どうもこんにちは、もちきです!
先日2018年8月23日、ついに「次にくるマンガ大賞2018」の結果発表があったんですよ!
いやー待ちわびた!待ちわびましたよ!こういうのはマンガ好きとしては外せないイベントなわけです。まだこのランキング、今回で4回目になるみたいですが、毎年毎年投票数が爆上がりしてるみたいですね。
確か今年は30万票だったかな?去年が15万票程度なので約2倍に増えてますね。勢いありすぎんだろ。
今回はこのランキングについて、私が個人的に感じたこと・思うことを独断と偏見にまみれた意見でつらつらと語らせていただきます。
次にくるマンガ大賞とは?
次にくるマンガ大賞って何よ?って方もいらっしゃると思うので概要だけ。
次にくるマンガ大賞とは?
2014年にダ・ヴィンチとniconicoが創設した"ユーザー参加型"のマンガ賞です。次にくるマンガ大賞では、ユーザーから「次にくる」と思うマンガのエントリーを受け付け、
エントリーした作品の中から、特に人気の高かった作品をノミネート作品として選定します。
そして、ノミネート作品を対象に、ユーザーの投票を行い、大賞を決定します。
知らなかった方も何となくわかりましたかね。
上に書いてない事で細かい条件としては「2018年5月18日時点でシリーズ既刊が5巻以内のマンガ作品」って条件があります。つまりは最近刊行されたマンガしか選ぶことは出来ないんです。
ただ私がここで1番言いたいのはね、このマンガ賞の特徴が「ユーザー参加型」って所なんですよ!
一般ピーポーの皆さんが、自分で次にくる!と思うものに投票して次にくるマンガを決めるんです。
ってことは多くの人が推してるマンガがどれなのか?って事を決めるランキングになります。
なので当たり前ですが、既にある程度知名度があるメジャー作品が上位に入りやすい傾向にあります。
???「あれ???沢山の人が選んだ作品って事なら、次にくるマンガじゃなくてもう既にきてるマンガが選ばれるんじゃないの?」
………。
まあそんな事は飽きるほど言われていますが、気にせず楽しんだ方が良いです。結局は楽しんだもん勝ちってことですよ。
結果
1位『来世は他人がいい/小西明日翔』
2位『Dr.STONE/原作:稲垣理一郎 作画:Boichi』
3位『錦田警部はどろぼうがお好き/かんば まゆこ』
4位『Artiste/さもえど太郎』
5位『アクタージュ act-age/原作:マツキタツヤ 漫画:宇佐崎しろ』
6位『呪術廻戦/芥見下々』
7位『ここは今から倫理です。/雨瀬シオリ』
8位『五等分の花嫁/春場ねぎ』
9位『シネマこんぷれっくす!/ビリー』
10位『熱帯魚は雪に焦がれる/萩埜まこと』
11位『将来的に死んでくれ/長門知大』
12位『ランウェイで笑って/猪ノ谷言葉』
13位『怪物事変/藍本 松』
14位『青野くんに触りたいから死にたい/椎名うみ』
15位『ブルーピリオド/山口つばさ』
17位『私の百合はお仕事です!/未幡』
18位『まったく最近の探偵ときたら/五十嵐正邦』
19位『1518!イチゴーイチハチ!/相田裕』
20位『この愛は、異端。/森山絵凪』
皆さんが投票したマンガはいかがでしたでしょうか?
