特に目新しい内容はありませんね。
1.経営体制の見直し【平成31年3月完了予定】
→瀧本社長引責辞任か?
2.営業者の選定基準の策定【平成30年9月末完了予定】
3.営業者の管理について
(1) モニタリングの実効性を確保する取り組み【平成30年9月末完了予定】
(2) ファンドに対するモニタリングの強化【平成30年10月末完了予定】
4.組織の見直し
(1)人材確保による法令違反行為等の未然防止、早期発見【継続実施】
(2)研修や人事評価の見直しによる法令遵守意識の向上【継続実施】
→裏を返せば、今まできちんとやってこなかったということでしょうか?訴訟になれば、相当追求されそうですね。
5.投資者対応
(1)グリーンインフラレンディングの投資家向けの状況報告【継続実施】
(2)匿名組合契約約款・金銭消費貸借契約書の改訂、スキームの見直し【平成30年11月末完了予定】
→maneoプラットフォーム方式の見直しに着手するようですね。預託金口座方式もなくなるかもですね。
この報告をもって、maneoファミリーへの信頼が回復するかといえば、残念ながら程遠いですね。
最も重要なところは、GILの元本償還率がどれくらいになるかというところでしょう。元本の大半が毀損するようであれば、mnaeoマーケットへの集団訴訟は必至であるし、JCサービスの本業はほぼ実態のないものであり、ポンジスキームや詐欺とみなされても仕方がないでしょう。
そうなると、不真面目な事業者をmaneoファミリーに加えた罪は重く、信用失墜はもちろん、賠償責任が遡上に上がってきますよね。
裁判で賠償責任がどのように決着するかは定かではありませんが、賠償責任が認められれば、賠償資金の捻出のために、maneoマーケットの子会社のmaneoやプレリートファンドの身売りなども理屈的にはありうるかなと個人的には思います。
GILの元本償還率がどの程度になるかでmaneoマーケットの命運も決まってくる気がします。
肝心の元本償還率については、いくつかのブログでは、「最悪30% 最高100%」なるものが囁かれていますが、こんなものは売り手の希望的観測でいくら言っていても意味がなく、買い手あってのものです
。
「最悪0% 最高100%」と誰でもいえる当たり前のことを言っているのと大差はないと思いますが。
特に再生可能エネルギー関連は、不動産と違い市況がなく、担保価値が当てにならないので、まさに相対で決まることを考えれば、予断を許さないかなと思います。
ただ、maneoマーケットは訴訟を念頭に置いているはずなので、必死に高値売却を目指していると思います。そこのところは、ラッキーバンクより希望がもてますね。
いまさらmaneoマーケットが業務改善を必死に取り組んだところで、GILの元本償還率が悲惨なものになれば、maneoマーケットの行く末は厳しいかなと思います。
ですから、私はLCレンディングを除いたmaneoファミリーへの投資は、GILの件の方向性が見えるまでは見送り、当面TATERU Funding SBI SLを中心とした上場企業系への集中投資を続けようと思います。
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Thoughts on 【maneoファミリー】「業務改善計画の概要」の報告メールへの感想
near says... 質問
こんにちは
slinvestorさんの投資方針として、SBIとTATERUの2択と前回ブログで書かれていましたが、LCレンディングのLCGF案件は投資対象には入りませんか?
LCGF案件のリスクはどの程度で、どの部分にリスクがあると思われますか?よかったらご教授ください。
しょう says... ソーシャルレンディングに変わるアイデア
こんにちは。
ソーシャルレンディング業界が混沌としている中、もう一度資産運用を検討するため振り出しに戻って考えてみました。
資産運用にはキャピタルゲインとインカムゲインがあります。今実践しているのはインカムゲインです。どうやって時間をお金に換えていくかということです。キャピタルの場合はタイミングがすべてです。しかし、インカムの場合はもちろんタイミングを計って安全と思える時だけ運用というのもありですが、リターンが少ないのでどうしても連続運用になってしまいます。ここに見えない落とし穴が隠れています。私もやってみて初めてこの落とし穴に気づきました。
今、我々が実践しているソーシャルレンディングという投資。果たして連続運用に耐えられるのでしょうか。投資経験の少ない方は、一見、高金利の定期預金のように見えますが(ここが落とし穴)私には超ハイリスクのプットオプション売りに見えてしまうのです。ソーシャルレンディングは利益限定、損失全損という落とし穴があるということを忘れてはいけません。もちろん確率は低いですが継続してやっているといつかはやられます。だから安全と思える時だけ短期間やって勝ち逃げしないといけないのです。でも、これって難しいですよね。危機は突如としてやってきます。そして今まで継続してプットオプション売りで成功した人なんていません。コツコツドカンでみんな途中退場してます。ビクター・ニーダーホッファーは有名ですよね。(彼はプットオプション売りで破産しました)
