今回は、ブレンデッドスコッチから、ティーチャーズセレクトを飲んでみます。

日本限定、コンビニ限定のハイボール向けブレンド

ティーチャーズセレクトは、ハイランドクリームで有名なティーチャーズの新しいボトルで、日本限定、コンビニのみでの販売として、2018年5月に新発売されました。

日本でハイボールがいまだに飲まれ続けていることに着目し、ハイボールに適したブレンドに仕上げているようです。
キーモルトは、ハイランドクリーム同様にアードモアを主体にしているようです。

ハイランドクリームよりまろやか　ストレートでもいける

では、いつものようにストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は少々淡い琥珀色、香りはほのかにピートとブドウが漂います。

口に含むと、栗の香りが口に広がります。ハイランドクリームに比べてスモーキーな香りは少なく、後からリンゴ、ブドウと続きます。

味わいはアルコール由来の辛さはそれなりにあるものの、まろやかな甘みが支配します。

ロックにすると、ナシとライムの香りが揮発するように広がり、焦がした煙のようなスモーキーさも広がります。
味わいは、はじめはビターも感じられますが、加水が進むごとに甘さが先行するようになります。

最後にハイボールにすると、ブドウの香りが先に訪れ、後からパンのような芳しさがついてきます。
味わいは、少々酸味がありますが、後から甘さも感じられるようになります。

ハイランドクリームに比べると、潮風も感じられるようなスモーキーさの角を取って、栗やブドウなどの甘い香りがプラスされた印象になっていて、穏やかな印象が強いです。

ハイボールでも飲みやすいですが、ストレートでもウイスキーらしさを残しつつも、全体的に甘くてまろやかに仕上がっているため、晩酌用にストレート、ロックで飲んでも悪くはないと思います。

350mL、アルコール度数40度、価格は636円。

＜個人的評価＞

• 香り B: 栗、ブドウ、リンゴが香る。ピートは控えめ。加水でライム、ナシが解き放たれる。
• 味わい A: 全体的に甘い。ウイスキーになれていない人でもとっつきやすい。
• 総評 A: 宣伝通り、ハイボールによし。ストレート、ロックでも悪くない、晩酌用ウイスキー。