(乳癌)肝転移の治療として、
肝動注化学療法、肝リザーバー動注化学療法
関明彦先生のブログをご紹介しましたが、
化学療法(殺細胞性抗がん剤)は、
使うのは抗がん剤であり、
乳癌や卵巣癌は奏効率が高いけれど
それでも、
効かない人には効かないし、
効きにくい癌腫であると、
効かない人も多くなるかと思われます。
関先生は真っ向から否定していらっしゃい
ますが、
薬剤感受性に依存しない治療として、
やはり、放射線なり、ラジオ波焼灼療法を
検討してみようと思うのは、
患者としては自然な感情で…。
こちらも、私は肝転移したら話を聞いて
みようと思う、と、
肝転移のブロ友さんに、
この病院に問い合わせてみるといいかも、
と、ご紹介しました。
※私自身は治療経験があるわけでは
ありませんから、あくまで情報として。
実積数で群を抜いているのは、
椎名秀一朗先生の率いる順天堂大学。
順天堂大学大学院医学研究科画像診断・
治療学
「肝臓がんラジオ波治療(焼灼術)の解説」
のサイトに、
肝細胞がんの患者さんへ と、
転移性肝がんの患者さんへ という
ページがあり、
治療の様子写真も含め、
細かく説明されています。
「椎名医師のグループは大腸がんや胃がんの
肝転移などにも積極的にラジオ波治療を
実施しており、ラジオ波治療後の10年以上
生存を達成しています。」
「肝細胞がんで確立された、 再発を
早期に発見し低侵襲治療を繰り返すという
治療戦略は、転移性肝がんでも有効と
思われます。」
とあります。主として大腸がんの肝転移
に特に有効なのだと思いますが、
乳がんでも、同様に制御できないだろうか
と思いますよね…。
元々椎名先生がいらした、東大病院。
消化器内科 肝癌治療チームのサイトに
説明があります。
※ただし、転移性肝癌のラジオ波焼灼の
実積数は少ない。
同じく東大系列かな?
消化器内科のサイトに
「肝臓癌に対するラジオ波焼灼術」
というページがあり
「肝細胞癌だけではなく、転移性肝癌も
積極的に受け入れております。」
とあります。
同じく東大系列。
消化器内科のサイトに、
「無痛ラジオ波焼灼療法」のページがあり
説明があります。
「転移性肝がんの場合は、腫瘍径、腫瘍数
に制限なく行います。」
「無痛ラジオ波焼灼療法のみに固執せず
必要とあれば、カテーテル治療(肝動脈
塞栓術・肝動注療法)、抗がん剤治療、
放射線治療等をうまく組み合わせて、
患者さんがより元気に長生きできるよう
努めております。
特に大腸がん、乳がんが原発の転移性
肝がんの肝内病変が予後を規定する可能性
があり、かつ標準的治療を全て終了されて
いる進行期においても、無痛ラジオ波
焼灼療法とカテーテル治療をうまく
組み合わせることで、長期生存が得られる
場合があります。」
カテーテル治療の例として、
乳がんの肝転移の症例が掲載されています。
(5-FUとドセを2週おき交互に動注)