苫米地英人さんの言葉に反感を覚えた会社員の私。
職業としてのサラリーマンを選ぶことで引き受ける最大のメリットは「毎月の収入が保証される」ということですが、その副作用は「給料脳」になってしまうことだと思うんですよ。この副作用がキツいんですよね。
私が会社を辞めるまでに5年ぐらいの熟考期間があったんですけど、主に何を考えていたかというと「やめた直後からお金が稼げるかどうか」っていうことなんですよね。
稼げるわけないんだから、そんなことに悩まずにさっさと辞めなさいよ、って当時の自分には言ってやりたいですwww
これはサラリーマンの発想に他ならなかったな、と今となっては思います。
サラリーマンって、会社の風土や仕事に慣れたり、仕事で成果を出したりする前から、お給料もらえますよね。実はこれはかなり特殊なことだと思うのですよ。
つまり経営者が、「この人はこのぐらい働いてくれるだろう」という予測に対してお金を払ってるわけですよね。つまり先払い。しかも成果が上がらなくてもお金を出してくれる。
これはありがたい反面、慣れるととても危険なことだなーと。
で、月に使う生活費がもろもろ込みで30万円なら、生活費の30万円を稼ぐために30万円の仕事をする、ということが当たり前になってしまって、つまりこれが「給料脳」です。給料脳になると、「大きな成果を得るために一時期の無収入に耐える」っていうことができなくなると思うんですよ。
会社辞めて、起業しますよね、で、自分の労力と時間を全部突っ込んでも、最低でも1年ぐらいはお金稼げないと思う。
それが当たり前なんだと思う。
でも「給料脳」になってしまっていると、その1年という期間が「異常期間」に見えてしまうんですよね。
今の私には「給料脳」のほうが特殊に見えるんです、これは本当に。
で、この1年の無収入期間を耐えることができる人だけが、自分が好きなことを仕事にでき、なおかつ自分の人生を通じたテーマを深めていくことができるんじゃないかなって思うんですよ。
以前、苫米地英人さんの本をすごく読んでたことがあったんですが、苫米地さんも「成功したいなら、働いている場合ではない」って書いてて。
その当時サラリーマンだった私は割と衝撃を受けつつ反発を覚えたんですよね。
苫米地さん曰く「高校を出てから最低でも20年は本気で勉強しないと、世界の変化についていけるだけの下地を作れない」と。
じゃあ、この下地を作るとかいう20年とやらをどうやって食っていくんだよ、ってことなんですが、「親に頼れるなら頼れ」。
それができなければ「コンビニとかで奴隷として働き最低限の生活費を確保して、とにかく勉強に全時間と労力をつぎ込め」と。それが自分にレバレッジをかけて成功するための第一歩なんだ、と。
苫米地さんを読むきっかけになったのは、そもそも『しんさいニート』っていう本があって。
- 作者: カトーコーキ
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2016/09/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (2件) を見る
震災に遭遇し、自分を責め、運命を呪い、完全に自己否定につぶされそうになったカトーコーキさんがたどり着いたカウンセリングルームがあるんですけど、この漫画がすごくよかったんですよ。カウンセラーの存在を支えにしながら、カトーコーキさんは「苦しみ」を人生の「宝物」に変化させてみせた、そんな魔法みたいな瞬間を描いた漫画だったから。
で、カトーコーキさんが通っていたカウンセリングルームに私も出かけたんですよね。その時、カウンセラーの芥川先生が勧めてくれたのは、「あなたは自分の力でなんとかできる人だから。ルータイスのコーチングメソッドの本を読むといいですよ、苫米地英人さんが翻訳してるんですよ」っていうんですよね。
- 作者: ルー・タイス,苫米地英人,田口未和
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2011/12/14
- メディア: 単行本
- 購入: 5人 クリック: 206回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
私は結構素直な性格なのでいわれた通りにルータイスの本を読み、苫米地さんの本も今kindleアンリミテッドで読み放題なので、アンリミテッドのタイトルは全部読みました。本を読み終わったとき、苫米地さんに抱いていた、「オウムの時に登場した怪しい学者でしょ」、っていう印象が覆りました。
昨日、ひろゆきの『働き方 完全無双』についての書評をブログにアップしたらすごくバズったので、やっぱりみんな私と同じように、自分の生き方に迷ってるんだろうなって思ったんですよ。
ひろゆきも、苫米地英人さんも言ってますが、「まずはヒマを作り出す」ってことがすごく大事なんだろうなって思うんですよね。
みんなは嘲笑する対象かもしれませんが、1年で奇跡の復活を遂げて現在総資産65億円の与沢翼さんも、ドバイに移住したのは「人付き合いを断つことで時間を作り出すため」ということを言ってました。
これからの人生をどうするか。
迷ったり悩んだりしているとき、人に聞くとかお酒飲んじゃうとか、なんとなく似たような属性の人ととつるむとかで、時間を過ごすことははっきり言って無駄です。まずはひとりになることが大事だったのだなと、迷走続きの私も、40歳を超えて本当に実感してます。
まずはヒマを作り出す。暇を作り出すためには場合によっては会社を辞めてしまったほうがいいと思うんです。私はやめてよかったです。
で、やめてみて気が付いたのですが、5年も自分を迷わせた「給料脳」が怖いと思ったし、「給料脳」に染まってしまった自分を深く深く後悔しています。
じゃあどうやって生計を立てるんだよ、って言ったらまずは「10000時間を費やしたもの」で稼ぐ、っていうのが近道だと思う。
私の場合は書くことです。
現在、私は自分の「労働時間」をゼロに近づけていっています。
例えばブログとかで自分の思考をリアルタイムで書くことは、自分のためになることでありお金のための仕事ではないですし・・・。
でも、お金になるんですよね。今はいい時代です。noteで有料で配信すれば、お金になるし、このブログにもアドセンスを張れば、それでお金になるんです。元手ゼロで無料のツールを利用してお金が稼げる時代に生まれて本当によかったと思ってます。
現状の私は、noteだけでも生活できそうな見通しが立ったんですよね。
それプラス、家族がやっている会社の手伝いをして、収入を補完しています。
今が、30万円の生活費のために30万円の仕事をしているのなら、たとえば33万円の給料がもらえる会社に転職する、とか、やめて退職金などのまとまったお金をゲットするとかして、ヒマを作り出すための資金を作るのがいいのではないかなと私は思います。
あと勉強することがそのままお金になるような仕事にジョブチェンジするとかも、いいのかもしれない。エンジニア養成プログラムつきの転職サービスとか。
ヒマを作り出し、自分を見つめる。今置かれている自分の位置を見極める。そのうえで自分に足りないものがわかったら、必要な学習をインテンシブにする。
そうしたら、私2.0になれる。そう思います。
私2.0ってなんだろう、っていうのを考えたときに、とにかく、言いたいことを言ってやりたいことをやって、それで幸せ。自分をそういう状態に常においておくことで、いずれ見えてくるんじゃないかなと私は思ってます。
フリーランスでスキルアップしながらしっかり稼ぐフューチャリズム
うつ病や発達障害など障害がある方の就職と定着を支援する施設【ニューロワークス】 TECH::CAMPの即戦力エンジニア養成プログラム【TECH::EXPERT】