カブスのダルビッシュ有投手(32)は23日までに、右肘痛の再々発で今季絶望となり、時事電などによれば、「残念だが、張り以上の原因が見つかってほっとした。原因が分かったから、もっとプレーできるという気持ちになった」と語った。
診断は二転三転した。5月は「右上腕三頭筋の炎症」。6月の再発時は「右肘の炎症と(骨がぶつかり合う)インピンジメント」。今回ようやく、5月以来の磁気共鳴画像装置(MRI)検査により「ストレス反応と肉離れ」と判明した。今季年俸2500万ドル(約27億7500万円)右腕の見立てを誤ったチーム医師団への責任追及は必至の情勢だ。
ダルビッシュは自身のブログで「前回(6月)のマイナー登板後に無理言ってMRIを撮るか、(5月の)DL直後のMRIで造影剤を入れてもらえばよかったと後悔しています」(原文まま)とつづった。ネット上ではカブスファンから仮病と邪推され、「自分を疑い、メンタル的な問題なんじゃないかと思っていた時期もあった」。地元ラジオ局WSCR(電子版)は「原因究明まで長い時間がかかり、ダルビッシュは自身の判断に疑問を持ちさえした」と、チーム医療陣を暗に批判した。