一流のエンジニアなら誰もが持っているネジザウルス。
ですが、実のところ僕は持ってないんですよね。プロとしての自覚の無さを感じます。
言い訳すると、以前の職場では周りに持っている人が沢山いて、必要な時はすぐに借りられたんですよ。ですが先日の異動で状況は一変。今の職場では意外と持っている人がいない。
日々つのっていくネジザウルスへの思い。欲し過ぎておかしくなってしまいそうなので、気を紛らわせるため、ネジザウルスの優れているところを書こうと思います。
ネジ頭潰れをモノともしない
ネジを外す時にネジ頭をガリッ!とナメちゃった経験ってありますよね。ドライバーでは回せなくなってしまって、ラジオペンチでもうまく取り出せない…そういう時に頼りになるのが、ネジザウルスです。
最近の電子機器ってネジが死にやすくなってます。具体的には、下記要因でネジが抜けなくなることが多いです。
- ネジが小型化してネジ頭がナメやすい
- 少ないネジかかり量を緩み防止剤でカバーしてる(ネジが回しにくい)
- めねじ材が弱い(樹脂のセルフタップやアルミなど。アルミにねじ切るのヤメテ)
死因が何であれ、ドライバーでダメになったらラジペンしかありません。が、安いラジペンは先端がすべってネジ頭を掴めない。掴めても、力が入りにくいから中々回せない、引っ張り出せない。
そういう時に、ネジザウルスだとネジ頭を容易くつかめるし、力が入りやすいので容易にネジを取り出せるんですよね。何故取り出せるのか?具体的な構造は公式HPにあるので、そちらを参照してもらえればと思います。公式HPの熱量は高めですよー。
見た目もカッコイイよね
グリップのところ、溝が多く妙にメカメカしい感じでカッコいいですよね。
グリップの金型的には弱い箇所が増えるだけで、ほんとデザイン面以外では何一つ利点の無い形状なんですが、このデザイン1つで「メカ屋という人種を理解してるぜ」ってメッセージを感じます。
何事もシンプルが一番だよと、したり顔で述べる方々に真っ向からぶつかっていく姿勢、僕は大好きです。
ちなみに、デザインにピッタリマッチするキャップまであります。ネジザウルス累計販売100万本記念にこれを作るセンス!
なぜ買えないのか
数千円くらい出せよ、という意見があるかと思います。全くその通りなんですが、「仕事で必要な道具は、会社の経費で買うべきだ!」という確固たる信念が購入の邪魔をするんですよ。
仕事で必要なものに私費をはたくってのが、僕はどうも苦手です。
会社で買ってくれ、という話をちょくちょくしているので、どちらが先に折れるか根競べですね。
まとめ
ネジザウルスが欲しいだけの記事でした。
「プロは道具も選ぶべし」という言葉と日々格闘し、「いっそのこと自費で…」となりかけている今日この頃です。
いや、しかし…ネジザウルスが無いからこそネジのハンドリングに慎重になっているのかも。ネジザウルスは甘えなのかもしれない…。
まだまだ葛藤は続きそうです。