫婦が、少し変わった街で住む所から始まります。この鎌倉という地は歴史のある所で、人間だけではなく、何と妖怪も一緒に住んでいたのです(映画だけの話です)。
一色亜紀子(演:高畑充希)は、そんな風変わりな街に戸惑ってしまいますが、その夫の一色正和(演:堺雅人)は、妻思いの心優しい性格をしていました。しかし、一色亜紀子を狙う妖怪によって、何と妻は黄泉の国を旅立ってしまったので、正和は妻を救うために黄泉の国へ向かう事になるのです。
日本の映画は、あまり妖怪を扱った作品が少ないので、まさか、堺雅人さんを主演にした作品で妖怪を扱うのは意外でした。そのような意外なキャスティングから、この作品を3位に選びました。
No.4:「ゼブラーマンシリーズ」
ゼブラーマンシリーズを4位にしたのは『ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲』で、ゼブラクイーンを演じた仲里依紗さんの大胆なコスチュームと、思わず痺れそうになる歌に惹かれたからです。
ストーリーの内容としては、大人向けというよりは子供向けになっていましたが、良い意味でも悪い意味でも、仲里依紗さんの魅力が際立つ作品でしたね。そのため、仲里依紗さんの魅力に惹かれる方であれば、満足できる作品でしょう。
No.5:「脳漿炸裂ガール」
脳漿炸裂ガールは、学園で生徒同士に命がけの戦いを行なってもらうという内容になっています。このような作品は、邦画では多いので、それほど珍しい作品という訳ではありません。
しかし、ハイテンポの歌が流れる中で、若くて美しい女学生たちが命がけのやりとりを行う姿は、一瞬の時間を懸命に生きようとするのを的確に表現しているようで、5位に選びました。
No.6:「20世紀少年シリーズ」
20世紀少年シリーズでは、ケンヂ(演:唐沢寿明さん)が少年時代に構想を練った計画が、誰かの手によって次々に行われていきます。その事によって、多くの大都市で罪もない市民たちが犠牲になっていくのです。
その暴挙を止めようとするケンヂですが、そこに白い包帯のようなものを顔に巻いた友達が立ちはだかります。このシリーズでは、どの作品も素晴らしいのですが、やはりラストを飾る『最終章 ぼくらの旗』が、見所の多い作品で好きですね。
このラストでは、友達が一体誰なのか?そして死んだと思われていたケンヂが娘のカンナ(演:平 愛梨さん)の前に姿を表して友達に立ち向かうのか?緊迫したストーリー展開になっていくのです。
No.7:「ジョジョの奇妙な物語」
ジャンプコミックスの大人気アニメ『ジョジョの奇妙な物語』を実写化した映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』は、奇妙なスタンドを呼ばれる者同士が死闘を繰り広げる事になります。
東方仗助(演:山﨑賢人)の変な所にこだわる所や、虹村形兆(演:岡田将生)の冷酷で凶悪な所は、ストーリーを盛り上げてくれますが、いかんせんジョジョ世代の私としては原作からかけ離れているなぁと思って、7位にしました。しかし、これほどのアニメを実写化するだけでも凄い事だと思います。
それを考えたら、この作品は原作とはイメージしてたものとは少し違いますが、よくここまで実写化できたなぁとも思ってしまいますね。
No.8:「いぬやしき」
この映画『いぬやしき』は、私が実際に映画館まで見に行った作品です。 率直な感想としては、人間の体がロボットのようになって空を飛び回るシーンは、合成とは思えないほどのリアルさで、疾走感のあるスピードは見ていて圧倒されました。
しかし、主人公が高齢のサラリーマン犬屋敷壱郎(演:木梨憲武)なのに、敵役が若くてイケメンの獅子神皓(演:佐藤健)なので、思わず「うぅむ」とうならされました。やはり、多くの人たちは佐藤健さんのほうを応援したくなるような外見をしているので、戸惑ってしまうと思います。
まぁ、原作がそういう内容になっているので、こればかりは仕方ないのですが、少しキャスティングに違和感を覚えてしまったので、8位にさせていただきました。それでも、獅子神皓が大事な母親を亡くなった怒りや悲しみから社会に復讐していくのは圧巻でした。
No.9:「斉木楠雄のΨ難」
多くの異彩な作品を制作してきた事で知られる福田雄一監督が、手がけた映画『斉木楠雄のΨ難』は、様々な超能力を持つ斉木楠雄(声:山崎賢人)が、その能力ゆえに苦しむ内容になっています。
斉木楠雄は相手の気持ちが分かるので、自信過剰な学校のアイドル照橋心美(声:橋本環奈)が、心の中で自分の事をなんて可愛い女なんだと思っている事にドン引きしてしまうのです。ストーリーとしては、超能力を持つ斉木楠雄と自信過剰な照橋心美の兼ね合いが凄く面白かったです。
しかし、コメディー映画としては上位なのですが、SF映画という事で考えたら、それほど迫力のシーンがある訳でもないので、9位という事にしました。
No.10:「ガッチャマン」
ガッチャマンでは、ギャラクターという恐ろしい者たちが、世界の半分を占領していました。人類は必死の抵抗を試みますが、ギャラクターたちは謎のシールドによって守られていたので、手も足も出ませんでした。
所が、そのシールドを打ち破れるものを発見して、それが『G粒子』です。しかし、このG粒子はある石から発生するので、石の適合者だけがギャラクターと戦えるのです。そして、適合者である鷲尾健(演:松坂桃李さん)は、人類を守るために、同じ適合者たちを犠牲にしてでもギャラクターに勝とうとします。
しかし、それは同じ石の適合者であるジョージ浅倉(演:綾野剛さん)と対立していく事になります。この作品は、少し子供向けの内容になっていますが、それは仕方ないにしても、CGがいかにも作られたものという感じがしたので、10位に選びました。
SF映画(邦画)のベスト10のまとめ
SF映画(邦画)は、激しい戦闘シーンが行われていくだけあって、迫力のあるサウンドと主題歌が収録されている作品がいくつもあります。所が、意外にもコミカルな『斉木楠雄のΨ難』や『DESTINY 鎌倉ものがたり』もあるのです。
このように、多種多様な作品があるので、今までSF映画(邦画)をあまり見ていなかった方でも、時間のある時にみておくのも悪くないでしょう。