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死ぬ瞬間まで推してたい

オタク女がオタク女について考えるブログ

オタクの夢って突然簡単に破れちゃう

簡単に散ってしまった儚いオタクの話。

大好きな推しと、ファンとしての自分と、社会人としての自分、という関係をぐるぐるしていた話です。


別に降りるとかではないし、中身なんてあってないようなものだけど(いつもないけど…)、もしよかったら読んで「そっかあ」って思ってもらえたら嬉しいです。

 

 

身バレと推しバレするのでぼかしたりフェイク入れたりします。嘘はついてないけど迷惑をかける人が出てくるのですみません。

 

 

 


私は今年の1月に大きな夢ができた。

それは自分の仕事に推しを起用すること。

 

 

推しは今までそのこと(=私の仕事)を夢として語っていて。 

もし自分が推しの夢を叶えてあげる手助けができたら、ファンとしてどんなに幸せだろう。推しの夢を叶えることが、私の夢となったのです。

 

そして私だったら、推しがやりたいことと、ファンが期待することをどちらも優先させた上で一緒にお仕事できる自信があった。自信がある、なんて偉そうなことは言えないんだけど…でもやっぱり推しのことが大好きだから、いろんなひとから「わかってる!」って思ってもらえるようなことは最低限できると思っていた。

 

具体的に言えば、いざ推しがやりたかった仕事が来たとしても、例えばドラマ出演が決まったとして、それがすげー嫌な奴だったり、全然喋らない役だったりしたら。

それももちろん大切なお仕事だし学ぶことも多いだろうし推しも念願だったドラマ出演が叶って嬉しいかもしれない。でもやっぱり「同じ夢の叶え方」だったら、主役で王子様で誰からもモテモテで歩けばみんなが振り返るそんな役を見てみたい。

それが今の身の丈にあっていなくたっていい。私は推しに王子様役を準備できると思っていた。例えばの話ね。

 

 

推しはそんなに仕事が多いわけではないし、一つでも増やしてあげられてそして自分も推しの活躍を見る機会がひとつでも増えたら嬉しいと思っていた。もし断られたとしたらそれで十分満足だった。

(仕事は選んでるのかもしれない。セーブしてるのかもしれない。その辺りは本当にわからないのでなんとも言えない…でもいつも雑誌や番組で「次も呼んでください!」と言っているのでそれがポーズだとしても、少なくとも仕事が好きでしたい気持ちはあるんだと思う。わからないけど*1

(すごく「推しに仕事をさせてあげられる」という言い方に聞こえますがそんな偉そうなつもりはないんです本当に…)

 

 


そんなこんなで、一番いい形で推しの夢を叶えてあげられる環境に自分はいると感じていた。なんて幸せなんだろう。

大きな遠い目標ではあったけれども、それでもその夢があったから仕事を頑張った。その度まだまだだと感じることが多くて挫けそうになったけれども、尊敬していた先輩(5つ上)に「まだその年齢でそこまで考えているの?私の歳になったときがすごく楽しみ」なんて言ってもらえたりもして嬉しかった。

でも5年後なんて考えられなかったよね〜だって推しがどうなるかもわからないし他で夢を叶えてしまうかもしれない。今すぐに私にどうこうできる力がほしくてがむしゃらに頑張っていた。

 

というのが今年の出来事でした。

クソ忙しいって文句垂らしていたけど全部自己責任だね、でもつらいとは思わなかったな。夢があったので。

 

 

で。


昨日の夜、あっさり推しの夢が叶っていることを知った。まさしく寝耳に水、30分後ですって。

いや、本当に突然の告知やめてくれよ!?!?

