切花にして花瓶に。
鉢植えの
(グレーテル、プリンセスシャルレーヌドゥモナコ、ボスコベル、ビエドゥー)
残暑厳しいですね。
季節が前倒しになっているようなので、夏剪定をしてみました。
一季咲きバラは春だけの開花ですが、四季咲きバラは秋にも咲きます。
涼しくなって気温も落ち着くころに開花するので、大きく美しく咲く種類が多くあります。
秋は花持ちもよく、バラを長く鑑賞できる季節でもあるのです。
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夏剪定の目的
・花を秋にたくさん咲かせるため
・乱れた樹形を整えるため
・株を元気に充実させるため
夏剪定は必ず必要?
夏剪定をしなくても、花数は少なくなりますが咲きます。
あるがままの自然な樹形が好みであれば、必ずしも必要ではありません。
夏剪定の時期
夏剪定すると約50日前後で秋のバラが開花します。
10月に美しく咲いてもらうためにも8月下旬から9月上旬までには剪定をします。
種類別剪定方法
我が家のハイブリッドティー、フロリバンダ、シュラブの鉢植えバラをモデルにして
夏剪定を実行してみました。
ハイブリッドティー
全体の高さの3分の1ぐらいのところで切り戻します。
花山吹(HT)
右側に伸びすぎてしまっているシュートはばっさりカットします。
左側のとび出た枝も他の枝と揃えます。
切る場所は5枚葉の上のところで水平に切ります。
剪定している際に内側に枯れてしまった枝や、細い枝、内側に伸びてしまった
ふところ枝なども、ついでに剪定しておきます。風通しがよくなり、バラの健康回復にもなります。
フロリバンダ、ミニチュア
一番上の5枚葉のところで切り戻します。
ビブレバカンス(FB)
このバラも片側の枝だけが伸びきっているので他の枝とそろえて剪定します。
コンパクトなバラなのであまり強く剪定しません。
揃えたら一番上の5枚葉の上で水平に切り戻します。全体的にこんもり、丸くするような感じで切り戻していきます。
株元の土に雑草が生えていたら、取り除いて土を少し耕してあげます。
枯葉なども取り除いてキレイにしてあげましょう。
つるバラ、シュラブ
強く切り戻しせず、咲きがら摘み程度にします。
グレイス(シュラブ)
シュラブのバラは、ふんわりと自然な感じの樹形が美しいので、あまり強く切り戻しません。
枝先を揃える程度で、こんもりさせます。但し1本だけとび出ている枝などあった場合は、バランスが悪いので他の枝に揃えるように切り戻します。
全体的に同時に花を咲かせたいので、 つぼみがついていたら取ってしまいます。
元気がないバラの夏剪定
「葉をほとんど落としている」など夏バテしているバラには、
剪定する1週間前に液体肥料をあげます。
その後、軽く切り戻す程度でOKです。まずは体力温存。
冬にしっかり剪定してあげましょう。
剪定後の肥料
鉢植えバラは剪定後に液体肥料を施肥します。
地植えのバラには固形肥料をあげます。
ボレロ(FB)
今年は台風の数が多く、ゲリラ雷雨も頻繁です。
風通しもよくし、雨による黒星病対策も兼ねて夏剪定してあげました。
さっぱりした我が家の鉢植えバラたち。秋のバラが今から楽しみです。