ソーシャルレンディングが良いと思える理由に、価格変動がないので気が楽というのがあります。ほとんどの投資商品は価格変動があるので気が休まりません。しかし、これを解決する方法はあります。プロの投資家のやり方を真似ればいいのです。それは両建てです。プロは必ずヘッジします。
昔から気になっていたのですが、どうして個人投資家は片張りしかしないのかです。それもほとんどの人が買いのみ。株暴落のときにニュースで株ボードの前で呆然としている人がインタビューされていますが、「私、売りヘッジしているのでなんともないよ。」ていう人いませんよね。
ここで私なりの結論です。ソーシャルレンディングに変わる物として高利回りの株式やリートがあります。ただ、価格変動があるのでこれをマイルドにするため逆相関のあるもので両建てすればよいのです。例えば、①リート買い&日経225売り②リート買い&日経プットオプション買い③高配当株買い&日経225売り・・・
などいろいろできます。
最近流行の優待タダどりなんかも同じやり方ですね。実物不動産投資は土地の価格変動が少ないので勝手に両建てしているようなものです。(だだし、空室リスク、修繕リスク、滞納リスクなどほかのリスクはありますが)
両建ての良いところは・・・ショックが来ても安心できるところです。上がるとか下がるとかは関係ありません。さやのみを考えればよいのです。リート価格の下落を日経225売りの利益で補填できます。そして、危機がされば、リートの買い増しと日経225売りのヘッジはずしで積極的にキャピタルを狙うことだってできてしまいます。片張りは相場が明らかにどちらかに大きく傾いたときにリスクを取ってやればよいと思っています。例えば、リート利回りが6%以上になったらとか。
以上、思いつくことを書いてみましたが、私はソーシャルレンディングからは撤退して、両建て投資に変えていきます。。投資を継続するには必ず両建てを行い、通常はこつこつと配当を狙い、何かあってもたいしたことないというふうにしておくやり方が一番よいのではないかと考えます。
しょう says... 質問への回答
こんにちは。
SBIとTATERUは貸金業法、不動産特定共同事業法という違いはあれどどちらも匿名組合型なので投資家はどうすることもできません。LCレンディングも同様です。最後は事業者の信用にかけるしかありません。3社とも上場企業で信頼度はアップしますが、今後、不動産不況がやってきて赤字転落で会社がやばいことになってもどうすることもできません。かろうじて、TATERUの場合は譲渡できるので逃げ道はあるかもしれませんが。不動産小口化商品には匿名組合型とは違い、任意組合型と言って所有権がもてるものもあります。区分所有オフィスみたいなものです。ただ、事業者が少なく投資しにくいのが現状です。
つまり、ソーシャルレンディングは何かあったときに一発でやられるというリスクが常にあります。私はこれが嫌なので撤退することにしました。まだ、不動産不況は経験していないので何ともいえませんが、必ず近いうちに貸し倒れの嵐がやってくると思います。
それとは別に、証券市場は歴史があり、分別管理という法律に投資家は守られているので、事業者が倒産しても資産は守られます。あとは、相場に自信があれば方向性を当てれば儲かりますし、自信がなければ両建てして保険をかけておれば傷も浅くてすむ運用ができます。
slinvestor says... Re: 質問
コメントありがとうございます。
SBI SLとTATERUの2択「中心」と言っているのであって、LC LENDINGは今後もメイン(コア)の一角を占める予定です。
LCGFは、実質的にLCHDの社債を買うのとリスクは同等だと思うので、LCHDが投資期間中に破綻しないかどうかです。
リーマンショック並みの経済恐慌が来ればなんとも言えませんが、即突然死する可能性は低いと思います。ただ、念のため私は6ヶ月中心です。
slinvestor says... Re: ソーシャルレンディングに変わるアイデア
>しょう 様
詳細な分析コメントありがとうございます。
私もかつて両建て(いわゆるロングショート戦略)で株式をやっていました。今後日本経済が右肩上がりの経済成長を続けるわけがないので、買い一本で勝ち続けるのはありえないと思っていました。
仰るとおり、プロは常にリスクヘッジを組み合わせ、相場や景気に左右されない絶対的な収益を狙っていきますね。
SLも高金利事業者へのアクセル踏みっぱなしの「連続運用」で勝てるほど甘い世界ではないことが証明されつつあります。リーマンショック並みの経済恐慌が訪れた時こそが、「地獄の始まり」だと想定して、投資戦略を練りたいと思います。
near says... ありがとうございます
お答え、ありがとうございます。今後も貴殿のブログでいろいろ勉強をさせていただきます。更新、楽しみにしています。