告白~満蒙開拓団の女たち~
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ETV特集 アンコール「告白~満蒙開拓団の女たち~」
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番組内容
戦前、岐阜県の山間地から、旧満州(中国東北部)・陶頼昭に入植した650人の黒川開拓団。終戦直後、現地の住民からの襲撃に遭い、集団自決寸前まで追い込まれた。その時、開拓団が頼ったのは、侵攻してきたソビエト兵。彼らに護衛してもらうかわりに、15人の未婚女性がソ連兵らを接待した。戦後70年が過ぎ、打ち明けることがためらわれてきた事実を公表した当事者たち。その重い事実を残された人々はどう受け止めるのか。
出演者ほか
【朗読】糸博,【語り】余貴美子
チャンネル
- 2017年8月5日(土) 午後11時00分(60分)
- 2017年10月7日(土) 午後11時00分(60分)
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埋もれた戦争の性被害 ~老医師の告白~ ー2018年3月17日(土)放送
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涙が止まらなかったです、今ある平和を当たり前と思っていた自分を恥じました。
いつも思います。こういった重要な番組はもっと早い時間に放送してほしいです。私自身は東京で生まれ育ちましたが、戦争の話はこどもの頃から聞かされてはいました。
けれど、まだまだ知らないことが多いのだと、改めて知らされました。
もっともっと、こういったことを知るべきだと思いましたし、大きな力で伝え続けて欲しいと思います。
祖父が聞かせてくれたシベリア抑留生活、あの鶴にのってねー、日本にねーかえりたいとねー。声がよみがりました。また、祖父は中国残留孤児の来日の折には一日中、テレビの前で、地名、名前など思い当たることにはメモを取り、あのりりしい祖父が時より涙をためていました。50年たっても消えない自責の念だったのか。祖父がわの世代を知らない若い人は男達はひどいとおもったかもしれない。
語りたくない暗い過去。でも、我々後世のために口を開きだした人たち。この世から消えて良い記録などない。この映像は義務教育の教材に使用し、全国民に共有されるべきものであると思った。平和について考える良いきっかけになる映像だ。久しぶりに本当に良いものに巡り会えた。これから日本で議論を巻き起こすことになる一作だと思う。
戦争の犠牲者はいつも、一般市民である。
現在でも女性が性的被害者になり、国際社会から非難を受けることは、各国で繰り返されている。
今回は今の日本人に直結しており、「生きるか死ぬかを乗り越えて、今、生きられている」という発言と事実の重みがある。
視聴後に、何もそしゃく出来ない自分が居るが、ただ言えるのは、解釈をせずに番組を終え、視聴者に委ねたのは良かった。
何がきれいで、汚いか、何が正しいか、間違っているか、まだ分かりませんが、今年、二十歳になったこの時に、この特集をみることが出来て本当に良かったと思いました。日本人が、ロシア人が、中国人が、そういうことは関係なく、大切なことはもっと別にあると感じました。その時代を生き抜いてそれを語ろうと活動をして下さって本当にありがとうございます。いつか岐阜に行きたいです。
戦争に興味がありたまたま見た黒川開拓団。
今が本当に幸せか身に沁みました。
終戦後、満州に取り残され、絶望の中で、生きるために女を使ってなんとか生き延びて、戦後も明るく笑顔で前向きに生きていた女性に感動しました!