私が選んだのは『呪術廻戦』『五等分の花嫁』『終末のワルキューレ』でしたがそれぞれ6位、8位、圏外って結果になりました。
総評
まずはランキング全体を見て思うことをば。
ちなみに私はトップ20の中で3位の『錦田警部はどろぼうがお好き』以外は読んでいました。
ランキングを見たところ、個人的には全体的にマイナー目な作品が多いなと感じました。(マイナーとメジャーの判断は難しいところですが)
マンガ好きの中ではもはやメジャーとも言えるものもチラホラありますが、割と「次にくる」と言う看板も妥当なんじゃないかなと思います。
メジャーになるきっかけってSNSで話題になるとか、アニメ化や実写化などのメディア化があると思いますが、この中で既にメディア化しているものは一つもないですね。多分……。
よくよく考えると5巻以内の漫画でメディア化するマンガもそうそうないです。
ただ、唯一『五等分の花嫁』は先日アニメ化発表されてました。普通に考えたら、まだ5巻なのにアニメ化って勢いヤバすぎないかい。
他にこの中でメディア化しそうなものって何でしょうね。少年ジャンプ作品は言わずもがなアニメ化しそうですが。
あとは13位の『怪物事変』、19位の『イチゴーイチハチ』もアニメ化したら盛り上がりそうな気がします。アニメ向きの題材ですね。
実写化って観点だと1位の『来世は他人がいい』、4位の『Artiste』や7位の『ここは今から倫理です』は実写ドラマ化や実写映画化したら面白そうです。
私が好きなマンガ
投票した3作品は言わずもがななのでそれ以外で。
どれもかなり好きなマンガが多いですが、強いて言うなら7位の『ここは今から倫理です』12位の『ランウェイで笑って』、15位『ブルーピリオド』19位の『イチゴーイチハチ』はかなーーり好きです。
(強いてって言ってんのに4つもあげんのかよ……)
特に最近発売された『ブルーピリオド』の3巻は震えましたね。2巻までも面白かったけど、この3巻でまたワンランク面白くなった感はあります。
1位『来世は他人がいい』について
2018年大注目の極道漫画が1位になりました。作者の小西先生は前作『春の呪い』で一躍有名になった感じがしますが、また今回で更に名前が売れましたね。
『来世は他人がいい』は霧島のサイコパスでイかれたキャラが魅力的です。刺激的で危ういんだけど所々に可愛さも感じられるのでドキドキする。
そんな魅力的で一度心を掴んだら離さないような霧島のキャラが、特に女性にウケているじゃないかなと勝手に思っています。
ただ、一方このキャラを嫌悪する方も多そうなので賛否両論が多分にあるマンガなんじゃないでしょうか。
最近のプチ極道マンガブーム
極道マンガは昔から人気のあるジャンルですが、最近は特にプチブームが起きているような気がします。
また一口に極道マンガと言ってもその種類は多種多様。コメディ色の強いものやグルメを織り交ぜたものなど、本当に色々な種類の極道マンガがあります。
また、最近の傾向として恋愛色やコメディ色の強いものが多くなってきました。
元々極道マンガといえば男性ファンが多い印象がありますが、恋愛色やコメディ色を混ぜこむことで女性人気の多い作品も増えてきました。
最近の極道マンガで恋愛色が強いものといえば今回1位をとった『来世は他人がいい』やビッグコミックスの『潜熱』、コメディ色の強いものといえば『バックストリートガールズ』や『極主夫道』がありますね。
また2018年4月には『ヒナまつり』のアニメ化も実現して成功を収めています。
今回『来世は他人がいい』がこのマンガ賞で1位を取ったことによって、これから更に極道マンガが増えていく可能性もありますね。
安易に考えるなら「極道×異世界転生」とか「極道×デスゲーム」とか、流行りものに流行りものを掛け合わせるようなマンガが出てきそうな気がしないでもない。
4位『Artiste』について
このマンガ賞の中で、個人的には『Artiste』が4位に入ったのが凄く嬉しかったです。
『Artiste』って凄く面白いんですが、「マンガ好きには好まれるマンガだけど一般ウケはしにくい」マンガというイメージがありました。
さっきも言いましたが、次にくるマンガ大賞って一般人の投票制なのでどうしてもメジャーな週刊少年ジャンプ作品だったり、SNSで話題になった作品が上位に入りやすいんですよ。
そんな中、割と知名度も少ない『Artiste』が4位に入るってすごいなって思いました。まだマイナーながらも既存の読者に愛されてるマンガって事なんじゃないでしょうか。
ただ私が知らなかっただけでもしかしたらこのマンガ、既に有名なのかもしれませんね。SNSでバズったとか?わかりません。
======2018年8月29日追記======
『Artiste』4位入賞について、見知らぬ心優しい方がコメントを残してくださいました。見知らぬ方、心からありがとうございます!
