外資系企業では転職を繰り返すのは当たり前!?
外資系企業では「転職=キャリアアップ」のため、転職回数が多いことはそこまでマイナスにはなりません。
ただし、あまりにも転職回数が多ければ不利になることはもちろんあります。
そもそも、外資系企業でのキャリアアップとしての転職とは、いったいどのような転職のことを言うのでしょうか。
面接官からみた印象の良い転職や悪い転職、30代で目安となる転職回数、転職回数が多くても(少なくても)外資系企業への面接を乗り切るためのコツなどを、外資系企業で働くしまろんパパがお答えします。
転職回数が多いと思わず職務経歴書に嘘を書きたくなるかもしれませんが、それもほぼ間違いなくばれます。その理由についても書いているので、外資系への転職を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
- 外資系企業では転職を繰り返すのは当たり前!?
- 日本企業では転職回数が多いジョブホッパーは不利?
- 外資系の人が言う「キャリアアップ」とは
- 外資系はキャリアアップ転職が当たり前!その理由は?
- 【外資系への転職】30代で目安となる転職回数
- 転職回数が多くても理由を説明できればOK
- 転職回数をごまかすのは絶対にNG
- 転職回数が多くても少なくても面接は乗り越えられる!
- 外資系企業に転職をしたい方はこちらの記事もおすすめ
日本企業では転職回数が多いジョブホッパーは不利?
企業によるのでしょうが、あくまで個人的意見としては、日系企業の方が「転職」という言葉に(マイナスな意味で)敏感な気がします。
やはり、まだまだ終身雇用が一般的な日本企業では、受け入れる側の企業が「何で前の会社を辞めたのか」「入社してもすぐに辞めてしまうのでは?」というところが気になるのでしょう。
年齢にもよるとは思うのですが、日系企業から日系企業への転職について、若い時に転職回数が2回以上あるとジョブホッパーとみなされる可能性があります。
企業側としては、雇って数年程度で転職されると、業務的、コスト的両面で痛い為、何回も転職経験がある人は、しっかりした理由を説明出来ないと敬遠されるはずです。
外資系の人が言う「キャリアアップ」とは
①今の自分の会社では出来ない規模の大きい仕事をすること
②今の自分の会社では出来ない規模の「小さい」仕事をすること
③タイトル(肩書)をつけること
④他業種に行くこと
外資系はキャリアアップ転職が当たり前!その理由は?
なんで外資の人は転職を繰り返すの?大手企業にいても簡単に転職するよね。
日系企業は、どちらかと言うと「夫」「妻」と言う感じでしょうか。生涯伴侶=終身雇用。基本フラれる(クビになる)事は少ないと思っているし、フラれるとすごくショックを受ける。熟年離婚なんて切り出された日には、立ち上がることもできないかもしれませんね。
【外資系への転職】30代で目安となる転職回数
転職回数は多ければいいというわけではありません。
ただ、上記の通り40代での初転職は、自分としても大変ですし、企業側も警戒してしまうので、一度ぐらいは転職を経験しておいた方がいい様に個人的には思えます。
例えば30代中盤以降であれば、22歳で社会人となり、5~10年に一度転職をすれば最低1回、多くても3回となります。
1つの企業に5年以上いれば、各会社でそれなりの実績や人間関係を作る時間もあるでしょうし、外資系企業では丁度いい転職回数となるでしょう。
いずれにしろ、自分のキャリアを考えた時に、30代で一度転職をしてみる事は、決して今後の人生の無駄にならないと思います。
外資系企業では人脈づくりも大事!転職先で出会った同僚や上司が、次のキャリアアップの手助けになってくれることもよくあります。
転職回数が多くても理由を説明できればOK
やはり理想的には最低3年以上は同一企業にいる事だと思います。
1年は早すぎますし、2年でも個人的には「何があったの?」と、私が面接をする立場なら理由を知りたくなります。転職後の2年間なんて、やっとその会社に慣れてくるぐらいの時期ですからね。
ただ、はじめて外資から日系に来た(またはその逆)など、あまりにも企業文化が合わなかったり、部署の解散、会社が買収された、など個人ではどうしようもない理由もあるので、単純に回数では判断出来ません。
面接では、転職理由を聞かれた時に、先方が納得できる説明を出来る様に準備しておきましょう。
転職回数をごまかすのは絶対にNG
当たり前ですが、履歴書に書く経歴や転職回数をごまかす(増やしたり削ったりする)事は絶対にやっては行けません。
過去の経歴(在籍の有無)は、①年金手帳 ②雇用保険被保険証 ③源泉徴収票 などからすぐにバレます。
また、履歴書に自分の事を誇張して書いたり、実際にやった事のない業務を面接でアピールしたり、履歴書に書いたりするのも、ほぼバレます。
何故ならリファレンスチェック(バックグラウンドチェック)が、外資系企業では絶対に行われるからです。
経験した人もいるかも知れませんが、リファレンスチェックでは、どこかの会社から連絡があり「~って言う人は在籍していたか、評判はどうだったか、どういう仕事をしていたか」などの探りが入ります。
転職することを本人が周りに言ってない場合、これが原因でバレてしまう事もあります。
他にも、犯罪経歴やクレジット(借金滞納等)の経歴のチェックも行われます。外資系企業への転職をしたいのなら、身の回りはキレイにしておきましょう。
転職回数が多くても少なくても面接は乗り越えられる!
外資系企業への転職を希望するのなら、適度な面接回数と、明確なキャリアップの理由があることが理想的です。
とはいえ、色々な理由から余計な転職が多く見られたり、逆に年齢の割には初めての転職だったりする事もあるでしょう。
面接官の立場として、敬遠してしまうのは、
- どうしようもない理由で転職ばかり繰り返すジョブホッパー
- 何十年も同じ部署/役職で仕事をしていて「この人絶対転職なんかしたくなかったんだろうけど、クビになりそうなのかな」といった人
です。
ちゃんとした理由を説明出来さえすれば、「転職の回数」は大きな問題にはなりません。
人格やコミュニケーション能力、やる気、業務知識、自分のキャリアについての展望などについて、しっかりした考えを持っていれば絶対に乗り切れると思います。
その為にも、転職回数について少しでも不安がある人は、自分の経歴についてちゃんと説明出来る様に、面接前にしっかり準備をしておきましょう!