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以前の記事でも少し触れましたがここ数年、タイ及び中国産金魚がヘルペス以外の正体不明の疾患で突然、頓死する症例が多数報告され上海錦魚園でも輸入を一時的に自粛する状況が御座いました。 パートナーであるSiamGoldFishのポール氏も輸入をする時はファーム毎に状況確認を行い慎重に対応するよう申し出があると共に常に実況報告を受けていたのです。 どうにも釈然としない精神状態のままで国産金魚の上物確保に奔走していたのですがポール氏から突然「おおよその原因が判明してきたので確認に来い」と連絡が入って来たのです。 お得意様からライオンヘッドの良いのも頼まれてることだし行ってみますか!! 今や世界最大の生産地として多くの金魚達を世界中に供給するタイ・ラチャブリー地区。 ここは世界最大の淡水エイ“ヒマンチュラ”の生息するメークローン川河口の広大なデルタ地帯にあり血管のごとく無数に広がる運河の潤沢な川水を利用した大規模な養魚が行われます。 ファームのスタイルは大きく二分されており、その一つは日本の高級金魚養魚場と同じくしたコンクリートタタキによるもの。 主に華僑系の経営が多く高級品を生産しています。 もう一つは人工的に作った野池を中心にした量産スタイルで地元農家から転業したファームになり華僑系ファームの下請けも担っています。 ポールが今回、問題を提起してきたのはこの野池養魚の実態について。 “ハネ魚”の放流ですから色々な品種がゴチャ混ぜです。 元々は水田やサトウキビ畑だった場所を掘り下げて水路から水を引き込むだけの簡易野池に大手ファームから譲り受けた大量の“ハネ魚”放流します。 三角州の栄養豊かな土壌であるうえに干潟を埋め立てた影響から適度な塩分も溶け出します。 これで金魚達はグングンと急成長を遂げるのですが・・・ ポール氏曰く、野池養魚の金魚が増えるにつれ正体不明の疾患が猛威を振るい出したと言います。 確かに池の水はどう見ても泥水。 決して衛生的には見えません。 そういう訳で最近ではSiamGoldFishや多くのバイヤーは野池養魚の金魚を仕入れなくなったのだとのこと。 さて、売れなくなった野池の金魚ちゃん達は何処へ・・・ 「儲かりまっせ」とおだてられて養魚を始めた田舎の農家のおっちゃん達は売れない金魚を川に流したりしませんから。 市場へ持って行って安売りします。 こんな感じ。 ぱっと見はデカくて選んだら上物でも通りそうです。 でも、こんなの掴まされたら1週間後には・・・ いくら儲かると言ってもウチでは仕入れません。 専門店なのですからね。 でも、専門店じゃない方も買い付けに来てまして・・・ 皆様も安売りにはご注意を。 |
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