「相談スキル」が必要、ポイントは3つ

2018年8月28日(火)

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 自分ひとりの力では到底できないような成果を出すために、組織というリソースを最大限に利用すべきです。そのために「相談スキル」を身につけましょう。

 鷲沢社長と金光リーダーとの会話を読んでみてください。

経験不足のまま部下をまとめるのは不安です

○鷲沢社長:「今週はどうだ」

●金光リーダー:「なんとかやっていますが、私自身、営業の経験が乏しく、基本も何もわからないまま、部下をまとめていくことに怖さを感じます」

○鷲沢社長:「君は24歳だったか」

●金光リーダー:「ええ」

○鷲沢社長:「営業の大半が君と同世代だったな」

●金光リーダー:「そうです。創立3年目のベンチャー企業ですから、私だけじゃなく全員、経験が浅いです」

○鷲沢社長:「それは仕方がない。だが、営業組織全体で目標を絶対達成しなければならない」

●金光リーダー:「はい」

○鷲沢社長:「営業個人個人が達成するのではなく、組織で達成することが重要だ」

●金光リーダー:「全員参加といっても、野球みたいに誰かがピッチャー、誰かがキャッチャー、誰かが外野を守っている、というわけではないですよね」

○鷲沢社長:「ああ。明確に役割分担があるわけじゃない」

●金光リーダー:「個人で営業するのと、組織で営業するのと、そんなに違うものですか」

○鷲沢社長:「予材管理はわかっているな」

●金光リーダー:「目標額の2倍以上、営業の材料を予め仕込み、目標を絶対達成させるマネジメント手法です」

○鷲沢社長:「結果を出せるかどうか、目標を達成するかどうか以前に、まず潤沢な予材があるかどうかをマネジャーは確認し、足りなければ部下と話し合う」

●金光リーダー:「はい。やっているのですがなかなか」

○鷲沢社長:「成績の悪い営業は予材をしっかり仕込めない。常に行き当たりばったり。中長期的な視点を持ってお客様との関係を構築し、予材をしっかり積み上げていくことができない」

●金光リーダー:「耳が痛いです。私自身、まだまだですから」

○鷲沢社長:「営業の活動自体は個人でやるもの。予材は組織で考えるものだ」

●金光リーダー:「なるほど。予材は組織で考える……か」

○鷲沢社長:「だから予材管理を営業組織に導入するとコミュニケーションが活発になる」

●金光リーダー:「結果を出しますから勝手にやらせてくれ、とか、結果さえ出してくれるならそれでいい、とか、そういうことではないと。確かに話をよくするようになりますね」

○鷲沢社長:「予材管理を続けると組織文化が変わる。コミュニケーションをとり、組織で目標を絶対達成しよう、という機運が出てくる」

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「「相談スキル」が必要、ポイントは3つ」の著者

横山 信弘

横山 信弘(よこやま・のぶひろ)

経営コンサルタント

CSK、日立製作所を経て、現在アタックスの主席コンサルタント。営業目標予算の2倍の材料を仕込む、組織マネジメント「予材管理」が注目され、コンサルティングのみならず、セミナー講師としても人気を博す。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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橋本 進 京都製作所会長兼CEO