今までで一番長い30分が終わった。最初はどれかわからなかったけど案外悪くなくて安心した。

 

そして翌朝の今日、追加情報などなどが発表された。推しがいるならチェックはしてみようかな。

 

というのがいちファンの私の感想。

 

 

で、ビジネスマン(ウーマン?)としての私は、案外「そっかあ」って気持ちだった。

「あっさり叶ってしまった」なんて書いたけど絶対にそんなことはなくって。

でもファン目線だと本当に「あっさり」だったんだよなあ。満を持してじゃないし。

 

これが開始前の作品で、そこに推しがいて、(つまり推しが作品の広告塔として扱われていたら、)もっと悔しがってたのかも。だってそれが私のやりたかったことだから。

推しがいい位置で仕事してるのが見たかった。途中から登場してメインキャストじゃなくてこれといった目を引くポイントもなくただいるだけのポジションなんて、別にやってないのと同じだし。(強がりです!本当にそうなんて思ってないけど!でももっとやるならさあ!!)

 

 

でも今回、夢破れたり!!はい残念賞!!!ってなっても「なんで私のとこじゃないんだよ」とか「どうでもいいし」とか「じゃあもうやーめよ」とか思わなかった自分にホッとしました。

素直に推しの夢が叶ってよかったなあと思った。もっともっと活躍してほしいし、もっともっといい役がまわってきてほしいとも思った。そしてそのためにまた私も頑張ろうと思った。と思えてホッとした。ああちゃんと社会人だなあ。

 

「初めてじゃないならいらない!」なんて思わないし、推しが関係あろうとなかろうと私は今の仕事を頑張ることに変わりはないし、またやってたらいつかどこかで繋がるから。

 

もちろん今回の仕事で満足なんて、推し本人もファンも思ってはいないはずなんです。

夢だったこの活動を継続してこそだし、今回以外にももっと活動の幅を広げていってほしいって、応援してる人たちならそう思うはず。

 

だから私もまた頑張ればいい。今回は完全に私の力不足だし、他にもタイミングだったり巡り合わせだったり私の努力だけじゃどうにもならないことだって少しばかりはあるもので。はい次!

 

 

 

…と思いたいんだけど、やっぱり推しの初めてがほしかったなー!!!!

 

推しの初めてを作れることってそうそうないんだよ。

初舞台とか初握手会とか初写真集とかそれを享受することはできるけど、こちらからあげたりすることはできないんだもん。

 

 

今回私の夢は儚くも散ったのですが(人の夢と書いて儚いと書くものね…なんて日常生活で本当に使う日がくると思わなかった。儚いんすわ)、今後もまあのんびり好きなことを仕事にしつつ、また機会が巡ってきたら推しの活躍の場を増やせるきっかけのきっかけのきっかけくらいできたら、仕事冥利に尽きるなあなんてぼんやりは考えてます。

 

なんか嬉しいような悲しいような複雑な気持ちで今日はぽかーんって感じで過ごしているけど、大きな夢や目標があって毎日過ごすのって、楽しいね。

推しもきっとこんな気持ちで毎日頑張っているのだろうかと思うともっと好きになりました。

 

これからも応援してます。

 

 

 

今までそれなりにちゃんと頑張ってきたので、慰めの言葉をくれる方はこちら

 

marshmallow-qa.com

 

いつもならネガティブ受付設定なんだけど、今回はなんだかんだ少しばかり傷心なのと、あとここまで身バレと推しバレが激しいエントリは初めてなので、ネガティブ内容は(精神的に)受け付けない設定にします…(物理的には受付設定のままです)

 

 

 

 

一応言っておくけどもし仕事で推しと関わることができても私は現場には行かないし万が一挨拶をすることになってもファンであることは絶対に言わないしかと言ってビジネスが成立した以上はクオリティを重視するのでそこはちゃんと線引きしてやる人なので…認知されてないしそれきっかけで認知されようともしないし繋がりとかは求めないのですいません怒らないでください…

(同じ業界の人で、仕事をきっかけに推し舞台の最前チケット取ってもらったり楽屋訪問したり(まあこれはいいとして)それで認知してもらってるガチ恋の子がいたので…まあ絶対悪とは言わないけど同担から反感は買いそうだなあ)

 

*1:本当のことなど誰にもわからない…