8月も終盤。地域によっては、夏休みが終わって新学期が始まっている学校もありますね。
そんななか、とんでもない夏休みの工作を完成させ、話題を読んでいる小学生がいます。
なんと、アイスの棒でファミコンをつくりあげてしまったのです。

一瞬、ん?と目を疑うほど似てる
クオリティーが高すぎる
制作したのは、ファミコンの攻略サイト「ファミコンマックシング!!」を運営する、のぶすまゆーいちさんの小学3年生の息子さん。
《小学生息子くんの夏休みの工作。 アイスの棒で何かを作ろうという話になって、息子くんから「ファミコン!」との回答。 かなりの力作!カセット差し込み口はないけど一応フタも開きます》
のぶすまさんが作品の写真をTwitterに投稿すると、1万3千回以上リツイートされ、3万3千を超える「いいね」がつきました。
「夏休みの工作でここまでのクオリティー!?」「コレは…学校の先生の方が反応良さげですねw」など、たくさんのコメントが寄せられています。

ホンモノの「ニンテンドークラシックミニ」と並べてもこの通り
家族みんなでアイスを食べた
のぶすまさんによると、夏休みの工作としてアイスの棒で何かをつくろうという話になり、テレビの横に置いてあった「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」が目に入ったことから、制作を決めたのだとか。
近くには「Nintendo Switch」もありましたが、「ファミコンの方が形が難しくて面白そうだ」と考えた息子さんがファミコンを選んだそうです。
制作期間は約20日。コントローラーひとつにアイスの棒を16本(ふたつで32本)、本体に50本ほど使っており、全体では約80本になります。
「アイスは家族みんなで食べましたので、それほど苦労せずに集まりました。できるだけ1パックにたくさん入っているものを選びました。ホームランバーとかパリパリバー、ソーダバー、チョコバリ、白くまとかほかにもいろいろ(笑)」

こうして見ると、確かにアイスの棒だ
ケーブルはヘアゴムで
組み立て方など、のぶすまさんからアドバイスもしたものの、実際にアイスの棒を切ったり、貼ったり、色を塗ったりと手を動かしたのは息子さんです。
特に工夫を凝らしたのが、カセットの取り出しレバーの部分。父子2人で話し合って、いまの形に落ち着いたといいます。
「ちなみに黒のケーブルはダイソーのヘアゴムでして、これはお母さんのひらめきです」

ヘアゴムには見えない!
息子さんも「うれしい!」
Twitterでの想像を上回る反響に、息子さんは「うれしい!」と大喜び。のぶすまさんも「息子にとっていい経験、思い出になれば」と話します。
遠目に見ると、一瞬ホンモノと見まごうような完成度。宿題を受け取った先生もビックリでしょうね。
序盤につくったというコントローラーはちょっぴりガタガタしていますが、これはこれで8ビットっぽくて味があります。

黙々と作業する息子さん
「ファミコンは偉大」
クリアしたファミコンソフトのエンディング動画の収集をライフワークとしている、のぶすまさん。2003年に「ファミコンマックシング!!」を開設し、エンディングの情報や攻略法などを発信しています。
「ここ数年、ファミコンをはじめとしたレトロゲームが脚光を浴びています。自分のサイトやツイートが一助となって、たくさんの方と楽しさ、面白さを共有できればと考えています」
「いまの子どもたちがプレイしても十分面白いファミコンは、本当に偉大ですね」
来年の夏はぜひ、アイスの棒でスーパーファミコンをつくってください!

父子の夏休みの思い出が詰まった工作