痛い苦しい貧しい生きる力がなくなってしまった現象はずっと残り逃れない現実が伝わったよ。戦争は絶望的世界を作っていく世界です。改めて戦争は反対。隔たりなき世界でありますようにお願いしたい。
私の知らない世界だった。
実際に考えてみれば「ありそうな」仕打ちで、女性たちの気持ち、周りで助けられた人たちの気持ち、忘れてはいけない。いろいろな人の犠牲で今の日本を生きている事を再認識した。
声を上げた人たちの為にも、皆が知らない戦争の悲惨さをより多くの日本人が知るべきだと思う。
薄々こうしたことがあったんだろう、とは気がついていないはずがなかったと自分でも思う。旧満州にも行ったし、方正の集団自決慰霊碑も訪れたし。それでも、ここで「告白」された事実はあまりにもショッキングで重い。
悔しい!彼女達に悔しさ恥ずかしく絶望感を経験させた事に日本人として怒りが込み上がってくる。彼女達が後に幸せを多く感じられた人生であったことを祈る。
大変いい内容の番組でした。歴史修正主義がばっこする昨今、このような番組で負の歴史遺産として知らせることが大事です。父も学徒動員に、にわか仕立て少尉として中国へ、肺炎から大病を患い生死をほうこう、北京陸軍病院で一命を取り留め。病院すら将校は厚遇、兵なら死んでいたといいます。戦争は弱いものほど犠牲に。組織が違っても同じです。
きな臭い世の中だからこそ戦争の負の部分というか真実の暗部を伝えるべきだと思うのでとてもよかったです。接待にいくしかなかった女性たちの気持ちを思うと涙しか出ません。女の子たちの身に70年前に実際に起こったことをもっと皆に知ってほしい。彼女たちと同じ年代の戦争を知らない子達にこそ見てもらいたい番組でした。
これはNHK特集でやって欲しい。
どんな年代にも見てもらえる時間帯でお願いします。これは本当に考えさせれる、重要な番組内容ですから。
とてもショッキングな内容に驚き、見ていて涙が出てきました。人に決して話したくないような辛く苦しい体験を、もう死んでいくんだからと話して下さった女性たち。勇気を出して話してくれたことに感謝すると同時に、もう決して同じ過ちを繰り返してはいけないと思った。女性たちの声に多くの人が耳を傾けてほしい。ゴールデンでの再放送を希望します。
なぜ集団自決しなかったんだろう。
生き残るために女性がこんな悲しい目に合わなければならなかった日本。男社会が普通 だった時代。
若い女性が犠牲になっていた事実を初めて知った。
戦争は絶対起こってほしくない。
見ている間、見終わって、目が覚めても胸の痛みが取れません。
韓国の慰安婦問題が外交の問題として長く取り沙汰される中、自国の女性達が同じ苦しみを味わいながら生きてきた事をどれほどの日本人が知っているのか?知らずにいた事が申し訳なく思います。この番組を作り発信して下さった事に感謝をしています。
満州について、そんな悲劇が起きていたという事実を番組を見て初めて知りました。あまりに直接的な表現ではないのですが、どんな事があったかを想像するだけで悲惨でした。テープからの母の強さにも感動しました。
胸が詰まる思いで見ていました。このような番組をもっと放送してほしい。
戦争の犠牲者の女性たちが、残り少ない人生だからと、真実を語る姿に感動しました。日本軍の身勝手さと、残された開拓者たちの無念さがわかりました。命を大切にするということを、改めて考えさせられました。
同郷の人々を救うため、ソ連兵の求めに応じ「接待」という名の性的搾取を強いられた十数名の女の子たちの、70年もの沈黙を破る声。接待役を免れた妹さんは姉達にホースを差し込み洗浄する役目だったとの証言には涙が溢れた。生き延びる為に全てをかなぐり捨てさせられる戦争の実相。生存者さんの勇気ある声を応援したい。
女性たちに何か保証、慰謝料などは、あるのでしょうか?韓国の従軍慰安婦よりも、国の為自分たちの為に体を犠牲に沢山の命を守った方に多くの賠償金を支払うべき、名前も、住所も、何をしたかわかっているのに。
満州でのソ連兵による暴虐は知っていましたが、こんなに能動的に女性が犠牲になっていたとは知りませんでした。番組最後に証言された女性が生きて帰ったからこそ喜びや苦しみも知った、と言う言葉に救われました。すばらしい番組です。何度も再放送してたくさんの人に見てもらいたいです。
筆舌に尽くしがたいとはこの様な事ではないでしょうか。話して頂いてありがとうごさいました。番組にして下さってありがとうごさいました。今は「ありがとうごさいました。」としか書けません。