なるほど、全話無料公開ですか!
そういえばツイッターでも告知していたことを思い出してきました。確かにそれが大きく投票に影響した可能性はありますね!
全話無料公開ってなるとリスクが大きい所が気になりますが、今回は大成功のパターンだったんじゃないでしょうか。
13位『怪物事変』について
ジャンプスクエア伝統の女性人気が高そうなバトルマンガ。『青の祓魔師』や『終わりのセラフ』ラインを受け継ぐマンガなんじゃないでしょうか。
私もこのマンガは読みやすくてかなり好きなマンガです。最初に読んだ印象はもっと「流行りそうだな」って思いましたね。
絵柄はスッキリとしていて読みやすいし、キャラも可愛い。主要キャラ達のわちゃわちゃとしたやり取りは読んでてホッコリします。
まず間違いなくアニメ化するし、アニメ化したらめちゃくちゃ映える。
累計発行部数も500万部に乗ってくるジャンプスクエアの新たな看板作品になるんじゃないかと感じています。
百合漫画の勢いがすごい
このトップ20の中でも10位『熱帯魚は雪に焦がれる』11位『将来的に死んでくれ』17位『私の百合はお仕事です』というように、3作品も百合作品が入ってきました。
このマンガ賞では、昨年から徐々に百合作品が上位にくることが増えてきています。一昨年と3年前はトップ20に一作品も入ってこなかったんですが、昨年は2作品(『やがて君になる』『新米姉妹のふたりごはん』)が入ってきました。そして今年は3作品。
近年の百合作品の勢いすごいなと感じています。
私も百合作品をいくつか読んでいますがライトな百合を読むことが多いので「百合」と身構えることもあまりない。いわゆる普通の恋愛マンガと変わらない感覚で楽しんでいます。
今回入賞した3作品も割とライトなものばかりなので、百合を今まで読んだことがないって方は今回入賞したものから読んでみると抵抗なく読めるかもしれません。
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やっぱり強いジャンプ作品
ユーザー参加型のマンガ賞と言うだけあって、読者数の多い週刊少年ジャンプ作品は毎年上位入賞することが多いです。
去年は2位に『約束のネバーランド』、一昨年は1位に『背すじをピンと!』、3年前は1位に『僕のヒーローアカデミア』というように、毎年必ずトップ3に入賞していますね。
では今年はというと、2位の『Dr.ストーン』を始め、5位『アクタージュ』6位呪術廻戦とトップ10に3作品が食い込む結果になりました。
やっぱりジャンプ作品は強い!
特に『呪術廻戦』は投票時点で1巻すら発売してなかったんですよ。その中で6位に入ってくるってヤバない?
この3作品はまだアニメ化の発表ありませんが、このまま順調に連載が続けば間違いなくアニメ化してブレイク路線に乗るかと思います。
というかもうアニメ化のオファーは来てるんじゃないでしょうか、あとはジャンプ側がいつオッケーを出すかタイミングを見計らってるだけのような気もします。
ただ『アクタージュ』は今でこそ落ち着いてきましたが、一時期打ち切りの噂もあったのでまだまだ油断はできないのかな。
アクタージュは雑誌のアンケートではあまり振るわなかったけど、単行本の売り上げが良かったので盛り返してきたイメージがあります。
このマンガに関しては雑誌勢の人気だけでなく、1巻発売時点でこのマンガを知らなかった人も書店で思わず手に取ってしまった「ジャケ買い勢」がかなり多かったんじゃないかと考えています。
というのも1巻のジャケットがかなり印象的で手元に置いておきたくなる1冊になっていました。可愛い女の子がアップになってる表紙ってついつい手が伸びやすいんじゃないかなあ。
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まとめ
以上、次にくるマンガ大賞の結果を偉そうに語ってみました。
完全に自己満の記事になっててこれ記事として成り立つの?ヤバくね?ってなってます。こんなの他の人が読んで楽しいんだろうか。
いや、まあいっか!書いてた私が楽しかったから良いんだ!
この記事を読んで「それは違うよ!」って事があればコメントなりなんなりで意見を言ってもらえればと思います。
おしまい。
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