戦争の犠牲になった女性たち~どんな思いで生きてきたのか、胸が痛んだ。ようするに、このことは戦争の反省は、未だになされていない事の1つの事例にすぎないように感じた。新聞・テレビを見ない若い人がおおくなっているので、戦争の悲惨さなどをどう伝えて行ったら良いのか、真剣になってメディア関係者は考えて欲しい!TV以外で。
戦争中は、こういう事、いろんなところであったんだろうな、と漠然と思ってましたが、この件を初めて知り、率直な意見として、やはり、ショックでした。そして、今まで、黙っているしかなかった人々に思いをはせると、涙しかありませんでした。自分だったら、姉、妹だったら、娘だったら…といろんなことを考えてしまいました。今回の辛い記憶を話して頂いた皆様に感謝し、ご多幸あれ。
亡き母は幼い頃満州で育ちました。記録誌等で近しい方々のご苦労は知っていましたが、開拓団によっては「接待所」なるものの存在あったことは知りませんでした。
歴史の裏には必ず女性の悲劇が潜んでいます。村人の命を救うためとはいえ、余りにもむごい代償を背負わされた女性たち。生きることは死ぬことよりも残酷であったのだと知り、余りのショックに言葉がありません。
みんな薄々わかっていたはずなのに、口を閉ざして知らぬふり。無責任で卑怯な態度しか取れない日本人が、本当の日本人像。正しい歴史認識は足元からはっきりさせて行きたいと感じました。
生きるために、恥がありません。歴史そのものがもともと恥でできたものが多い。
70年もの間語らずに生き抜いた女性達。
その、気が遠くなるような年数、毎日を想うと言葉になりません。
戦争は想像もつかないいろいろな悲しみがある。
女性が こんなコトになるなんて。
私なら生きて帰らない。悲しすぎる。
「満洲」引揚時の性被害当事者が、カメラの前で、自身の体験を証言した番組はこれがはじめてではないでしょうか。戦時性暴力研究の進展にもかかわらず、そして事実としてはよく知られてきたにもかかわらず、当事者の声を聞き取ることは至難でした。番組制作当事者の勇気と誠意のたまものだと思います。
極限の状況で死を選ぶか、生きることを選ぶか。それは人間に託された最後の自由で、なおかつ試練なのだと感じた。若い娘たちは立派だった、時代をはるか遠く生きる私は彼女たちの願いをくんで生きること。
どちらも戦争の被害者、戦争するというのはこういうこと。告白して下さった方に感謝したい。
子を持つ親も、そうじゃない人もツラいこと、生きるか死ぬかの瀬戸際だった。
誰が開拓団を責めることができようか。
戦争とはこういうこと。
あなたの大切な方々がもしかしたら…。
想像してほしい。
亡き祖母が言ってた。詳しくは言っていなかったがただ繰り返し、戦争はいけない、戦争はいけない…。
妻から放送の内容を聞いて、見ておかなげればならないと思った。戦争だけはしてはならない。
犠牲のもとに帰れた。
皆さんはもっともっと感謝しないと。
立派な人生でしたと言いたい。
仲間、家族を守るために、取引の道具とされてしまった女性たち。現代を生きる私からは想像もつかないような深い深い闇を抱えて人生を送ってきた過酷さは、堪え難いものであったろう。戦後72年、語り聴くには遅すぎることはない。
こういう番組に取り組んでいただけるなら、受信料も惜しくはありません。
極めて凄惨(せいさん)で残酷な内容でありましたが、事実を伝えることが憲法9条の誓いを活かす礎になると確信しております。
10日の再放送だけではなく、以後の再々放送もご検討ください。
涙が止まらなかった、勇気のいる公表は随分考えたことでしょう。私は宮尾登美子さんの本等読んで、いろいろ苦労があったと知りましたが、今回はとても辛い思いでした。全て戦争の犠牲だったと思います。
母が同じ世代で満州からの引き揚げ者で、似た話を良く聞いた。国家の責任を強く感じる。若い世代の人は知るべきことと思います。
すばらしい番組をありがとうございます。こうした歴史的な意義のある番組を作成されるNHKに敬意を表します。がんばってください。
戦争は人間同士の殺戮(さつりく)でしかなく、人間の尊厳そのものを平気で失わせる。時代、国に関係なく、心も体も深く傷つけられるのは常に、罪の無い市井の人々だ。だからこそ、軽々しく戦争が出来る国にしてはならない。開拓団の乙女達は、村、家族のために犠牲となったが、生きて帰国したからこそ喜びもあったと前を向く。同じ女性として深く心が痛んだ。
ショックな話だったが、今になって告白してもらえてよかった。韓国から慰安婦問題で訴えられているが、日本でも組織的に性の相手をさせられた女性たちがいた。戦争は愚かなこと。男も女も悲惨だ。誰も責めることはできないが、自分だったらどうだろう。性の潔癖症と生への執着とどちらが勝つか。ムラ社会の悲劇という印象もある。被害にあった女性たちをねぎらいたい。
この事実をこのタイミングで伝えて下さりありがとうございます。
女性方々の犠牲、犠牲あっての今、そして、どんなドン底を体験したとしても太陽のように周りを明るく照らす女性である事。
でも戦争は絶対ダメだと強く思った。
満蒙開拓団の集団自決などについて話を聞いたことがあったのですが、「このようなことも…」と辛い気持ちになりました。初回放送の時は途中までしか見られませんでしたが、心の準備をすることで再放送は全編見ることができました。そのことを語っていただいた皆様に感謝します。
使節団数百人が生き抜くためにソ連軍に護衛してもらう事と引き換えに数ヶ月繰り広げられた性接待。15名の未婚女性が何も知らされず酒席の相手かと思って接待所に行ったら布団が並んでいて鉄砲を担いだままのソ連兵…。戦後70年を経て語る選択をした女性たちは立派でした。過半数の少女たちが戦後日本に戻り家庭を築き無事生き延びてくれうれしいです。
私の父(大正13年生)も、少年開拓団員だっそうです。
私が大学で従軍慰安婦の事を知り、話題にしたら…
「戦争だからな…」と呟きました。
生前、もっと話を聞いておくべきだったと思っています。
お風呂の中で「ここは おくにの何百里 離れて遠き満州に…」と何度聞いたことでしょう…
黒川開拓団を日本に帰国させるために、15人の未婚女性に敬意を表します。このドキュメンタリーを見た後、普段自分の悩みが飛んでしまいました。今日一日一日を大事にして過ごすようにこれから心がけます。ありがとうございます。
録画をみて:
告白した女性のお一人は、開拓団が自決を迫られた修羅場で「一瞬の難関」を経たのだと仰り、帰国し今を楽しめることを終わり良ければ全て善しとする。女性の息子さんが「みんな当事者で、みんな被害者だった」と語る。
戦争が弱者を食い物にする悪行と言う他なく、辛くとも人が生き抜くことの意味と価値を知らされた想いの好番組でした。一見に値します。
「(お国のための)満州開拓団」という美名や、「お腹いっぱい食べられる。自分の土地が持てる」という誘いで、民間人に侵略の協力をさせた歴史として、心に刻みたい。だまされないために!告白してくださった方の悲しみ、つらさ、命をつなぐたくましさを受け取りました。
私も満州引揚者の一人ですが黒川開拓団の様な事実があったとは全く無知でした。
大きなショックと同時に大きな驚きでした。
深く深く考えさせられます。
NHKを評価するとともに感謝します。
こういった番組を続けて放送していただきたいと思う。できれば、学校などでもみていただき、戦争について考える時間を誰もが作ってほしいと思います。
ロシアや中国、朝鮮人が日本人にどんな酷い事をしたか、沢山の人に知ってほしい。私達日本人はただ戦争加害者だと弾圧されるのはおかしい。
再放送で二回見ました。起こったことのあまりにもの悲惨さ以上に、それを語る女性達と、あと息子さんの、その姿の人間的な美しさに心打たれました。
衝撃をうけた。
あの環境で、自分を律し、甘んじて犠牲になった人。
それを、黙って受け入れ、嫁にもらい、立派な子を育てたこと。きれいごとではすまされなかった、生きて日本に戻るため、という強い意志に、女性たちの告白の重さを感じた。
70年以上もこの上なく辛い過去を語れずに生きてきた女性たちが晩年にやっと公に語り出した勇気を心から讃えたい。
この事実を1人でも多くの人に知って欲しい。
ソ連兵に襲われた収容所で、朝鮮人慰安婦らが犠牲となって日本人婦女を救ってくれたという話はきいたことがあります。しかし開拓団の幹部が協議して、若い女性を提供したという話は初めて聞き、衝撃を受けました。今死ぬ前に語っておきたいと考えた彼女らの気持ちを、真剣に受け止めねばならないと思います。是非、もっと早い時間帯に再放送して下さい。
自分は、養護教諭ですが、女性の命や性が、時代(戦争)によって、こうも残酷に、傷つけられということを、今に生きる私たちは、知っておかないと、いけないと思いました。この事実(負の歴史)を、隠さず、後世に伝えていかなくてはいけないと強く思います。
また、知らなかった日本の歴史を知りました。とにかく犠牲となった彼女たちに伝えたい一心で筆をとりました。平和が大事だとか、戦争は二度と繰り返してはならないというのも正論ですが、それ以上に体をはって家族を、日本人を守った彼女たちに、私は「ありがとう」のお礼も述べていないとこに気づきました。彼女たちのおかげで今の私達があることに心からお礼を申しあげたい。
戦争を生き抜いてきた方の言葉に対して私が感想を言うのもおこがましい程、重過ぎた。同じ過ちを繰り返してはいけない。